Sharon Shannon Live Report 


シャロン・シャノン,リズ・キャロル&ジョン・ドイル
日時:2003年12月18日
場所:草月ホール

コメント
 シャロン・シャノンのライブを観るのは,これで4回目になる。
 会場の草月ホールははじめて来訪した。幅が広く,天井が高くて,上品で音響も素晴らしいところだった。
 最初に登場したのは,フィドルのリズ・キャロルとギター&ボーカルのジョン・ドイルのデュオ。はじめて聴いた。
 アイルランドには上手い人がたくさんいるもんだな,と感心した。特にカッティング・ギターは歯切れが良くて,テクニックも抜群であり,見事なものだった。
 15分ほどの休憩を挟んで,シャロンが登場。今回はバンジョー&マンドリンのメアリー・シャノンとギターのジム・マレイだけのトリオによる演奏だ。
 軽快で明るい演奏は,いつもながら。今回前の方の席で観られたのもあって,アコーディオンのタッチも聴くことができた。こういう明快で快活な演奏を聴くと,心が軽やかになる。
 シャロンのアコーディオンやホイッスル,フィドルは,いつだってウキウキするステップを踏むグルーヴを奏でる。
 演奏はちょっと短めで,1時間ほどだった。あれも聴きたかった,これも聴きたかった,もっといっぱい聴きたかったな。
 アンコールでは,出演者全員が登場して,ダイナミックだっただけに,時間が足りなかった。明後日のケルティック・クリスマスを待とう!
 シャロンの演奏では,新作リベルタンゴにも参加している女性ボーカリスト−ボーリー・スキャンロンが数曲唄った。
 かなり緊張して様子で,ボーカルは悪くないんだが,落ち着きのないパフォーマンスは?だった。やっぱシニード・オコーナーが来て欲しかったな(無理だけど)。