Dervish
LIVE
○DERVISH
○日時:2004年6月20日
○場所:渋谷クラブ・クアトロ
○出演:
Brian McDonagh(mandola), Tom
Morrow(fiddle), Liam Kelly(flute, whistles,co),
Cathy Jordan(vo, bodhran), Shane Mitchell(acordion),
Michaek Holmes(bouzouki), Seamus O Dowd(guitar
harminica, vo)
コメント:
Dervishを見るのは今回で二回目。
頭痛持ちのあたしは,午後最悪のコンディションになってしまい,行くかどうか迷ったが,チケットを無駄にするのももったいないと,出かけた。
イブを飲んで,電車の中で仮眠したところ,なんとかかんとか病状は快方に向かうのであった。まったく病人だな〜(笑)
開演10分前頃に到着。会場は既に満員の盛況であるが,ドリンクを飲む気にならない。
係員?に案内され,ステージに向かって右側の補助椅子に着席。
ほどなくメンバーが入場し,演奏が始まった。ところが,左側のむさ苦しい3名しか見えない。あとで確認したら,キャシーを除いて,みんなむさ苦しかったけど(笑)
演奏はかなり良い感じなので,残念だ。演奏を聴いているうちに,頭痛が治まってきた。
45分ほどで休憩に入ったので,ドリンクを受け取り,中央後方の立ち見と転じることにした。
第二部はギターのSeamusが何と弾き語りでブルースを披露した。これが上手い! スライド・ギターが唸る! ケルト音楽と違った面が見られて,良かった。
メンバー全員が再び登場し,ドトーの演奏とあいなった。
演奏スタイルは,キャシーがボーカルをとるナンバーは穏やかなフォーク・ナンバーが多く,インストものはにぎやかでダンサブルなものが多い。
各パートがソロをとるスタイルはほとんどなく,アンサンブルとアレンジで勝負するタイプなのだが,Lunasaの様に一糸乱れぬ超絶技巧ではなく,適度にルーズなところがあり,グルーヴを確認しながら演奏する様なスタイルだ。
これが実に心地よい。
クワトロのお客さんはノリが良く,みんなもあたしも身体を動かしながら楽しんでいた。
アレンジはアルバムに収録したものと少し変えているようで,終盤に演ったのは,プログレっぽい感じだった。ハーモニカを取り入れているのも良い感じだった。
二回のアンコールを含め,二時間半,余裕を残しながらの演奏。キャシーのボーカルも美しかった。
間口と奥行きの広いバンドだ。本当に楽しいライブだった。
演奏が終わる頃には,すっかり頭痛は消えていた。