ハウゴー&ホイロップ・カトリオーナ&クリス
●日時:2007年2月3日(土)
●場所:銀座王子ホール
●コメント
○ハウゴー・ホイロップ
http://plankton.co.jp/h_h/index.html
まずは,デンマークのトラッド系のおぢさんデュオ(フィドルのハラードとアコースティック・ギターのモーテン)。見るのは3回目かな。いつも楽しいステージを見せてくれます。
超絶技巧のフィドルと歯切れの良いギター。こういうと静かな癒し系と受け止める人もいるかと思いますけど,それだけではないのです。抜群のグルーヴを感じる気持ちの良い演奏なんです。
主に座っての演奏だったが,足でリズムを取り,時にはタップみたいに音を出したりして,とてもリズミカル。
この日の会場は,クラシックの室内楽向けの小屋ということもあって,基本的にPAを使わないものでした。アコギは小さなギターアンプを使っていたけど,フィドルとモーテンのボーカルは,ノーマイクで奏でられました。モーテンは最後のセッションでも1曲フォーキーなシブ〜いボーカルを聴かせてくれました。
いやもう,ホントに美しく,息づかいや指使いまで聞こえてくるような素晴らしい“場”でした。
一音も聞き逃さないように,手拍子をするのももったいないくらい。
○カトリオーナ&クリス
http://plankton.co.jp/catriona_chris/index.html
こちらは予備知識なしに始めて見ました。カトリオーナ・マッケイ(スコティッシュ・ハープ)とクリス・スタウト(フィドル)のスコットランドのトラッド系のデュオです。
やはり目の行き場は,カトリオーナさんですね(^^; スコティッシュ・ハープの演奏を生で見るのは始めて。クラシックのハープよりもちょっと濁った音色で,こちらもPAを使わないため,とても美しく響きました。一曲ソロで演った曲が特に美しかったな〜
クリスのフィドルは,ハラードの音色に比べて艶があるように聞こえました。曲調は,途中でリズムが早くなって弾む感じになるということでは,ハウゴー&ホイロップと似ていました。足を打ち鳴らしての演奏も同じ。
最後に,全員で3曲演奏。デンマークとスコットランドのトラッド音楽の共演を東京で演るなんて,何かステキでしょ?
音楽って良いね! 音楽で世界交流が出来る演奏家って,良いね!