詩百の木82
○日 時 :2003年8月12日(火)
○場 所 :吉祥寺Star Pine's Cafe
○出演 :タテタカコ,キッチン,さねよしいさ子
シンシュンのミ−勝俣伸吾(pf),大川俊司(Bass&Ac-Gt),小川美潮(Vo,
Bass&Shaker)
○演奏曲:(シンシュンのミ)
1.ハスクリア
2.デンキ
3.Old Devil Moon
4.花の答え
5.恋
6.12月21日
7.私は宝
アンコール
8.はじめて
○コメント
出演したアーティストのとても特徴・個性が際だっていて,とっても楽しい演奏会でありました。
トップバッターのタテタカコさんは長野の飯田市を本拠に活動しているシンガー&ソングライターだそうです。
エレピで弾き語りしました。まっすぐで誠実な感じ。素直で力強い歌と,日常を題材にした様な歌詞が印象的でした。
キッチンは,吉祥寺周辺で活動するアコースティック・デュオ+1?
ユーモラスで軽妙な持ち味で,心が軽くなるようなステージでした。浴衣姿のゆかりちゃんが可愛らしかった(^^;
いまどきこういうのほほんとした若者がいるんだな〜と,おじさんとしては嬉しくなってしまいました。
さねよしいさ子さんは,コンピ・アルバムなどでは聴いたことがありましたが,生を見るのははじめて。
新作をレコーディングしてきたばかりということで,エレクトリック・ギターとピアノをバックに,素晴らしい歌声を披露してくれました。個人的に,この日最高のステージだったと思います。
旧作のCDをゲットしたくらいですので,お世辞じゃないですよ。
さねよしさんは高校生時代にチャクラのファンだったそうで,”南洋でヨイショ!”のサビをアカペラで歌ってくれました。
独特の甘くて力強いボーカルは,当分忘れられないものになりそうです。CDのカードを見て,歌詞を味わってみたいと思います。
トリは新ユニットで挑んだ美潮さん。正直言うと,前の3組の演奏が素晴らしかったので,負けちゃうかも?と心配していましたが,やはり美潮さんは美潮さんでした。
まあるい豊かな声質はまさに One and Only
で,スタパの音響と相まって,美しさが際だっていました。
また,故福沢諸さんのハスクリアを聴けたことは,本当に幸運でした。おそらくLove,
Peace & Trance
はもう再現されない一回だけのユニットと思われるので,この素晴らしい曲が美潮さんのボーカルで聴くことが出来たのは,幸せでした。
花の答えでは,ベースを担当しました。今ひとつ自信がないのか,演奏前に”音,おっきくない?”と何度も確認してました(^^;
オタク的な部分としては,12月21日の歌詞は特に二番が相当変えて唄われました。心情をさりげなく綴った様なこの曲は,唄うたびにその時々の心模様を映すのかもしれません。
この日は美潮さんの呼びかけで出演者が浴衣姿で登場しました。美潮さんは
Asian Fantasy
の海外公演の時に木津姉妹から頂いたという浴衣で登場。他の男性陣は,甚平姿でした。大川さんはどことなく”ちゃんこ鍋屋のオヤジ”風に見えました(笑)
美潮さんの歌は相変わらず美しかったのですが,演奏の方は,歌声を堪能するためにもうちょっと安定感が欲しかったと思います。