三橋美香子
Sings Outsiders
○日時:2005年7月22日(金)
○場所:吉祥寺 Manda-la 2
○出演:
三橋美香子(Vo) 1,3-14
内橋和久(El-Gt) on 1-7,9-14
太田恵資(Vil,Vo) on 4-14
梅津和時(Sax,Clarinet) on 6-7, 10-14
○セットリスト:
第一部
1)Human Behavior (ビョーク)
2)ゴッドファーザーのテーマ (インスト)
3)懺悔の値打ちもない (北原ミレイ)
4)食虫花
5)遺伝子操作
6)区役所通りのブルース (久保田安紀)
7)?
第二部
8)Mother (John Lennon)
9)子連れ狼 (橋幸夫)
10)修羅の花 (梶芽衣子)
11)Strange Fruits (ビリー・ホリデー)
12)清河(チョンハー)への道 (新井英一)
13)ゴッドファーザーのテーマ
アンコール
14)夢は夜ひらく (藤圭子)
※コメント
“三橋美香子がこの世の底辺で生きる人々を唄いあげます。”という,前置きがシリアスで怖いライブに行ってきました。納涼怖いもの見たさライブ観戦(笑)
ヘビーで暗く辛い選曲。カバーがほとんどです。美香子さんが切々と歌います。
最初は内橋さんのギターから始まり,ゴッドファーザーではギター・ソロも。美香子さんは黒いドレスで登場。
この日の演奏はインプロビゼーション部分が多いようでしたが,ピッタシ合って,無駄な部分は感じられません。
演奏は達人ばかりなので,見事なものでした。特にサンプリングを交えた内橋さんのプレーぶりには,感心しました。太田さんは,ハンドマイクを使ったり,アンコールでは雄叫びもあげました。梅津さんは意外と控えめでした(^^;
“Mother”の斬新な解釈とアレンジ,キッチン・ドリンカーズとはまた違って,しっとりとした“子連れ狼”。
美香子さんの歌は力強く,丁寧に歌い上げていきます。
J-POPとは違う昭和歌謡とジャジーでエスニックで無国籍な達人達による演奏。まったく個性的な一夜でした。
それにしても意外に暗くなかったな。帰り道,死にたくなる,なんてことはありませんでしたもん(笑)
そして,これはきっと“ブルース”なんだと感じました。