○タイトル:Flook New Year
Special 2006
○場所:南青山曼陀羅
○日時:2006年1月6日(金)
○出演
セーラ・アレン(フルート・アコーディオン),ブライアン・フィネガン(ホイッスル・フルート等)
ジョン・ジョー・ケリー(バウロン),エド・ボイド(アコースティック・ギター)
※コメント
今年初のライブ観戦は,ケルト系インスト・バンドのフルック。新作が素晴らしかったので楽しみにしていた。
4年前に来日しているそうだが,CDは1枚しか持っていない。CDを聴く限りでは,緻密で超絶な演奏をするバンドだと予想していた。
左からセーラ,中央にエドとジョンが座り,右にブライアンの布陣。新作以外の楽曲はまったく知らないのだが,素晴らしいライブだった。
エドのカッティング・ギターとジョンのバウロンがリズムを支え,セーラの柔らかな音色のフルートが中低音を支え,ブライアンがテクニカルな速いフレーズを奏でるのが基本のスタイル。とてもバランスが良い。
全体的に音色がとても明るく,楽しく,ボーカルがなくても音が歌い,踊る。特に世界一とも言われるジョンのバウロンは本当に素晴らしい!右手のスティックは数本交換しながら色々な音色をたたき出す。
ブライアンのホイッスル&フルートも歯切れが良く,スカッとした切れ味抜群の演奏だった。
紅一点のセーラは,フルートを吹くとき,左足の膝をほぼ垂直にまで高く上げた姿勢を保つことがあった。あれはどういう意味なんだろうか?
司会役のエドは3時間勉強したという日本語で曲の解説を。それに他のメンバーが茶々を入れる。お茶目なところもあって,実に良い雰囲気のバンドだった。
終盤には,エドが音頭を取って,観客席を3つにわけ,それぞれにトロンボーンの様な音を出させ,曲に挿入を試みるが,我々があまりにもヘタッピだったんで,ジョンとエドは頭を抱えてしまった(笑)
アンコールでは,バンド結成10周年の記念にヨーコさんがロウソクを立てたケーキを用意し,ステージで吹き消した。この時写真を撮って!とメンバーが口にしたが,そう急に言われてもな〜 デジカメを持っていけばよかったにゃ!