◇日時:2005年12月10日(土)
◇場所:すみだトリフォニーホール
◇出演(出演順):
マイケル・マックゴールドリック(バンド)
ハウゴー&ホイロップ
ソーラス with ジーン・バトラー
※コメント:
去年は行かなかったので,二年ぶりとなるケルティック・クリスマス。二階席の袖から見ました。
トップ・バッターはマイケル・マックゴールドリック。フルート&ホイッスル奏者ですが,すんません,全然予備知識なしです。ギター(ポール・ミーハン-ルナサ)とボーラン(ジョン・ジョー・ケリー−フルック)を従えての演奏。
なかなか良かったのですが,実はボーランの演奏が凄いと思いました。後で確認したらフルックのメンバーなんですね。フルックは来年早々に来日公演をします。行きます!
続いてハウゴー&ホイロップ。見るのは二度目です。前に見たときにはかなり弾けた演奏だったんですが,今回は大人しめでしっとりとした曲が多かった。相変わらず巧いです。楽しい!
休憩を挟んで主役のソーラスの登場。実は名前以外はあまり知らないのです。ギターが二本でリズムが分かりやすい分,ノリやすかった。非常に歯切れが良い演奏でした。リーダー格のSeamus
Eganが主に司会役を務め,時にバンジョーを弾きました。
ボーカルのDeirdre Scanlanは出たり参加したり。美しい歌声でした。
リバーダンスの初代プリマドンナであるジーン・バトラーがステージの前で踊ります。立ってるだけで絵になるほど美しい。タップを交えて素晴らしいアイリッシュ・ダンスを披露してくれました。
ソーラスにしてもH&Hにしても,古典的で典型的なケルト・ミュージックを聴かせたわけではなく(もちろんそういう曲もありましたが),非常に洗練されたフォーク・ミュージックというニュアンスがあったと感じました。
アンコールでは出演者全員が出てきて,即席バンドとは思えないキレの良い演奏。静から動へ脈打つような展開もアンサンブルも美しく,楽しく,大いに盛り上がって大団円を迎えました。
トリフォニーは素敵なパイプオルガンがそびえ立つクラシック向けの素晴らしいホールです。この日の比較的上品な演奏には,うってつけの会場です。5000円は安かった。
何だかとてもすがすがしい気分になるような,爽やかなライブでした。