(TV映画「宇宙猿人ゴリ」#1「ゴリ・地球を狙う!」#2「公害怪獣ヘドロンを倒せ!」より)
ピープロ製作の「マグマ大使」がカラー特撮シリーズの先駆けであったように、
(ウルトラマンは13日遅れで、ベムラーを追って地球にやってきました。)
第二次怪獣ブームの先鞭を切ったのは、同じピ−プロの「宇宙猿人ゴリ」でした。
ウルトラマンが「帰ってきた」のは、その3ヶ月後です。
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新潟では当初放映されず、途中何話かをはしょって遅れてオンエアされたらしいのです。
だからはじめの頃、スペクトルマン関連の情報はほとんど、
「冒険王」(秋田書店発行のメディアミックス漫画雑誌)のグラビアと
同誌に連載されてた一峰大二のコミック版で得ていました。
少年チャンピオンにも連載されてたらしいのですが、読んだことなかったなあ。
前にも書きましたが、私はなぜか、「帰ってきたウルトラマン」よりも「宇宙猿人ゴリ」のほうに
ずっと魅力を感じていたのです。
LDで全話をみれるようになって、見比べてみると、
特撮、脚本、演出、撮影、どれをとっても「帰ウル」に軍配があがるのですが、
それでもなお、なんか捨てきれない魅力がこの作品にはあるのです。
個性あふれる「宇宙猿人ゴリ」怪獣たちが大好きです。
で、第1話、第2話に登場のヘドロンです。
「公害」をモチーフにした怪獣の第一弾。「ヘドロ」から作られたやつ。
画面上では、ドロドロだったりくらかったりして、全体像がわかんなかったのです。
四足だというのにも、この絵を描くために資料を漁っていて、初めて知りました。
触手は7本あるらしいんだけど、どうついてるのかしらん。
対ヘドロン戦で地球人の前に始めて姿を現した金色の巨人を、
ニュースのアナウンサーが、「スペクトルマン」と命名。
(彼が放った光線が七色に輝く「スペクトル」だから・・。)
一応それらしいリアル(なのか?)さが、ピープロっぽいですな。