○日時:2005年9月13日(火)
○場所:新宿 Pit Inn
○出演:
高橋香織(Vln)・吉森信(Key)・ 一本茂樹(B)・仙波清彦(Perc)・小川美潮(Vo
on 08-11,13-14)・たしか大介(Perc)
ゲスト:村田陽一(Tlb)・Ma*To(Tabla, Synth)
○セットリスト
一部
01.6・1/2
02.キャタピラ
03.ポリネシアン
04.屋根の上の雄牛 (ダリウス・ミヨー)
05.見つからない森
06.Seventh of Wonder
二部
07.ダダチ!
08.Midnight Cock(真夜中の鶏)
09.SHAMBHALINE II
10.ふたつのドア
11.窓
12.梅肉エキス
アンコール
13.Misty (Johnny Burke/Erroll Garner)
14.新大魔人
※コメント
高橋香織さんのセッションも5回目,またまた行ってきました!
毎回少しずつメンバーが違っていますが,今回はギター・レスです。そのためかフル出場の村田さんが大活躍。スバラシィ!
仙波&一本のリズム隊は最初から飛ばし気味。Ma*Toさんのタブラが加わるスタート。
このバンドでは定番?の‘キャタピラ’ ‘ポリネシアン’(はじめて香織さんが作った曲)と続き,仙波師匠は各種楽器を駆使して頑張ります。たぶん世界一手数・足数の多いドラムだね(^^;
続いて,ダリウス・ミヨーの「屋根の上の雄牛(1918)」を演りました。本来はバレエ曲だそうです。この日はカリプソのリズムで,軽快に楽しく演奏されました。
ダリウス・ミヨー(1892-1974)
は,ユダヤ系のフランス人作曲家。若い頃はバイオリン奏者を志していたそうです。
その後作曲家に転じ,エリック・サティも参加していたフランス=ベルギー親善協会に出入りし,1917年にブラジル親善大使に任命されました。「屋根の上の雄牛」はブラジル音楽に触発され,作られました。制作時にはジャン・コクトーがパントマイム・バレーの筋書きを作り、公演した際には、サティは「上演用の三つの小品」を書いき、この催しは反響を巻き起こしたそうです。
参照サイト↓
http://homepage3.nifty.com/amnesique/SATIE/kanren/milhaud.HTM
http://www.geocities.jp/le_groupe_des_six/mihaud.htm
http://www.geocities.co.jp/NatureLand/5390/impressionist/milhaud/
とってもカワイくて大好きな曲‘見つからない森’に続き,村田さんの難曲で第一部はドトーの終演。
第二部のダダチという曲は,香織さんがお買い物をしていたところ,お隣の人が突然‘ダダチ!’と大声で叫んだそうで,これをそのままタイトルにしたナンバーだそうです(^^;
ダンス・ミュージカル[UZUME]にボイスで出演中の美潮さんは,公約通り踊りながら,時折ポーズを決めながら登場し,檸檬の月に収録されている‘シャンバラインU’を歌いました。この曲は村田さんがレコードでもトロンボーンを吹いていましたね。いつになく美潮さんはリキを入れて歌っていたようです。スバラシィ!
KAO's
ではお馴染みの‘ふたつのドア’,そして,‘窓’をで歌いました。これはサイコーの盛り上がりでした。
お馴染みになってきた‘梅肉エキス’で盛り上がり,いったん終了。
アンコールの‘新大魔人’では,大介さんのシェーカーを借りて,客席の袖から演奏し,最後にスキャットで加わりました。
美潮さんのお喋りは,本日の出演者を時代劇に置き換えたら?というもので,爆笑を誘っていました。
このユニットは,毎回数曲新曲が加わります。メチャメチャに上手な人ばかりのユニットで,奇数拍子やよく分からない拍子の曲が多いし,シャンバラインUも不思議な曲調だし,どれも一筋縄ではいかないのでですが,音感がワリィ私としては,コード進行とかカウントなんかを考えていても仕方ないので,ただ感じるままに聴いています。
次回はどーなるのかな?