エンケン・バンド


○日時:2005年11月24日
○場所:吉祥寺 Star Pine's Cafe
○出演:遠藤賢司(Vo, Gt, Harp)・石塚俊明(Dr, Cho)・湯川トーベン(Bass, Cho)

※コメント
 遠藤兄弟の衝撃が強烈だったで,今回はバンドの方も見てきました。一階席の真ん中辺で観戦。
 最初一人で1時間少し生ギターの弾き語りで演奏。髪の毛立ってます(^^; 初っぱなは“夜汽車のブルース”でした。
 あまり話をせずに,曲ごとにギターを持ち替え,ガンガンとストローク・プレーをしながら,熱唱します。何の迷いもケレンミもないストレートな歌と演奏。
 今回もピック・アップを使わずマイクで音を拾っています。ギター交換担当の人(2名)と,スタパのスタッフも加わって度々セッティングしなおしますが,手際よく淡々と仕事をこなし,ダレずに気になることはありませんでした。陰の功労者ですね。
 この日は来年発売予定の新作に収録されるという新曲もたくさん披露してくれました。
 エンケンのギターは独特。本当に良く鳴ります。というか,鳴らすことを一番大切にしている感じ。
 ボーカルはつぶやくように歌うときと,大絶叫するときと硬軟入り乱れますが,最後までまったく乱れず,圧倒的。
 休憩を入れずにエンケン・バンドの演奏。爆音ロック!
 アンコールを含めて2時間半のステージは,とにかくパワフル。重量感溢れるベースとドラムス。ぶっとい音。後半2曲目のパンキッシュでヘビーなハード・ロックが印象的でした。
 終盤2回に渡ってエンケンが客席中央まで入ってきて,客にギターを触らせながらの熱演。1メートルの間近で歌う表情も見られて,感動しました。
 最後はトシとトーベンのソロも交え,映画のタイトルにもなっている“不滅の男”のパンク・ヴァージョン。

 日本にエンケンあり!

 日本人に産まれたからには,一度は実際にステージを見ておくべき国宝級の男です。