The
Chieftains Live
☆The Chieftains
☆日時:2007年6月1日
☆場所:オーチャード・ホール
アイルランド音楽の伝道師,チーフタンズの来日ツアー初日に行って来ました。チーフタンズは結成45周年。日本アイルランド国交樹立50周年だそうです。
デレク・ベルさんが亡くなってしまい,しかもフィドルのショー・ケーンが病気のために急遽来日出来ないことになり,どうなるかと心配されましたが,ハープにトリーナ・マーシャルを迎えてのライブでした。
出演は,オリジナル・メンバーのパディ・モローニ,マット・モロイ,ケヴィン・コネフの他,ゲストに若手女性グループのリアダン,ジョン・ビラツキ(フィドル&ダンス),ボイド・マクニール(フィドル),ライアン・マクニール(キーボード),ボーラ・ゴールディング。そして日本から元ちとせと林英哲。バグパイプのおじさん達も出ました。あと元さんの相棒がマンドリンとギターを弾きました。
ステージは休憩を挟んだ二部構成で,第一部早々からゲストが次々に登場し,各自のソロはほぼ無伴奏の演奏から終盤他のミュージシャンが参加して盛り上げていきます。
元ちとせは第2部で2曲歌いました。生で見るのは始めて。というのも彼女のボーカル・スタイルがちょっと苦手なのです。しかし,こちらの予想を裏切る活躍で,真っ赤なドレスに裸足で登場し,特に「Siuil
A Run」が素晴らしかった。この日のベストでした。
公演はチーフタンズのライブというより,アイルランド音楽のお祭りと言った感じで,終盤はダンサーがお客さんを巻き込んで一周し,和気藹々,色々な国籍の老若男女が相まみえて踊りました。男性のダンサーが凄かったな〜 見事!
さて,かなり高齢になってきたチーフタンズの面々ですが,たいしたものであります。これが最後かと思っていたけど,そうでもない感じ。ケヴィンのボーカルは軽快だし,ショーンのフィドルはけっこうパワフル,そしてパディのサービス精神に溢れた演奏は,往年と変わりませんでした。
やっぱり楽しかった。
アイルランド音楽の歴史を伝える音楽の重鎮は,いまなお輝き,生き続けていました(^^;