Mozaik


Mozaik
 ◆場所:Star Pines Cafe
 ◆日時:2008年4月9日
 ◆出演:
  ■Mozaik
   Andey Irvine from America - ブズーキ,ギター,ハーモニカ,ボーカル等
   Donal Lunny from Ireland - ブズーキ,ギター,ボーカル等
   Bruce Moisky from America - フィドル,ギター,バンジョー,ボーカル等
   Nikola Parov from Bulgaria - ギター類色々,ホイッスル色々,イーリアン・パイプ,ニッケルハルパ,ボーカル等
   Rens Van der Xalm from Holanda - フィドル,マンドリン,ボーカル等

  ■オープニング・アクト
   大樹(たいき) - アコースティック・ギター
  ■セカンド・アクト
   リクオ(Pf & ボーカル)&山口洋(AC-Gt, ハーモニカ & ボーカル)

☆コメント

 新作発表のツアー最終日に行って来ました。開始時間7時の15分前に到着したんだけど,幸運にも前から3列目の特等席で見られました。客席は続々と押しかけてきて大入り満員の盛況。
 最終日はお祭りライブということで,ゲストも二組出演。

 まずは大樹。裸足で登場しました。始めて名前を聞く人ですが,アコースティック・ギターで自然や世界を描き出す様なプレーでした。フィンガー・ピッキング・スタイル(ご本人曰く)。ギターの弦をつま弾いたりひっぱたいたり。色々な音の出し方をして,素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。若くてルックスも良く,注目のギタリストです。

 続いては「リクオ/山口洋」のユニット。大樹は聴き入るような演奏だったのに対して,リクオさんがべしゃくりながら観客を乗せていく,楽しい演奏でした。ちょっとおやじがかかっていて,バホっぽい感じかも(^^;
 熱演しながら観客を和ませてくれました。山口さんのギター,カッコ良かったです。
 ここまでで1時間半近くかかりました。

 そして真打ち登場。モザイクは長い実績を持つ凄腕のミュージシャンが揃った多国籍な人達です。2002年に再結成?され,二度目の来日公演ですが,一回目は予約したにもかかわらず,見損ないました。
 ルックスを見ると,かなり年配なわけですが,演奏を始めるとこれが凄いのであります。
 いわゆるケルト・ミュージックの範疇に入ると思いますが,ボクが知る限りかなり逸脱したというか,アヴァンギャルドというか,プログレッシブな演奏をします。
 時間が経つに従って,だんだん凄い感じになっていき,後半のアンサンブルとノリは,特に際だっていました。音感がイマイチのボクには何拍子なのか,途中で変わったりして,よく分かんないんだけど,強烈なグルーヴを感じました。
 素晴らしい!
 それと伝統楽器の博覧会みたいに,色々な楽器を曲毎に,あるいは曲間に持ち替えながらの演奏。ニッケルハルパは,全部木製だったかしら。前に見たスウェーデンの「ヴェーセン」のウールフ・ヨハンセンが使っていたものに比べて小型でした。音は奏法の関係もあってか,とても澄んでいて,オーケストラのヴァイオリンの様な音色でした。
 アンコールでは,日本語のリフで「ファシスト達は消え去る」を客席と共に合唱しました。
 良いものを見られて感激ですが,もうちょっと見たかったな。終わったのはちょうど10時でした。