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2008年12月
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2008.12.20   

ひさしぶりにごはん日記をアップする。
9月に入ったところまで。
  
先週、ジョアン・ジルベルトを聴きに行く予定だったのだけれども、
残念ながら、中止。体調不良のため。残念。
でも、もう、宿も新幹線も予約していたし、
他にも目的を見つけていたので、出かけることに。
土曜日は、はなうたサーカスを聴きに。
とっても、キュートで楽しい演奏会だった。
CDも良いけれど、生で聴けて良かった。
  
それから、ギャラリー椿の桑原弘明展へ。
ずっと実物を観たいと思っていたスコープ作品をのぞきに行く。
小さな箱をのぞくと、箱の中とは思えぬ世界が広がる。
階段のある部屋だったり、窓辺に椅子のある部屋だったり、
いくつもドアのある部屋だったり...
その部屋に灯りが灯ったり、夜になったり、夕方になったり、
窓の外の景色まで見えたり。
もう、夢みたい。
桑原さんは、毎年この時期に新作の個展を開かれているので、
また来年観に行きたい。
    
帰ってきてからは、作品集「スコープ少年の不思議な旅」を眺める日々。
本当に素晴らしい作品。
   
翌日は、江戸東京たてもの園へ。
ここも、ずっと行きたいと思っていたところ。
とっても楽しかった。
中に入れるのが嬉しい。
昭和初期に建てられた商店には、
それぞれ、売り物が並べられて
当時の様子を再現。楽しい。銭湯もある。
  
一番気に入ったのが前川國男邸。


住みたいと思った。
コンパクトだけど、吹き抜けの居間は広々としていて、
窓が大きくて、もう少しキッチンが広ければ完璧。
いいなあ、いいなあとじっくり見学。
他の豪邸や茅葺き屋根の農家も楽しかったけど、
前川國男邸が一番すてきだった。
少し遠かったけれど、行って良かったな。

夜は、つばめグリルでハンブルグステーキ。
おいしかった。
ジョアンは残念だったけど、楽しい小旅行でした。


2008.12.12   

レーズンとコーンフレークを入れたクッキーを焼いているところ。
マクロビのクッキーレシピが簡単で、最近はそればかり焼いている。
  
ジェーン・オースティンブームは、継続中。
音楽もバルトークやプロコフィエフやラヴェルよりも、
ベートヴェンやモーツァルトな気分。
BBCの映像でもフォルテピアノを演奏しているシーンが
何度か出てきていて、楽しいのだ。
  
夜、予約していた本を取りに図書館へ。
今日から始まったページェントがきれい。
メディアテークの図書館のフロアからみると、窓一面きらきら。


2008.12.08   

また一ヶ月あいてしまった。
   
柿プリンは、熟した柿に、ココナツミルクパウダーを
牛乳で溶いたものを混ぜて、固めたらおいしく出来た。
でも、香菜で食べた柿プリンとは全然別もの。
記憶が薄れてしまって、再現は難しいなあ。
   
ジェーン・オースティンの
「高慢と偏見」を久しぶりに読む。
話の筋は、紆余曲折を経て幸せな結婚、という、
「エマ」と同様、ベタなものなのだけど、
ユーモアに包みつつも、
包みきれていない意地悪さがおもしろい。
観察の人だったのだろうな。
イギリスBBCでドラマ化されたものも図書館で借りて観た。
原作をそのまま映像化した感じでとてもおもしろい。
英語が聞き取りやすいので、英語音痴のわたしでも、
なんとなくわかるところが結構ある。
字幕って、本当にずいぶん端折っているのだな。
あちらこちらで読んだレビューに違わず、
コリン・ファースがすてきだ。
特に後半の表情がやわらかになっていくところ。
それから、舞踏会のシーンの音楽や踊りがすてきで、
繰り返し観ている。DVDほしくなっちゃうな。
   
先月の連休、久しぶりに東京へ。
展覧会をいくつか観てまわる。
記憶が薄れないうちにメモを。
   
フェルメール/東京都美術館
初めて実物を観たのだけれども、
思ったほど感激せず。
光の感じや、しっとりというか、
みずみずしい感じには、はっとしたし、
今まで観てきたいろんな時代のいろんな絵とは、違う、
と思ったけれど、期待のしすぎだったのか、地味な印象。
観たいと思っていた絵が来ていなかったのもあるかな。
  
ハンマースホイ/国立西洋美術館
webを観て気になっていた展覧会。
ポスターにもなっていた
女の人の後ろ姿もよかったけれど、
風景画と誰もいない室内の絵がとてもよかった。
たくさんたくさん書いていて、
展示室いっぱいに同じ家の部屋の絵が並んでいる様子が
奇妙で、不安な感じがして、でも、好きだと思った。
静かな絵だった。音がないような世界。

茂田井武展/ちひろ美術館
生誕100年の展示。
いろんなタイプの絵をたっぷり観ることが出来て感激。
ヨーロッパの絵も、子どものための挿絵も、
どれもこれも好きだ。
はじめて見る絵もたくさんあって、
とても楽しかった。
古い旅の絵本の画帖の実物を観れたのも嬉しい。
  
勝本みつる個展「camp E」/リムアート
ひなげしにも書いたのだけど、
やっと実物を観ることが出来て感激。
観れてよかった。写真だけではわからない質感。
うっとりと見入った。
  
おいしいものも食べた。
新宿のスンガリーでロシア料理。贅沢。
自由が丘のPATE屋でパテ。
レバーパテってこんなにおいしいのか。
豚のリエット、タラとじゃがいものペーストもおいしかった。