DIDGERIDOO
MAGIC
○日時:2005年8月18日
○場所:高円寺JIROKICHI
○出演:
荒井ABO誠(DIDGERIDOO, Bamboo Sax),渋谷毅(Pf, Key),ヤヒロモトヒロ(Perc),三好功郎(El-Gt),小川美潮(Vo,Per),
※コメント
DEDGERIDOOというのは,アポリジニの伝統的な楽器だそうだ。シロアリによって刳り抜かれたユーカリの木を使った,世界最古の木管楽器。口から息を出しながら同時に鼻で息を吸い,音を途切れることなく出し続けることが出来るそうだ。
ライブハウス−次郎吉−のマスターは,このDEDGERIDOOの名人であり,既に2枚のCDを発表し,定期的にライブも行っている。
http://www.jirokichi.net/abo/
今回のライブには,小川美潮さんが参加するということで,出かけたのであった。三好さんの真ん前で観戦。
会場は大入り満員。二部構成の第一部は,まず荒井さんが出てきて,いつもはドラマーが座るステージ奥でDIDGERIDOOを吹き始める。大地から聞こえて来るような,独特の音が響く。
続いてヤヒロさんが登場。カホンを椅子にして,たくさんの楽器を奏でる。遅刻気味に会場入りした三好さんは,最初慎重に音を選びながら演奏し,バツグンのテクニックのプレーを披露。前半はヤヒロさんがリードしていた感じだった。続いて渋谷さんと美潮さんが入場。渋谷さんは,珍しくキーボードを主体に演奏。美潮さんはアドリブで挨拶の歌を歌い,パーカッション類を叩きつつ,スキャットを交える。
一部は2曲に分かれていたが,共に完全に即興だった模様。アフリカを彷彿させるリズムから,ジャズぽいのから,よく分かんないのから,変幻自在。
第2部は荒井さんのBamboo Saxのソロからスタート。続いて会場全員でジャンケン大会。勝利者にはDIDGERIDOOとBamboo
Saxをプレゼントする大サービス。一回戦で負けちゃったな〜 残念(-_-;)
プレゼント大会終了後,ヤヒロさんのカホンを中心に,荒井さんは口琴を交え,美潮さんが‘朝だよ,新聞とってきてよ〜’などと日常生活?を歌う。渋谷さんのピアノで,One
Note Sambaへ雪崩込む展開。これは面白かったにゃ〜
続いてOn the Road。この曲もいつもとは違う(当たり前だが)演奏。途中から完全に即興となった。
三好さんのフレーズに促されて,美潮さんは即興のブルースで,ブリの出世を歌おうとするが???,イマイチよく分からない感じ(笑) 後半のギターの音色はほとんどプレーンな感じだった。
アンコールでは,ケセラセラを。そして,最後に荒井さんがDIDGERIDOOの独奏で終了。
DIDGERIDOOを間近で見聞きしたのは初体験だった。吹き方によって高い音から低い音,濁って太い音から,比較的澄んだ音まで,本当に色々な表情を見せてくれた。それだけでも収穫。
荒井さんの横には7−8本のDIDGERIDOOが立てかけてあり,取り替えながら吹いていた。形も音色も微妙に違うようだ。Bamboo
Saxは思いの外澄んだ音色だった。
即興演奏の面では三好さんとヤヒロさんが大活躍し,渋谷さんはサポートしていた感じだった。
見ている人も楽しそうだったけど,演ってる人もみんな楽しそうだったな〜 いーねー こういのも。
※補足
DIDGERIDOOというのは英米での表記で,アボリジニは「イダキ」「イギイギ」等と呼んでいるそうです。
参照サイト→
http://aborigine.jonai.net/didgeridoo2.html
こちらは音が聞けます。女性が吹くと妊娠すると言われるそうですが・・・
http://my.internetacademy.jp/~s0090253/fue/didgeridoo.htm