Grada
日時:2003年3月5日
場所:南青山マンダラ

内容:
 よく考えてみたら,今年はまだコンサートに行ってませんでした。ってなわけで,ケルト・ミュージックのグラーダの初来日公演に行ってきました。
  music-plant 主催。公式サイトはこちらであります。グラーダはニュージーランドをベースに活躍しているケルト・バンドだそうで,メンバーは以下の通り。
 アラン・ドハティ (フルート/ホイッスル/ギター/コーラス)
 アンドリュー・レイキング (ウッド・ベース/ボーカル)
 アンマリー・オマーレイ (ボーカル/バイロン/パーカション)
 ブレンダン・オサリヴァン (フィドル/コーラス)
 ジェリー・ポール (ギター)
 会場の南青山マンダラはライブハウスとしては老舗だと思いますが,はじめて訪問しました。同じ曼陀羅グループのStar Pines Cafeとちょっと似ています。良い雰囲気だけど,食べ物は場所柄かちょいと高め。開演時には満員の盛況ぶりでした。
 開演の50分ほど前に入場すると,後からピーター・バラカンさんが入ってきました。よくお会います(^^;)
 ドハティのたどたどしい日本語を交え,和やかな雰囲気の中演奏は進みました。各楽器のアンサンブルが素晴らしく,相当な演奏力を持っていると思います。
 こういうことを言うとたぶん怒られると思いますが→ルナサとキーラのある部分を合体した感じ。リズムの展開が私にはとても楽しく感じられました。かなり複雑なリズムもあったと思いますが,こういう風に軽やかに演ってくれると楽しいですね〜
 中心はインストものですけど,オマーレイさんがボーカルをとる曲はかなりポップでキュート。こちらはタマリンと通じる部分が感じられます(←また怒られそうだ)。
 彼女,サイトに掲載されている写真よりもずっとステキで,ボーカルも清涼感があって良かったし,彼女の奏でるバイロンは本当に素晴らしいと思いました。一曲一人で弾き語りをやりましたが,これも素晴らしかったです。
 フルートとホイッスルを担当し,帽子を被ったドハティさんとクラシックのミュージシャンの様な風貌の(?)フィドルのオサリバンさんが主にユニゾンでメロディー・ラインを奏で,あとの3人ががっちりとリズムを支えます。
 ギターのポールさんが一番身振りが大きいパフォーマンスで,ギター・カッティングで引っ張っていく感じ。この5人のコンビネーションが,素晴らしいグルーブを作り出していました。
 特にジグやリールタイプの曲ではちょいと捻りが効いたアレンジ。バラードは素直な感じでした。
 アンコールで一曲歌ったベースのレイキングさんのボーカルも味わいがあるもので,お気に入りになりました。
 グラーダはまだ若いグループだそうで,これからの展開が楽しみです。