花の咲く順番は(ミツバートウゴクミツバーヤマツツジ・アシタカツツジ)です。
愛鷹山標高800m以上でアシタカツツジを探す際は葉が5枚であればアシタカツツジでほぼ間違いありません。
また、アシタカツツジの株は高値で取引されており盗掘が絶えません。したがって当HPではアシタカツツジの咲いてあるポイントの地図は載せていません。愛鷹原種と言われている山アジサイの白富士や山山椒、その他の山野草を持って帰るのはおやめくださるようお願いいたします。
愛鷹山山内のアシタカツツジの分布考察
愛鷹山でアシタカツツジを見られる場所は登山道沿いがほとんどで、特に山頂付近や見晴らしの利く休憩場所の付近に多いです。このことについては愛好家の間では以前より以下のような憶測があります。
原種の発生は裾野市十里木付近か須山地区(自然発生説・庭木として改良説)ー昭和の戦後の登山ブームで種が登山靴で各所に運ばれ休憩場所にて発芽(北面だけでなく愛鷹山南面、大岳呼子ルートにも生育) また富士宮市の天使ヶ岳、長者ヶ岳でも多く群生しているのは登山者が同じ靴で登山した結果。アシタカツツジは標高800m付近から上に生育し、また独特の土でよく成長するらしい。天使ヶ岳方面と土質が似ていて偶然定着したのではないか、との事です。
当HP管理人の最新情報
愛鷹山山頂にある桃沢神社奥宮の背後にはアシタカツツジが植わっています。平安期より祀られている神社に奉納というかたちで昭和30年代に植えられたという話がありました。神聖なる神社の前に珍しい花を植樹したわけです。これにより株分けされたアシタカツツジは須山方面から持ち込まれた貴重な原種とみることができます。こちらのアシタカツツジは小ぶりで朱色が強く斑点のあるものです。つまりこれが原種と思われます。これと同じ株は位牌岳山頂、袴腰岳、一服尾根ぬた場付近で確認されており一服尾根は炭焼場への搬入ルートとなっています。
※ これは憶測で学術的根拠はありませんがたぶん当たっています。
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