駅長 四国へ車で初上陸。琴電全線踏破編


前回の鉄道むすめスタンプからまるっと一年。久々の旅行記になります(苦笑)
でもその1年の間に何処にも行かなかったわけではなかったんですけどね(笑)
ちなみに2月末には大宮の鉄道博物館と急行「能登」と特急「北陸」を見に行ったり、500系のぞみの最終運転に全区間乗りに行ったり(笑)

そして6月に今まで頑張って走ってくれた愛車フォレスターを手放し、新機動力としてデリカD:5を導入したんです。
おかげで10月のこの時期になるまで(費用的な問題で)遠出をすることができませんでした(苦笑)そして10月。琴電でレトロ電車が走るって事で9月に計画をすることに。

「吊り掛け駆動の電車を撮りに行きたいなぁ」とぼんやり考えてたら琴電にあるレトロ電車が3両編成で走るというのを発見したんです。
「むむっ?? 吊り掛け駆動 単行車輌が3重連?? これは千載一遇のチャンス。今後はもうないかもしれないぞ?」
時間をいろいろ調べて見ると・・・。
「・・・・あ。新幹線で行ってたら間に合わない・・・・。」「しかもレトロ電車1往復しかしないし上手く廻らないと撮るのも乗るのも厳しいやん。」
「やっぱ吊り掛け車は登り勾配で狙わないとね。」「おっ。さすが琴電。パークアンドライドできる駐車場あるじゃない。」

いろいろ考えた結果。四国まではデリカD:5で乗り込んで琴電の乗り潰しとレトロ電車を撮影することに。



10月29日 23時。
四国までの長距離ドライブ前にまずはすこしばかり仮眠。日付が変わる頃に出発をして翌朝の6時には琴平駅に到着。
実は出発の直前まで台風が日本列島を直撃してたんです(苦笑)レトロ電車の運行は予定通りに動くって事で天気はイマイチなんだけど、2日連続で動くのは
今年この週末だけなので向こうに着く頃には回復してくれることを祈って小雨の中、デリカD:5で出発。
新名神ー名神高速ー中国道ー瀬戸大橋を経由して琴平まで。途中で休憩と仮眠を少しして瀬戸大橋に差し掛かったのは午前5時。
日の出てるときに渡りたかったけどなぁ。でも日が出るのを待ってたらレトロ電車が動く時間に間に合わないしね(苦笑)

30日 6時。高松琴平電鉄 琴平駅到着。始発電車に間に合いました(笑)
今日の予定はこのまま車を仏生山駅まで持っていって駐車。今、琴電では「きな子電車」が走ってるのでそれに乗車してまずは仏生山ー電鉄琴平間を往復乗車。
仏生山駅始発のレトロ電車に乗って仏生山ー片原町間を乗車して吊り掛けの音を楽しみ、折り返しが戻ってくる間に長尾線を乗り潰し。
今日のうちに琴平線、長尾線、志度線をすべて完乗する事が目標。でないとあしたの3重連レトロ電車に差し支えるので(滝汗)

朝8時。まずは仏生山駅で「ことでん一日乗車券」を買い込み、まずは「きな子電車」で移動。
ちょうど映画「きな子」がやってたんです。しかも物語の主人公は警察犬を目指す「きな子」。そのうえに舞台は香川県警(笑)



ラッピング車輌はもちろんの事、車内にはでっかいきな子が鎮座(笑)なので同行する鉄道むすめの鷹野みゆきちゃんと記念撮影(笑)
しかも琴電には全国で活躍してた各社の車輌が集まってます。
きな子電車は元・京急1000系を始めとして、京急600系、京急700系。京王5000系。名古屋市交通局の元250形と300形が活躍してます。
琴電の路線は18m以上の大型車輌が入れないトコがあるので名古屋市の16.5m東山線の車輌が第2の余生で活躍。パンタグラフを付けて
冷房まで追加されて交通局で現役で走ってたときよりも高性能化されてます(笑)

まずは琴平まで往復して仏生山駅へ。レトロ電車の出庫を眺めます(笑)
今日は1000形の120号。5000形の500号の2両編成で運転。雨は降ってないけど天気がよくない・・・(苦笑)



