大岳から呼子岳は廃道という措置になっています。このルートがなぜ廃道なのか、危険性はどうなっているのかをご紹介します。
呼子廃道の最終部の痩せ尾根は鋸岳と同様の侵食過程にあり大変危険です。
大岳山頂には廃道表示がありますが、その先に進むと稜線上は背の高い熊笹が続きます。この部分は稜線上ですのでさほど迷うこともなく進むことはできます。ツツジの季節にはアシタカツツジが多く見られることもあり訪れる人も多くいます。
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しかし、後半部で崩壊地に近づいてくると起伏も激しくなり、ブロックの幅しかない痩せた尾根を歩くようになります。両端は鋭く切れており転落すると危険です。
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ここは南側の切れ込みが垂直で60m程度あります。大変危険!
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ここはブロックを積んだような細い稜線、両側とも危険
最後に呼子岳が見えてきますが、呼子への取付き部にはロープでおります。さらに呼子と稜線は鋭く切れており岩1枚でつながっている状態です。
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呼子の壁は先端が切れており降りられないため、10m手前にロープが用意されています。呼子に向かって左側です。見失うと先端部を降りることとなり大変危険です。
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この写真の黄線のように急勾配を登りますが、両端は切れており特に南側下部は50m以上、壁の高さは40m、合わせて約100mの落差があります。
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谷は障害物がなく落下したら死亡滑落事故につながる恐れが有り、これが大岳ー呼子線を廃道とした理由です。
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呼子の壁には残置ロープがありますが管理されてなく、細く不安定です。特に呼子側から降下すると足元が見えず危険が上りより増すと言われています。
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