葉山マリ子
(TV映画「ファイヤーマン」より)
S.A.F(地球科学特捜隊)の紅一点、葉山マリ子であります。
「武器は科学だ」を合い言葉に、隊員は様々な分野の科学者というS.A.Fにあって、
彼女も(そうは見えないけど)コンピュータ・プログラマです。
演ずるは栗原啓子。見てる方がドキドキしちゃうくらい、大根です。
おまえは「あしたのジョー2」のだるま二郎(マンモス西役)か!とつっこみを入れたなるくらいです。
「シルバー仮面」のはるか役の松尾ジーナのほうが、まだうまいかも。
でも「サンダーマスク」のヒロイン役の井野口一美には負けるか・・。
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しかし、彼女以外の出演者は、すごく渋いです。
隊長・海野軍八に睦五郎。水島三郎副隊長に岸田森(彼を中心にキャスティングされたらしいですね)。
千葉太隊員に平泉征(いい味だしてますぞ!)。
主人公岬大介には誠直也(アカレンジャー)。
タロウのZATと並んで、居心地のよさそなチームです。
ファイヤーマンははっきりいって弱いし、怪獣デザインはヒドイので、
特撮よりはドラマ部分の彼らのやりとりが見所といえるかも。
アドリブ連発です。特に17、18話の千葉隊員はやりすぎですぞ。
第1、2話はファイヤーマン登場編であると同時に、
S.A.F結成を描いた部分がおおきなウエイトを占めていて、
子供心にそこがカッコよかったことを憶えています。
第2話では、評議会の了承を経て組織作りする様が、簡潔に描かれてましたよ。
作戦室も設営してるところ(実際にセットを組んでるところを撮ってるんです)を見せたり、と
新しい事も狙ってやってました。
パンタロンの制服も、隊員毎にいろが違ったりしてかっこよかったです。
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オススメは岸田森が脚本を書いた12話「地球はロボットの墓場」
怪獣のデザインは最低ですが、お話はおもしろいですよ。
彼は「帰ってきたウルトラマン」でも朱川審のペンネームで
35話「残酷!光怪獣プリズ魔」の脚本を書いてます。
あとはファイヤーマンがゴミ廃棄場で楽器と闘ってハーモニカまで吹いちゃう、
24話「夜になくハーモニカ」もなかなか。