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タオスのオーニングを拡張 より快適なスペースを確保するために |
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タープを使って快適なスペースを 確保します。 |
(タオスのオーニング) タオスには標準でオーニングが装備されています。簡単な構造で、しっかりした作りですが、フォールディングトレーラーはルーフ(堅い部分)が短いため、オーニング自体の幅も狭い欠点があります。「もっと幅が広いオーニングが欲しいなあ」 (色々な考え) 幅の広いオーニングは取り付けできないし、サファリルーム(サイドテント)も問い合わせしてみましたが、現在のオーニングの幅と大差なく、いい方法が見つかりませんでした。タープも検討しましたが、タオスとの取り付けを考えるとなかなか良いアイディアが浮かびません。また、ポールの長さやボディ面との関係、さらに風や雨にも耐えなければなりません。ラフなスケッチを描いては消し・・を繰り返しました。 (プラン1) 現在のオーニングの取り付けは9ミリ系の空洞パイプ(Cの形に片側が開いています)に、ビニール製の留め具を通すことにより固定されています。「このパイプが使えないか?」 実際に昔使っていたヘキサタープの端をオーニングのビニール製の留め具に挟んでみました。ちょうどタープの折り返しの部分が固定する役目も果たし、なかなか良い感じです。これならタオスとも密着し、雨の心配も要りません。 ですが、欠点がありました。考えていたタープはレクタングラー型、しかも大型のタープです。タープの受ける風の力は馬鹿になりません。この方法ではタープの薄い生地1枚が金属製のパイプに挟まっているだけですから、タープ自体も破れそうな気がしました。「やはりダメか・・」 やはりタープのグロメットの部分で留めなければならないようです。 (プラン2) 次に、ポールをタオスの後ろに立ててロープを延ばし、タープのグロメットと結ぶプランです。この方法にも問題がありました。タオスの車高は3mを超えるため、ポールがない。また、あまりに高くすると強度の面で問題があり、張り綱を含めるとかなりの場所を必要としてしまいます。 タオスのルーフを見て考えていたときに、タープの中央部分をタオスのルーフラックのフット部分からロープを出して留めることで可能なことが分かりました。ただ一本では不安ですので、もう2本タープの横にロープを付けようと思いましたが、良いアイデアが浮かびません。ある日、カタログをめくっていると「タープクランプ」という商品に目が止まりました。「コレなら使える!」 タープクランプはタープをつかむ構造で、後ろ側はショックコード(延び縮みする)でできています。ただし、この方法の欠点はタオスと密着できないことです。ですが、快適な広い空間が生まれることを選び、なるべく近くに設営することで工夫することにしました。 (タープの選定) 「性能」を重視して、スノーピーク製のレクタL(5.5m×4.5m)を選びました。グロメットや生地、ポールの強度などが選定理由です。また、サイズ的にもタオスにピッタリでした。 (ラフなスケッチ) このタープのメインポールは280cmです。机上では280cmのポールをタオス側の両端に立て、メインポールを240cm(追加で購入)とし、タオス側からなだらかに下る形を考え、必要な物を買いそろえました。 (現地で・・) プラン2の構想通り、サイトで設営してみました。少し時間が掛かりましたが、旨く設営することが出来ました。ただ、机上では分からなかった問題点がありました。それは雨の流れです。280cmの高さからから240cmへ向かうには距離が長すぎ、うまく流れそうにありません。困りました。ロープを出したり工夫してみましたが、弱そうです。しかも、今晩から明日は雨の予報。「なんとかしなくては!」 発想を転換しました。メインポールを標準の280cmに戻し、タオス側を240cmに変えてみました。その間の片側にロープを牽き下に引っ張ることで、雨水の流れをコントロールすることが可能になりました。 この方がタープも美しく、サイトも栄えることがわかり、一挙に問題点を解決することができました。 (雨) かなりの雨量でしたが、問題なく、風も吹きましたが、こちらも問題ありませんでした。多少タオスとタープの間が開きましたが、この広い空間が確保できたことと比べれば大したことはありません。広い日陰が生まれる方が嬉しいです。 (2回目のトライ) 前回はタープクランプを使いました。タープを実際に箱から出して分かったことは、適当な位置にグロメットがあったことです。前回の中央部分のロープ同様に、左右のグロメット部分もクランプではなくロープで付けることにしました。強度面でかなり向上が見込めます。 さらに、タオスのルーフラック・フットの穴を利用しカラビナを使いワンタッチで着脱ができるように改良しました。さらにルーフとの密着度を増すために、荷造り用のゴムバンドを使ってみました。 ルーフを上げる前にタープのグロメット3ケ所とタオスのルーフラック・フット部分の穴をカラビナ+ロープで接続し、ルーフの前後でゴムバンドを渡して押さえました。その後いつもと同じようにルーフを上げてタオスをセットアップし、タープのメインポール(280p)、タオス側のポール(240p)、そして前側のサブポール(190p)の順にセットしておきます。 広大な空間が生まれました。前回よりもルーフとタープの密着度が増しました。ゴムバンドは通常は下に押さえていますが、風に煽られた時には適度にルーフとタープの間を開いて風を逃がしてくれます。たまたまですが、一石二鳥だったようです。 スノーピークのレクタタープにはオプションで蚊帳(タープスクリーン)があります。コレを使えばタープ下はスクリーンタープになり、夏の時期でも快適だと思います。ちょっと高さが足りないので我が家では購入を見合わせています。 フォールディングトレーラーの狭いオーニングで満足していないオーナーの方々、試してみてはいかがですか? 2003.03.30 |
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タープの設置図 (クリックすると拡大します) |
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左から見たところ |
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右から見たところ |
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ルーフの部分 |
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連結部分を押さえるために 荷造り用のゴムバンドを使いました。 |
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