Sharon Shannon & The Woodchoppers
日時:2001年3月31日&4月1日
場所:台場 tribute of the love generation
アイルランドのとってもキュートなアコーディオン奏者,シャロン・シャノンの単独公演を見てきた。
楽しみにしていたけど,31日は季節はずれの雪に見舞われたせいか,東関道と首都高が大渋滞となり,1時間も遅刻してしまった。
公演は2部構成になっていて,2部からしか見ることが出来なかった。
この日はピーター・バラカンさんも来ていたようだし,ビデオも撮影していた。発売してくれると良いな。
そんなこんなで,翌日の公演も見に行くことにした。こちらは最初から最後まで見られた。
ウッド・チョッパーズのメンバーを含めて,総勢6名の構成。
シャロンはアコーディオンの他,ティン・ホイッスルとフィドルも披露した。
ベースとギターが男性。フィドル2本が女性。シャロンの姉妹がバンジョーとマンドリンを担当した。
ケルトのトラッドを基本としているわけだが,ペンギンカフェ・オーケストラのナンバー(ちょっと定かではない)も演奏した。
ボーカルはいっさいないのだが,シャロンのアコーディオンをはじめとして,全ての楽器が見事に歌っている。
打楽器をいっさい使わないのだが,アンサンブルが素晴らしくて,見事にグルーブしている。
どの曲も身体が自然に動いてしまうような演奏だった。
揺れるリズム,波打つグルーブ。凄くドライブするのだ。こういう音楽は始めて体験した。
CDよりもライブの方が断然良い!
もちろんシャロンはとても美しくてキュート。
フィドルだけの演奏の場面,シャロンとギターだけの演奏の場面,ギターとベースだけの場面など,各担当が主役に回った演奏の後には,観客と一緒にメンバー達も心から拍手していた。
ウッド・チョッパーズはとても素朴で家族的な雰囲気を持っていて,つかの間であるが,観客も家族になったような,シャロンの家に招かれたような,そういう感じのアット・フォームなコンサートだった。
シャロンもメンバー達もみんな笑顔。観客も笑顔ばかり。
元歌とか,演奏のテクニックとかはよく分からないけど,シャロンのアコーディオンは達人的だったと思う。
テクニックをひけらかすような,そんなお堅いものではなかった。演奏することを本当に楽しんでいるように感じた。
本当に楽しい2時間だった。二日間通って良かった。
叶うことなら,来年もまたシャロンの家に招待されたい。
またすぐに日本に戻ってくるよ,とシャロン自身が言っていたことはきっと実現してくれると思う。