YOKOHAMA PHYSICAL THEATER meets Act 4


◆〜両手に花
場所:横浜市開港記念会館
◆日時:2008年6月27日
◆出演:
  渋谷毅(Pf)・小川美潮(Vo)・金子マリ(Vo)・北京一(パントマイム)

◆コメント
 行って来ました。横浜市開港記念会館。美しい素晴らしい会場でした。音も良かった。由緒正しい建物だそうで,かの岡倉天心さんの生誕碑がありました。
 北京一さんのプロデュースで,お馴染み渋谷毅さんの両手に花公演。
 プログラムは休みなしの3部構成。最初に渋谷さんがピアノソロを奏で,美潮さんを招き入れて演奏しました。
 ご両人がいったん引っ込んだあと,美潮さんとマリさんが左手に並んで登場し,お二人でスキャットを歌うなか,白く塗った顔と衣装で北京一さんがパントマイムを披露しました。
 ついで渋谷さんが再びピアノを奏で,マリさんを招いて演奏し,最後に美潮さんも入って3人で演りました。
 美潮さんのセットリストは以下です。

   渋谷毅&小川美潮
  1)はじめて
  2)花の答え
  3)遠い夏
  4)On the Road
  5)窓
  6)おかしな午後
   渋谷毅,金子マリ&小川美潮
  7)Dear Mr.Optimist
  8)What a Wonderful Word
   アンコール
  9)ケセラセラ


 格式の高い会場のせいもあったのか,渋谷さんのピアノはいつもより丁寧な感じで,あまり飲んでいなかった模様(^^; 柔らかいタッチのプレーがとても気持ち良かったです。
 美潮さんもジックリと歌った感じで,どの曲も美しい声が会場によくマッチしていて,感動的でした。
 マリさんはシットリとした黒いドレスで登場しましたが,歌いはじめるとちょっと堅かった雰囲気を一変させ,会場を完全に自分の世界にしてしまいました。さすがのパフォーマンス。ときおり渋谷さんと小声で話していたけど,曲のことかな。
 3人一緒の演奏では時にユーモラスに歌い上げ,“Dear Mr. Optimist”では美潮さんと掛け合ったり,歌い終わったあと美潮さんと抱き合ったり,“Wonderful World”では美潮さんのボーカルをフォローしたりして,やっぱりこの夜の主役はマリさんだったね。
 北京一さんのパントマイムを見るのはたぶん2回目かな。前回は屋外のステージで動き回った記憶があるけど,今夜はあまり大きな動きはしないで,何かを開けたり,何かに昇ったり,赤ちゃん?を抱き上げたりと,色々な仕草で楽しませてくれました。
 四人のまったく個性の違うアーティストを一度に見られて,とっても贅沢な夜になりました。
 音域も声質も歌い方も全然違うマリさんと美潮さんが,渋谷さんの演奏をバックに一緒に歌うと,不思議に調和するするものです。お互いの信頼感や歌に託されたポジティブなメッセージが,きっと一緒なんだと感じた一夜でした(^^;

 本日はビデオ収録がありました。3台くらいカメラが入っていた模様。DVDになると嬉しいですね。