☆原田知世 live tour "music & me”


◆日時:2008年3月1日(日)
◆場所:恵比寿 ザ・ガーデンホール
◆出演:

  原田知世(Vo & Perc)・伊藤ゴロー(Gt)・鈴木正人(Wood-Bass & EL-Bass)・伊藤葉子(Dr)・中島ノブユキ(Pf & Key)・伊勢三木子(Vln)・徳澤青弦(Cello)・吉野友加(Harp)
   ◆ゲスト:大貫妙子・オニキユウジ・キセル・鈴木慶一・高木正勝・高橋幸宏


◆コメント
  デビューから25年。アルバム発表と共に行われた全国ツアーの最終日に行って来ました。
  全体的に落ち着いた雰囲気で,サウンドはアルバム「music & me」と同様に,静かでアコースティックでナチュラルなものでした。
  約1時間のセットが2回とアンコールが3曲ほど。最初は知世さんのボーカルで3曲ほど演奏され,続いて次々にゲストが登場し,一緒に歌いました。
  キセルと2曲やった後,一部の後半には慶一氏が登場し,一緒に3曲ほど演りました。まだ聴いてないアルバム「ヘイト船長とラブ航海士」からも一曲披露しました。
  休憩の後,ユキヒロがドラムを叩いてバカラックの「Are you there」を。続いて知世さんがリクエストしたというYMOの「キュー」をデュエットしました。想定外の選曲にどよめきが(^^;
  そして,この日発言解禁!ということで知世さん,ユキヒロ,高野寛,高田漣などが参加する新バンド結成と,CD制作のニュースがお披露目されました。バンド名はよく聴き取れなかったんだけど「PUPA」らしいです。メデタイ \^.^/ アルバムは3月中には完成の運びとなり,15曲も入っているそうです。ユキヒロさんはドラムスもビシバシと決まって,かっこよくて元気でした。新バンド,とっても楽しみです。
 
  はてさて最後のゲストは大貫妙子さん。「色彩都市」と「彼と彼女のソネット」を一緒に歌いました。
  楽器編成からも予想出来ると思いますが,ダンスナンバーはほとんどなく,スウェデイッシュ・ポップス・シリーズからは「ロマンス」一曲だけでした。これはテンポを落として演ったんだけど,イマイチだったような。
  アンコールはキセルと「くちなしの丘」を演ったあと,ターボー,慶一,ユキヒロが横に並ぶという初の試みの中,知世さんの十八番である「ムーンリバー」が歌われました。
  あと一曲忘れてるよね! ということで,ダブル・アンコールにギターとドラムスだけの小編成で「時をかける少女」が歌われ,25年間の集大成のライブは終演しました。
  知世さんの衣装は(たぶん)一部ではクロっぽいキラキラするドレスかな。二部は肩を出した白い衣装。アンコールはTシャツにジーンズでした。髪型は最初はアルバムジャケットと同じおかっぱ風。二部は後ろで玉葱状に束ねてました。
  とてもハートフルなコンサートでした。音量音圧は少なめで,ボーカルが良く聞こえました。音はまずまず良かった。歌も10代の時とは見違えるような表現力を持ったし,知世さんの笑顔も幸せそうでした。クックックッという可愛らしい笑い声も聴かれました(^^;
  今回はとにかくゲストが多くて,少し流れが悪かった感じもしますが,お祝いのコンサートなので,それも良いでしょう。新バンドも楽しみだし,これから益々の活躍が期待されます。


 で,コンサートの内容は良かったのですが,一言文句を言っちゃいます。

 ガーデンホールは二回目だったんですが,チケットを買う前から危惧していた通り,今回の音楽には相応しくない場所だったと思います。
 整理番号順に入場させていたんだけど,開演予定時刻の18:00には僕を含めてまだ入場が終わっていませんでした。軽く1200名は入れてたと思いますが,大半は立ち見でした。演奏が始まったのは18時25分頃。ほとんど隙間がない状態で待つのは辛いものです。第一部はほとんど見えませんでした。ガックシです(._.)
 15分の休憩のとき,トイレや喫煙にいく人がいるので,空いた前のスペースに人が移動するのは当たり前。僕も何とか隙間を見つけて,後半はかろうじて知世さんの顔が見られました。知世さんはハンドマイクで走り回る人ではなく,ほとんど全て中央のスタンドマイクで歌うので,背丈の小さい人は最期までまったく見えなかったと思います。
 終盤に知世さん自身が「見えにくかったでしょう。ごめんなさい」と謝っていました。実は前のツアーでも同じことをステージから謝っていました。
 こういうことを何回もスターに言わせるのは,スタッフの責任が重いと思いますが,いかがなものでしょうか。せめてスクリーンを用意するべきだっと感じました。
 ビデオカメラが入っていたので,おそらく発売されるであろうライブDVDを見ればよろしいのでしょうけど。
 また,空調はどうなってたんでしょう。後半から特に蒸し暑くなってしまって,腕時計の温度計を見たら33℃になっていました。コートを脱げない状況だったので暑くてたまりませんでした。この件も知世さんがステージから言ってたな