CYNDI LAUPER LIVE 2004




○CYNDI LAUPER 
○2004年6月21日
○渋谷公会堂
○出演
  Cyndi Lauper(Vo, Gt, Dal)
 William Wittman(Bass, Vo), Kat Dyson(Gt, Vo), Sam Merendino(Dr), 
  Steve Gaboury(Key, Accordion), Demi Bonet(Violin, Gt, Dal, Vo)
○セットリスト(公式サイトより)
 http://www.cyndilauper.com/live_conc_det.php?concdate=20040621
○ファンサイト
 http://www5d.biglobe.ne.jp/~cyndi/

○コメント
 シンディのライブを観るのは8年ぶりになるのだろうか。2階席で見学。
 これまで観たうちで最高だった。
 客の入りはもう一つの様で,9割ほど。これならもっと良い席で観たかったな〜
 定刻から15分ほど遅れてスタート。最近好んで着ていると思われる黒の衣装で登場。
 アカペラアレンジで,at last から,じっくり唄を聴かせる。続けざまに Shine を唄う。
 喉の調子はすこぶる良いようだ。パワフルに感じる。
 前半は比較的新しいナンバーを少しハードロック的なアレンジで演奏。2曲目から観客は総立ち状態。
 ドラム,ベース,フィドル&ギター,キーボード,ギターというシンプルな構成。今回パーカッションは入れなかった。しかし,演奏はかなり上手い!
 2曲目でシンディは早くも客席に乱入し,椅子に昇って唄う。この様なパフォーマンスは合計5回ほど行ったが,唄も呼吸もまったく乱れない。凄いや。
 グランドピアノの上に座ったり,寝転がったり,立ち上がったり,ステージ両脇に設えてある階段状のものに昇ったりと,やんちゃな演出は若い頃と変わりない。
 シンディはこれまでになく楽器(ギター,リコーダー,ダルシマー)を自ら弾き,一曲ごとにサウンド・チェックしながら,実に丁寧に演じた。
 後半はヒット曲が次々に奏でられ,Money Changes Everything の熱唱を最後に,1時間少々で終わってしまった。
 22日に誕生日を迎えるシンディに,会場からHappy Birthday to Cyndi の合唱が巻き起こり,アンコールでは,アレンジを相当変えたTime After Timeを唄った。
 会場に灯りが灯り,コンサート終了を告げるアナウンスが放送されるなか,観客の拍手は鳴りやまず,ダブル・アンコールが行われた。
 たぶんこれは演出ではなかったと思う。
 メンバーと打ち合わせし,Wha'ts Going On と Stay が演奏され,1時間45分のショーは終了した。
 シンディの唄は本当に素晴らしく,豊富な声量をひけらかすことなく,色々な歌い方を自在にコントロールしていた。
 若い頃よりもパワーアップしているし,高音もきっちり出ている。恐るべし五十代(笑)
 色々と感心したことが多かったが,音が良かったことも印象に残っている。
 PAシステムから雑音がほとんど聞こえなかったし,ちょこまかと動き回る裏方さん達の活躍も見逃せない。とても誠実なパフォーマンスだった。これこそプロ。
 演奏面では,ドラム,ベース,キーボードの男性陣は縁の下で,黒人ギタリストの女性とフィドルの白人女性(名前分かんなかった)がプレーもパフォーマンスもカッコよく,シンディの唄に華を添えていた。
 シンディの音楽は,CDよりもライブの方が何倍も素晴らしい。
 いつも日本のファンを大切にしてくれるシンディ。いっさい手を抜くことなく,熱唱してくれるシンディ。
 あなたとサポート・メンバーの誠意は,私達によく伝わってきましたよ!