大橋史典演ずる「斬られる凶状持B」。ちなみにAは中谷一郎。
それとご存知「腕を斬られる無宿者」はジェリー藤尾。

東宝映画「用心棒」(1961)より)

「スペクトルマンVSライオン丸」(太田出版)のなかで 鷺巣富雄さんが「怪獣王子」にまつわるエピソードを回想しているんですが、
そこに登場するのが大橋さん。

この方、「マグマ大使」のアロンとかゴア、「怪獣王子」のネッシーとかを造形した人らしいんだけど、
実は役者さんでもあって、「用心棒」に出ていたとのこと。
とっても気になって調べてみたら、どうやらこの絵に描いた人物が大橋さんであるらしいんです。

「用心棒」の冒頭で三十郎に最初に斬られちゃう役。
額の「悪」(多分)がピープロっぽくて素敵です。
黒澤作品では、他にも「蜘蛛巣城」や「隠し砦の三悪人」にも出演しています。
造形では、大映で「赤胴鈴之助」シリーズの怪人とか「「鯨神」「釈迦」などを担当しているようです。
「用心棒」で野良犬がくわえていた腕も、大橋さんが作ったらしいですね。(07/4/15)

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