○KAO's Session (詳細↑)

○セットリスト
 mishio.com参照

○補足
 香織さんは,エレクトリック・ヴァイオリンをメインに,アコースティック・ヴァイオリンも弾きました。
 文ちゃんは,シンセ・ギターをメインに胴体無ギターも弾きました。
 吉森さんは,ピアノとシンセとアコーディオンとピアニカも弾きました。
 一本さんは,胴体無エレクトリック・ウッドベースを中心に,5弦エレキ・ベースも弾きました。
 ?さんは,ステージに出たり入ったりしながら,色んなパーカッション類を地道に演奏してました。
 仙波さんは,オヤジ・ギャグ以外は,ドラム一筋でした。
 美潮さんは,ギャグ以外は,唄一筋でした。
 大川さんは,撮影係一筋でした(^^;

○コメント
 ヴァイオリンの高橋香織さんのセッション。行って来ました。エイジアン・ファンタジーとか,仙波清彦さんのライブとかで,ときたまお姿をお見かけしていましたが,メイン・アクトとしては,はじめて拝見しました。
 開演予定時刻の20分後頃にジロキチに到着。まだ入場させていなくて,お店の前には20人ほど並んでいました。
 7時を回ったところでようやく入場解禁。リハを終えた,美潮さん&大川さん,仙波さん&かおりさん,文ちゃん&少年Aなど,次々に出演者・関係者が場外に退場していきます。
 Yさん,Tさん,Mさん,Kさんとテーブルを囲み,後ろの壁際には,美潮さんと撮影係の大川さんが控えています。
 ステージはだいたい1時間ずつの二部構成。最初から元気が良い,ノリが良い演奏が聴かれました。6/8拍子の曲が多かったように思いました。
 ジャズ→HANIWA→プログレ→ところによりラテン・中東→ジャズ という感じのアレンジは,テクニカルながら,そこここにユーモアが散りばめられ,実に良い感じにリラックスして楽しめました。 
 ほとんどの曲に各パートのソロが挿入され,個性の強いヒトビトが,即興芸を披露していきます。壊れそうで壊れない,まとまらなさそうでまとまる演奏は,職人芸であります。
 特に文ちゃんのギターは,ギター装置自体がとても好調だったようで,美潮バンドでは聴かれない(一部聴かれる(笑))プログレっぽい速弾フレーズが炸裂し,独特の音質と相まって,いっそう弾けた楽しいプレイが堪能できました。
 板倉"王子様"文ちゃん,サイコー!
 吉森さんのソロは,フリー・ジャズっぽくて,アクションを交えて適度に力が入っていました。
 一本さんのプレーはけっこう多彩で,ジャズからファンクまで,幅広い音楽性を感じました。
 香織さんのプレーは,曲からも来てるんでしょうけど,メロディーとリズムに一体感がある様に感じました。コンポーザー寄りのミュージシャンの個性を持っている様に思います。延々とアドリブを演じるといより,キッチリ構成された演奏に,アドリブを交えての美しいヴァイオリンの響きが聴かれました。
 仙波さんはいつも通り仙波さんで,余裕できっちりテキトーに手数・足数が多いプレーをキープしてました。テクニックが抜群なのはもちろんなんですが,なんちゅうか,一種独特のグルーヴは,ローナン・オスノディと共演させたいくらいでありました。
 一部の最後には,あの名曲−新大魔神−が披露されました。100年ぶりとか言ってましたが,実際には10年ぶりくらいなのかな? 大ウケ!
 二部の2曲目から美潮さんが参加。夏風邪をこじらせて喉の調子がもう一つということでしたが,少しハスキーなハスクリアがハスクリアな感じでした(笑)
 個人的に一番盛り上がったのは,「チェニジアの夜」。スキャット・ボイスが軽快に炸裂した,楽しい演奏でした。
 アンコールの最後の最後に,ウエイトレスを演って盛り上がり,約2時間半のセッションは終了しました。
 何より,香織さんの嬉しそうな笑顔が印象に残りました。

 ・余談
  演奏終了後,tricomiのチラシを配っていたかわいしのぶちゃんに,どさくさに紛れて握手して貰いました。ラッキー!
  福岡智彦さんもサイケ物理のチラシを配ってたけど,握手しませんでした(笑)