仙波一夜・仙波清彦&カルガモーズ


○日時:2005年12月15日(木)
○場所:高円寺ジロキチ
○出演:
  仙波清彦(Perc,Dr,指揮)
  izumi・明日香・大西秀雄・萱谷亮一・郡司顕吾・小林武文・澤田聡・杉本晋也・多鹿大介・テツモトケンジ・美鵬直三郎・平田智美・本間恭子・村瀬弘晶・目黒直弥・山田貴之(以上Perc類)
  高橋香織(Vln,Dr,)・バガボン鈴木(Stick Bass,Dr)・福岡ユタカ(Voice,Pec)
  飛び入り:矢壁あつのぶ(Dr,Perc)・グレース(Dr,Perc)

※コメント
 総勢20名からなるトドーの打楽器ライブ。すんごいもの,珍しいものに行ってきました。打楽器は好きだけど,自分では叩けないし楽器にも詳しくないので,正確にリポート出来ませんので,ご容赦(ご注意)ください。
 
 ジロキチ内は約2/5が出演者に占領され,テーブルも取り払われました。
 どんなんなるかな〜とワクワク。出演者全員が入場してきます。ドラムスが2台,パーカッション多数。名前も知らない打楽器が雑然と置かれたステージ。香織さんとバガボンは後方に,仙波さんは最前列に位置。打楽器陣は左右180度に広がります。
 タバコの火を点けようとするライターの音をきっかけに,迫力満点の演奏が始まりました。
 ベーシックなリズム・パターンに次第に変化とアクセントをつけていく感じ。早めの曲は意外にタテノリで,さながら「人力クラブ・ミュージック風」?!
 こちらには相当合わせて叩いているように感じますが,テキトーにテキトーな演奏なんだそうです(笑)
 仙波さんが時折手と表情で合図を送り,演奏者ごとに休めとかソロれとか言ってる模様。
 小林さんの曲という「遊民の夏」以外は,ほとんどインプロだった様です。
 前述した通りクラブ的4打ちリズムではありますが,そこはかに日本風,アジア・エスニックのエッセンスが感じられ,無国籍打楽器饗宴の夜は更けていきます(笑)
 萱谷さんと仙波さんのスネア対決! 多鹿さんと仙波さんのタンバリン対決! 山田さんと仙波さんのケンガリ?(韓国の打楽器−シャンシャン鳴るヤツ)対決! 見物,聞き所満載です。
 後半のスタートは,竹豊で東京バンブーボーイズのアレのロング・ヴァージョン。
 全員でお煎餅を囓ったり,コンビニ袋を擦って音を出したり,ペット・ボトルを叩いたりつぶしたりの熱演!?
 バガボンは10弦のステック・ベースで終始パーカッシブにリズムをキープ。香織さんは(たぶんテキトーに)彩りを添えます。福岡さんは客席の止まり木に場所を位置し,座ってコーヒーを飲みつつ(^^;,小型のヴォイス・シンセ?サンプラー?を操作しながらエコーが深くかかったヴォーカルを即興で歌ってくれました。
 最後は導入部長めのオレカマで終了。既に開演から2時間半を経過していたアンコールは,仙波さんがドラマーを指名して次々の交代で叩きまくり,バガボンや香織さんまで叩きました。さらに遊びに来てた?矢壁さんやグレースさんを招き入れ,いつ終わるともしれないライブは11時近くまで行われました。
 速攻で電車に乗り,終電ギリギリで帰還できました。
 会場はいつになく熱気に溢れて暑く,夜中の1時近くになってしまった夜道は,思いっきり寒かった〜