PUPAお披露目
pupa live '08 preparation 〜Before floating〜
◆場所:恵比寿リキッドルーム
◆日時:2008年6月2日
◆出演
●PUPA
高橋幸宏・原田知世・高野寛・高田蓮・堀江博久・権藤知彦
●Opening act:anonymass
権藤知彦・山本哲也・徳澤青弦・神田智子 & 一本茂樹(Bass)
◆コメント
恵比寿のリキッドルームははじめて。渋谷クアトロくらいのスペースで雰囲気も似ています。整理番号A401ということで,ここに5−600は詰め込んでいた模様。芋を洗う様なにぎわいでした。終わって出るのにすごい時間かかっちゃった。
オープニング・アクトを務めたanonymass定刻7時より少し前に演奏がスタート。30分強くらいのステージでしたが,これが良かった!
特に2曲目くらいにやったエスニックな風味のインスト・ナンバーがとてもキレイでした。ベースはお馴染み一本さんでしたよ〜
で,pupaです。デビューアルバム発売までちょうど一ヶ月に迫ったお披露目ライブ。
関係者以外は,まだ誰も知らない音というワケですね(^^;
宣伝しているグレーの作業服風の衣装で5人がステージに登場。オープニングのサウンドが響く中,全員微動だにしません。意外に演出してます。
ユキヒロはドラムスを叩き,演奏がスタート。このまま一曲終了後,知世さんが真っ白いシャツとグレーのスカート,網のストッキングを履いて登場。こちらも宣伝に使っている衣装です。各自の右肩にはナンバーが振ってあり,pupa1号〜6号という案配。知世さんは3号でした。
最初の2曲はワリカシカチッとした感じだったけど,あとはゆったりと緩めの曲が多かった感じ。曲毎に楽器を持ち替え,ボーカルも交代で歌います。
一番印象に残った曲は,前半に演ったもので,堀江さんが最初に歌い,途中からユキヒロと知世さんが入ってきて,最後はユキヒロがドラムスを叩いたナンバー。かっこ良かったです。
ベースレスで,生ドラムもほとんどなく,打ち込みと生演奏をミックスしたサウンドでした。ユキヒロの熱心なファンからすると,なるほどな〜という感じでしょうが,知世さんのファンからすると意外な展開かも。あまり歌わずに,むしろバックに回っている感じ。ユキヒロの歌の伴奏をキーボードで知世さんがつける,というのは25年前からすると,ちょっと想像が出来ないでしょう。
高野さんが歌うとやっぱり高野さんの雰囲気になるし,蓮さんが歌えば蓮さんのサウンドになるけど,メンバーの個性を入れながらも,けっこうバンドになっていて,どこにもないものというほど個性的ではないけど,さすがによく練られていると思いました。
曲調はフォーキーな印象だったかな。歌詞のせいかもしれないけど。「動」ではなく,「静」なバンドですね。
CDが出たら,歌詞をよく読んでみよっと。
試しにちょっとライブ演ってみよか,という雰囲気ではなく,よくこなれた演奏でした。さすがに経験豊富な人が集まったバンドですね。
アンコールでは6日がお誕生日のユキヒロさんにケーキのプレゼントが。ご本人には内緒で用意してたみたいです。
1時間20分ほどと少し短めでしたが,既存の曲をまったく演らなかったのは潔いと思いました。