ドラマ系(青春・ヒューマン・ラブドラマ)

It's Doramatic!


「生きてこそ」
監督・フランク・マーシャル
主演・イーサン・ホーク ジョージ・ハミルトン
アンデス山脈に旅客機が墜落。そこから始まる残留した若者たちのサバイバル・ドラマ。作品全般で、キリスト教色が強く、「人は窮地で人肉が食えるか」と言うテーマがおかれているのは有名。
最後に流れる「アヴェ・マリア」がとても感動的で味があり、思わず涙を誘われた。
ちょっと待っててね!


「ギルバート・グレイプ」
監督・ラッセ・ハルストレム
主演・ジョニー・デップ レオナルド・ディカプリオ ジュリエット・ルイス
小さな田舎町に住むギルバート一家を巡る出来事。巨漢の母の母のに障害者のレオ。長男ギルバートが様様な事件を超えて成長していく様子を描く。
作品全体にやさしさが溢れ、さわやかな気持ちになれる。レオの演技がうまいと感じた。



「告発」
監督:マーク・ロッコ
出演:ケビン・ベーコン クリスチャン・スレーター
些細なことでアルカトラズ刑務所に入れられ、非人道的行為を受けたヤング。これに対して、若者弁護士が刑務所を告発する。真実に基づいた話。前半部で、人格を変えてしまうほどの様々な行為を受け、それに耐えるケビンベーコンの演技は、物凄いとしか言いようがない。あそこまで演じきれるのかと言うほど。つまりは裁判モノなんだけれど、ここまで迫力があると感動を覚えざるを得ない。この頃、裁判モノがはやったね。



「グット・ウィル・ハンティング〜旅立ち〜」
出演:マット・デイモン ロビン・ウィリアムス
ウィルは天才的頭脳を持っていて、分析的になんでも批判できるが、自分を素直に出すことができない。出すことを恐れ、知識でそんな自分を隠そうとしている。そんな彼の前に一人の心理学者が現れ、彼は変わる。なかなか破ることのできない自分の殻を、次第に破いて成長していく姿が、ちょうど同じような時期にある今の自分に重ね合わせて見ることができ、心に響いた。



「シザーハンズ」
監督:ティム・バートン
出演:ジョニー・デップ ウィノナ・ライダー
雪の降るカラフルな町並みに現れた、はさみの手を持つ黒いエドワード。見かけとは反対に純真な心を持つ彼だが、次第に人間社会とのズレが生じてくる。町並みから何からカラフルでおとぎ話を見ているかのような映像効果。そんなメルヘンチックな雰囲気に醜いヒーローとヒロイン。さわやかな感動を与えられ、心があらわれる。たまに、こんな映画がむしょうに見たくなる。



「リヴァー・ランズ・スルー・イット」
監督:ロバート・レッドフォード
出演:ブラッド・ピット クレイグ・シェーファー
父からフライ・フィッシングを習った兄弟は、別々の道を歩んでも結局ここに帰ってくる。フライを通じて家族の絆を描く。とにかく美しい。背景も、兄弟の愛も。フライフィッシングをやりたくなる。ブラピの出世作で、今見るとあんなブラピも新鮮!このポスターめちゃいいよ。俺の部屋に飾ってあるんだ。
このポスターいいよ!


「イル・ポスティーノ」
郊外の詩人の家に毎日配達する郵便配達。彼は次第に詩の世界へ入り込んで行く。彼に詩を教えた詩人・そして町の酒場の美しい女性との愛を描く。美しい地中海をバックに、物静かではあるがとても詩的なストーリーが展開される。作品全体が一つの詩である。心なごむ感動作。主人公を演じた は、渾身の演技で、この映画のクランクアップの次の日に心臓病で亡くなったらしい。一昨年のキネマ旬報年間1位に選ばれてたね。



「フィラデルフィア」
監督:ジョナサン・デミ
出演:トム・ハンクス デンゼル・ワシントン アントニオ・バンデラス
一流法律会社に勤めるエリート弁護士ベケットは、自分がエイズにかかっていることがばれ、解雇される。
彼はこの不当な差別と闘おうと訴訟を起こすが、彼の体は確実に蝕まれていく。死を前にして交響曲にあわせて訴えるかのように踊るシーンが、なんとも切なくて泣かせる。トムハンクスの表情がいい。主題歌もいい。



「ザ・エージェント」
出演:トム・クルーズ
一流エージェント(プロ選手の契約とかを仕切る所)に勤める主人公は、金が全てのそれらに疑問を感じ、自ら提案書をつくり提出するが、すぐにクビに。彼についてきた売れないアメフト選手と一人の女性で、理想のあり方を求める。彼の「ハートでプレイしろ!」って言葉がいい。この映画で、トムクルーズは演技派俳優を目指したらしいけど、すんごいカッコ悪いんだよね。逆にそれが、彼の今までのさわやかなイメージを打ち破ってていいのかもしれない。でもちょっと、ガンバリすぎ。



「ショーシャンクの空に」
原作:スティーブン・キング
出演:ティム・ロビンス モーガン・フリーマン
無実の罪で服役させられている元エリートのアンディー。彼は服役しながらも、決して希望を捨てなかった。
え?という結末に驚きと感動を覚えた。スッキリする、んー感動と言うよりはこっちかな。「フォレストガンプ」を見たときのような感じを受けた。刑務所ものの重苦しい雰囲気の中に、明るい”希望”を随所に組み込んだところが良かった。

この作品について、かっつから紹介文をいただきました。彼は昔からこの作品を大絶賛していました。
これのどういう所が好きなのか、彼自身の考えを踏まえてまじめに語ってくれています。
少々大げさに書いたと言ってましたが、是非読んでください。      ⇒かっつの紹介文



「トレイン・スポッティング」
監督:ダニー・ボイル
出演:ユアン・マクレガー ロバート・カーライル
麻薬漬けの若者たちが、自らの過去を糧に自立していく話。若者の人生に対する悩み・葛藤などを軽快な音楽と共にテンポ良く描く。冒頭から何度も流れるユアンの言葉「Choose your future. Choose life.」が
ちょうど同じ時期にあり、自分の将来などに不安を抱えている僕には心にしみた。今までにないメッセージ的な映画で、ある意味変わっているけれど、なにか芸術的なものをを感じる。単館でロングセラーしていた。



「ボーイズ・ライフ」
出演:ロバート・デ・ニーロ レオナルド・ディカプリオ
母親の再婚相手との確執に悩む少年の真実に基づいた話。ディカプリオのデビュー作として有名で、見てみたが、本当に腹の立つ話。見た後に嫌な気分が残って、見なければよかったと後悔した。しかし、言ってみればデ・ニーロがそこまで悪役に徹しきれていたということなのか。いまいち単調さもあり、僕は好きになれない。じゃあ書くな?!



「バグダット・カフェ」
出演:マリアンネ・ゼーゲブリヒト
アメリカ西部のあるモーテルに、一人の太ったドイツ人女性が現れる。彼女はマジックなどを見せながら、次第に周りの人達を和ませていく。主題歌の「コーリング・ユー」は有名。物静かな作風で、彼女のユニークであるが常に他人のことを思う純粋な行動に、さわやかな感動を覚えた。なんか憎めない、そう言う人ときどきいるよね。90分と短いので、気軽に見ることができる。