With You 〜みつめていたい〜

余計なうんちく・解決編


さて、いよいよ解決編です。解決編といってもあくまで私の仮説なのでそのまんま信用しないで下さいね

それでは主人公(伊藤正樹)が新宿駅に電車で降りたところから再現してみましょう。横浜から新宿ですから彼は東急東横線→山手線というルートで来たでありましょう。山手線外回りは13番線です。小説風に再現するとこんな感じ

正樹はようやく新宿に着いた。真奈美が乗る電車の発車まではもう時間がない。しかし正樹は新宿に来たのは初めてであった。正樹には真奈美が乗る電車がどれなのかわからない。とりあえずホームを見渡す。するとホーム4つほど向こうに特急電車らしきものが止まっている。あれかもしれない、そう思い正樹は階段を駆け下りコンコースを走る。しかし発車メロディが鳴り響く。もっと速く・・・正樹は走った。人の波を掻き分けさっき見た5番線の特急電車のホームに駈け上がる。しかし正樹の健闘むなしく列車は走り去るところであった。「真奈美ちゃ〜〜〜〜ん」正樹はホームを走った。しかし追いつけるものではない。遂には足がもつれ、転んでしまう。そして列車は走り去ってしまった。息が切れ、何も聞こえない状態の正樹。その後ろ姿を尻目に3番線から「成田エクスプレス」が真奈美を乗せ、反対方向に発車して行った・・・・・・。

つまり主人公は走るホームを間違え、回送電車を追っかけていたのである。

主人公バッカでー

以上が私の仮説であります。かなり無理がありますが、これしか考えつかないんですよねー。鉄道ファン的視点から見ると、新宿駅5・6番線と3・4番線のホームがずれていることをうまく利用した仕掛けになっていると思います。つまり正樹が5番線の最も北寄りまで走った場合、右を向いてもホームがなく、N’EXも見えない→気付かない状態にあるわけです。なかなかうまいトリックになっているなーと思いました。どっかのトラベルミステリーでこのネタ使ってくれないかなあ?

ここまで書いて思ったけど、正樹がこのことを悔やんで「俺は鉄道ファンになる!」と言い出さずに「俺は走る!」と言っているところを見ると、彼は未だに自分の間違いに気付いていないのだろう。誰か教えてやれよ

でも、もしこの仮説が当たっていたとするなら、こんな設定を考え出したカクテルソフトのスタッフもかなりアレということになりますな


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