Musafir-ムサフィール-


☆Musafir
☆日時:2007年7月18日(水)
☆場所:Shibuya O-EAST 
☆出演: 
  ハミッド・カーン:タブラ/Acoustic Director 
  サディーク・カーン:サーンラギ(箱型弓奏楽器)&ボーカル 
  チョゲ・カーン:カルタール(木製カスタネット)・モールチャング(口琴)&ボーカル 
  ジャミール・カーン:ボーカル&ハルモニウム(手吹オルガン) 
  サルダール・カーン:サーンラギ・ボーカル 
  ブッタ・カーン:ドーラク(両面太鼓) 
  スブキ:舞踊 
  アショク・クマール・バハリア:大道芸(駒回し) 

☆コメント
 待ってました! ムサフィール!! 
 初来日の初公演に行ってきました。 
 オールスタンディングはつらいな〜などと待ち時間には思っていたけど,演奏が始まってしまえばどうでもいいのよ(^^; 
 ムサフィールはインド北西部砂漠のラージャスターンからやってきた,伝統芸能楽団です。司会を担当したハミッド・カーンさんは,英語で明確に「ジプシー・ミュージック」と言っていました。 
 最初の方はドーラク,サーンラギなどの個人芸を披露し,拍手喝采を浴びました。ついでバンド演奏に突入。一曲ごとにメンバーが入れ替わり,太鼓系を除いて担当する楽器も変えていました。 
 口琴で面白い音やフレーズを奏でたり,パヨンパヨンする音の楽器(名前忘れた)たりと楽しくて,かつ,かなり即興音楽の傾向も見られます。
 紅一点のダンサー−ズブキさん−は,2曲とアンコールで踊りを披露してくれました。最初は剣を口にくわえて踊ったりもしました。踊りは後半のがノッてきた感じでした。
 演奏後ロビーに出てきたところを見ると,とても小柄な人でした。会場の女性客からはカワイイ〜の声がたくさんあがりました。 
 大道芸は自転車の車輪の様なコマをたくさん回して,いかにも大道芸なんですが,その風貌がユーモラスで,ピエロの様な感じにも思えました。 
 演奏は最初しっとりとしたボーカルから始まり,途中で楽器が加わってテンポアップし,ところどころにキメ!(ブレイクとポーズ)を入れて,変幻自在にテンポを変えてとてもグルーヴィーなものでした。 
 どの演奏者も歌手も相当な技量も持ち主と思いますが,テクニックをひけらかす感じはまったくなく,あくまで大衆芸能という感じでした。 
 ダンスもパフォーマンスも素朴で人懐っこい感じ。タラフなどの東欧系のジプシー楽団に比べると(比べてもしょうがないけど),上品な感じがしました。お札をおでこに当てたり,客席に乱入したりしないしね。アーティスティックと言って良いかも。 

 それにしても楽しかったな〜 女性客や外国人が目立つ客席も大いに盛り上がりました。 
 はるばる日本に来てくれて,ありがとう! おかげで鼻づまりも解消しました(笑) 音楽って素晴らしいね!