琴電にいる旧型車輌は全部で4両。かつては4両全部繋いで走ったという逸話もあったりと。
実は路面電車型車輌以外で単行車輌で吊り掛け駆動車を持ってる会社って琴電と近江鉄道くらいなんです。銚子電鉄にもいるけど4両も居ないのです(苦笑)
ちなみに1000形、5000形、3000形は近代産業遺産として登録されて今後も大事にされるそうです。
仏生山から片原町まで吊り掛け駆動の音を堪能(笑)やっぱ電車の原型ともいえる吊り掛け駆動、自動ブレーキ方式。
今の新型車輌が誕生するべき元となった貴重な車輌です。でも昭和初期に登場した事もあって他の大手鉄道会社では廃車になってしまったのが殆ど。
まぁ、さすがに老朽化には勝てないわけで(苦笑)でもそんな中でもこうやってたまにイベントで走って元気な姿が見られるのがいいですねぇ。
片原町で下車。でもすぐに高松築港駅から折り返してくるので急いで玉藻城脇へ(汗)ギリギリで撮影に成功です(滝汗)

琴平へいってしまったレトロ電車が戻ってくる間に歩いて高松築港駅へ移動。讃岐うどんを食べて長尾線へ乗車。



長尾線と琴平線は高松築港駅を基点にしてるので2つ隣の瓦町駅まではけっこうな過密運転をしてます。(高松築港ー栗林公園間は複線区間)
長尾線を長尾まで乗車して折り返し。瓦町駅まで戻ってこの駅でやらなければならないことがひとつ(笑)
「瓦町交番前」の交差点でセンチ巡礼(激爆)。それ故に栗玉屋氏に連絡(笑)案の定「すぐに花束を用意するんだ!」との返事が(笑)さすがわかってらっしゃる。

瓦町から岡本駅まで移動。ここで琴平から戻ってくるレトロ車輌を狙うことに。
ちょうどここは登り勾配なので吊り掛けモーターを思い切り響かせながら走ってくるって寸法です(笑)

岡本駅で写真を撮った後は仏生山駅へ。ここで折り返してくるのを撮ろうかと思ったけどここから先は割と街中を走るので撮影に向かないので
車庫に居る子達や入換え中の明日走る300号を撮影(笑)琴電は民事再生法に基づく再生の為に車輌を一新してしまったために残る旧車両も4両のみ。
他は大手さんからの譲渡車輌です。
この琴電は鉄道会社としては始めての民事再生法を適用された事業者なのです。破綻してしまった理由は様々な要因が重なって起きてしまいましたが、
大きな理由としては、あのデパート大手のそごうグループが破綻したこと。琴電はそごうと提携して瓦町駅を駅とデパートの総合施設にしたのだけど、
そごうが破綻してしまい、その賃貸収入が激減。あげくにグループ経営だったホテルと商事社が自己破産。
様々な要因が重なってしまい、事実上の倒産。でも公共交通機関の責を担う琴電。「倒産したからもう走れません」で行く訳にも行かず民事再生法を届け出て
頑張って再生を図りなんとか今の「ことでん」という姿に復帰したのです。
ちなみにその時は廃止になる鉄道会社が多く在りましたが琴電は輸送力も輸送人員も多かったために廃止が免れたのも理由ですね。

仏生山駅に置いてあったデリカD:5を回収して今日の宿へ移動。ホテルニューオオタニ高松です。駐車場タダなんですここ(笑)
16時前に宿に一旦入庫して荷ほどき。このまま車を置いて街歩きと志度線へ乗車。琴電の長尾線と志度線は往復で1時間あれば乗れちゃうんです(笑)
昼に長尾線に乗ったんで志度線に乗車。ここで走ってるのは元・名古屋市の300形です。志度線を完乗して隣の高徳線でれっつ高松(笑)

後は高松駅で駅弁を買い込んだり瓦町のアーケード歩いたりアニメイト行ったり(笑)
翌日の3重連に備えて讃岐うどん食べに行ったりして高松を満喫するのでした!明日に続く!!


「本日のデカルチャー」

実は今日、JR四国の高松運転所の一般公開があったのですが台風により中止になってしまってました。
でもレトロ電車追ってたから行きたくとも行けないよ(苦笑)

ちなみに瓦町アーケードがハロウィンやってたらしく異様な盛り上がりをしてましたね(笑)でもやってる事が学祭レベルだったけどな(苦笑)

それと片原町駅の横のスーパーはEdyが使えます(笑)しかも駅長が好きなドデカミンが売られてました。これが明日の命の水になるとはね(爆)


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