石原裕次郎扮する北大作と朝丘ルリ子の榊典子

(日活映画「憎いあンちくしょう」(1962)より)

この映画のルリ子もまたキュート。このあとどんどん化粧が濃くなっていきます。
子供の頃にテレビで見かけた彼女は、すでにけばかったので、20歳を過ぎて初めてこの映画をビデオで観た時には衝撃を受けました。
そのような60年代末から70年代にかけての変化を、
渡辺武信が「ルリ子が一番きれいだった時」(「ヒーローの夢と死」思潮社1972)で
「浅丘ルリ子の”化石化”」と表現しているのを最近になって読んで、妙に納得しました。

この映画の監督は蔵原惟繕。
「南極物語」とか「キタキツネ物語」で有名ですが、
「銀座の恋の物語」「何か面白い事ないか」などの日活時代の作品が大好きです。

脚本の山田信夫は、いっとき岡本喜八監督、クレージーキャッツ主演で企画されていた
「日本アパッチ族」の準備稿を書いたらしいですが、
どんな内容なのか読んでみたいものです。(02/01/12)

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