○タイトル:Kao's
Passion
○日時:2005年12月8日(木)
○場所:高円寺ジロキチ
○出演:
高橋香織(Vln)・小野塚晃(Pf, Key,)・三好“三吉”功郎(Gt)・一本茂樹(Bass)・仙波清彦(Dr)・多鹿大介(Perc)・小川美潮(Vo,Shaker)
○セットリスト
第一部
01:6と1/2
02.あんぎゃ(行脚)
03.羊の見た夢
04.SHAMBERLINE II
05.ふたつのドア
06.キャタピラ
07.新大魔人
第二部
08.無題(香織さんによる新曲)
09.New Blues(三好さんの曲)
10.Misty
11.チュニジアの夜
12.BLUESETTE
13.Midnight Cock
14.梅肉エキス
アンコール
15.Abe
Maria〜16.ひょっこりひょうたん島
※ピンク色は美潮さんが歌った曲
※コメント
Kao's Session ならぬ Kao's Passion
に行ってきました。当初7日と思いこんでいた香織さんがメンバーにそう伝え,実は8日だったことに気づき,急遽参加出来るメンバーを揃えて開幕にこぎ着けたのでした(^^;
高円寺でラーメンを食って入り口に並びました。さすがにちょっと寒いのであります。ようやく入場して前列右側を確保。
左から小野塚さん,香織さん,仙波さん,一本さん,三好さん,大介さん。今回は全員がオリジナル・メンバーもしくは全員ゲスト扱いということです(笑)
前回,前々回に比べて一人少ないので,いつもより音圧が少なめ。これはこれで各楽器の音がクリアに聞こえて良い感じです。
始めて参加した小野塚さんは,大介さんを除くと一番若いのでしょうか? 最初少し緊張気味でしたが,途中から表情が和み,ソロパートを含めて素晴らしいプレイを披露してくれました。吉森さんよりに比べてピアノのタッチが少し柔らかい感じ。ジャズっぽい感じ。このためか,この日の演奏は全体にジャズ的な色彩が強かったように思います。
“癒しの女王”と紹介されて美潮さんは一部から参加し,スキャットを中心に軽やかな歌声を聞かせてくれました。相変わらず好調です。表情も可愛らしかった。
仙波さんと一本さんのリズム対は縦横無尽,手数の多さ抜群のプレイ。いつもながら呆れます(^^;
この日もカッコよかった三好さんは,ギブソンのセミアコ・ギターで通しました。口笛を吹きながらソロを弾いた時には,美潮さんがマイクをセットしました。リズムにアクセントをつけた大介君は,タンバリン,各種パーカッション,カホン等を取り替えながらサポート。
香織さんはエレクトリックとアコースティックのヴァイオリン二種類を使い,絶好調。以前知人から,「ヴァイオリンって,女性が弾くと男性的で,男性が弾くと女性的になることが多い」という話を聴いたことがあるんですが,少し納得しました。
けっこう長いブレーク・タイムがあり,終電を気にしながら,私としては早くやってくれないかな〜と思いつつ,結局最後まで演奏を見ることが出来ました。電車にも間に合ったし。
スキャット世界一と言い切っても良いチュニジアの夜は,リハなしで演ったそうですが,その方がいいじゃん?と言う美潮さんに,香織さんが恐ろしいとコメントを(笑) ブルーゼットでは,美潮さんのスキャットと香織さんのヴァイオリンの掛け合いも聴かれました。
アンコールは,歌詞カード?をずっと見ていた美潮さんが日本語でアヴェマリアを。クリスマスに近いからという選曲でしたが,たぶん始めて歌ったんじゃないかしら。間を置おかずに,美潮さんの踊りを交えたひょっこりひょうたん島が演奏されました。これはボサノバ的なアレンジでした。
あー楽しかった。来て良かったな,とシミジミ思う間もなく,会場を後にして,電車に乗り込んだのでした。