2005年9月24日〜25日 旅メモ 東京〜神奈川編 神奈川県近代美術館(葉山館)で開催されていた シュヴァンクマイエル展と 宇野亜喜良が芸術監督を務める ダンス・エレマン「美女と野獣―ジャン・コクトーに捧ぐ」、 そして、ギャラリー冊で開催されていた野中ユリ展が目的。 「観る」に気持ちを集中した二日間の旅。 |
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上野駅で降りて、上野動物園へ。 台風が近づいていて、小雨が降りだす。 東京都美術館でやっているエジプト展へ向かう人が多い。 メガホンで「今なら並ばずに観れまーす」と 呼び込む係の人を横目に動物園へ急ぐ。 パンダを観るために。 |
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入ってすぐのところにいるパンダ。 残念ながらお昼寝中。 四六時中寝ているそうで、 起きている姿を観たければ、 ごはん時に来るのがいいみたい。 でも、寝ている姿も愛らしい。 |
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不忍池のハス。花が咲く頃に来てみたい。 曇りが似合う場所。 |
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あの建物は、ホテルだったかしら? 旧岩崎邸へ行けるかなと、前まで行くものの、 思ったよりも広くて、入っても全部観る時間がない。 残念。また、次回。 この辺りも一日のんびり散策したいところ。 |
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お次は、ダンス・エレマン「美女と野獣」。 草月ホールへ向かう。 うしろの方の席だったけれど、 あまり広くなかったので、よく見える。 借り物の双眼鏡で細部もじっくり鑑賞。 あのヘッドドレスとか、衣装がとても可愛かった。 ひなのちゃんお人形みたい。 宇野さんの新しい絵本「美女と野獣―ジャン・コクトーに捧ぐ」の世界が そのまま再現されたよう。うっとり。 幕間に宇野さんにサインをしていただく。どきどき。 舞台の写真はこちらで観ることができます。 |
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また地下鉄に乗り、九段下で降りて、 ギャラリー冊を目指す。 この日スタートの野中ユリ展へ。 コラージュや版画など、ゆっくりじっくり見る。 オープニングパーティーとのことで、お茶を頂く。 今回の展示の冊子と数年前の図録を購入。 数は少ないものの実際に作品を観ることが出来て感激。 コラージュも良かったなあ。もっと大規模な展示してくれないかしら。 このギャラリー、本当にすてきな場所だった。 天井までの本棚、飾り棚、豆本・・・ ずっといたくなってしまう。 目の前は静かな森。 |
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シュヴァンクマイエル展へ。 夜中に台風が通り過ぎたみたい。 電車とバスを乗り継いで葉山へ向う。 雲の流れが早くて、曇り空がだんだん明るくなっていく。 神奈川県近代美術館の葉山館。 海が目の前に広がる。いいところ。 |
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触覚の展示がおもしろかった。 博物誌、ぞわぞわするのに目が離せない。 アリスのウサギ、キングとクイーン、ファウストの人形、 悦楽共犯者のあのマシーン・・・ じっくりじっくり見たせいか、くらくら。 外でしばらくぼんやり海を眺める。 台風が去りつつある海は大荒れ。 波乗りをする人が見える。 雲がすばやく流れてゆく。 |
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葉山を後にして、鎌倉へ。 鶴岡八幡宮にお参り。 結婚式をする人。はと。観光客。銀杏売りの屋台。 |
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社殿の前で「あ、ここじゃない!」と叫ぶ若い女の子。 係の人に「大仏はどこですか?」と聞いている。 おみくじは小吉。懸案事項は、自分次第とのこと。 迷って悩んで交通安全のお守りをお土産に買う。 |
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江ノ電に乗って、江ノ島へ。 晴れてきて、うきうき。 |
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海がキラキラ。 誰かの家の居間をのぞきつつ、住宅を抜けてゆく。 海には波を待つ人。 |
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江ノ島駅で降りて、時間がなくなってきたので 早歩きで江ノ島へ向う。 台風のせいか橋の上は風が強くて、 海水も吹き上げられてくる。 |
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おみやげ物屋が並ぶ参堂。 エスカーには乗らず、階段を上る。 けれど途中でダウン。 時間もなかったので、ひとつのお宮だけお参り。 また、おみくじ。今度は大吉。 展望台まで行きたかったな。 電車の時間を気にしながら、駅へ戻る。 写真を撮ってくださいと頼まれて、 島をバックに写真を撮ってあげる。 |
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急いで戻ったけど、予定していた新幹線には間に合いそうにない。 鎌倉駅のみどりの窓口で時間を変更してもらい、 開いた時間、ミルクホールへ行くことにする。 お茶を一杯。素敵な店内。 客「あの竹久夢二は原画?」 店員「いやあ、ちょっとわからないす」 客「原画じゃないわよねえ、こんなさりげなく飾ってないわよね」 |
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鎌倉駅で駅弁を買う。 鯵の押鮨。新幹線で食べる。 |
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この旅で一番のごちそうのはずが、いまいち。 |
いつものんびり偶然に任せた旅なので、 今回は、がんばって巡ってみたけれど、 ダイジェスト版のような旅になってしまって反省。 特に鎌倉、江ノ島。 ゆっくり歩いてみたい。 のんびりがいいみたい。 ごはんを食べる時間も惜しんで歩いたので、 ごはん写真も少なめ。店に入らず、おにぎり食べたりして。 最後にミルクホールでのんびりすることができたのは良かった。 江ノ電は幸せな感じだった。光がたっぷり入って。 ずっと乗っていたいくらいでした。 |
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