PL雑感その20


コンサート・パンフレット2011.6.5

ツアー初日の市原で予約したコンサート・パンフレットがようやく届きました。なかなか良いというか満足のいく内容ですね。待たされただけあって(笑)

表紙は昨年12月に出たアルバムと同じデザインですか。さて、肝心の中身は…冒頭にピンク・レディー名によるご挨拶。そして、音楽ライター熊谷氏(アルバム「INNOVATION」で紹介文を書いた方)による「今こそ、日本にはピンク・レディーが必要なのだ」の見開き2ページの文章。なかなか的確な文章表現です。
続いてファン注目のお二人の取りおろし写真。これが良い(笑)目が点になってしまいます。セクシー&アダルトといった感じですか。確か市原の会場で、このうち一部の写真が貼ってあったので、てっきり販売していると思ったのですが、予約のみで恨めしく写真を見つめていました(笑)

そして、「解散やめ」のお二人の文章、12月1日のアルバム発売イベントと3月31日の初陣式の写真が続きます。次には、リハーサル風景の小さい写真が多数掲載されています。お二人の素の表情が見られます。そうそう、ゴールデンウィークの頃テレビでリハの様子がOAされていましたね。その時と同じ衣装もありましたね。

意外と興味深かったのは、バンドメンバーの紹介コーナーです。写真と経歴付き。「PLの第一印象は?」など質問に答えるコメントもあります。PL現役時代は小学生くらいの方が多いようで、PLの第一印象を「本物だ」と複数の方が書いてました(笑)この気持ちはよく分かりますね。テレビで見ていたPLが目の前にということで。

とりわけドラムの松本さん、なかなか良いコメントを寄せていましたね。ネタバレになるのでキーワードだけ書くと、「凛とした」「風格」「トップアイドル」「名誉」。バンドメンバーの紹介コーナーを見ると、PLのみならず、バンドメンバーの方々にも親しみがわいてきます。

パンフレットの最後はPL現役時代から2010年までのディスコグラフィー、そしてツアースタッフ一覧となっています。
まだ、お手元に無い方は是非コンサート会場でお求めください。ファンなら手元に置きたい1冊です。


夜ヒットDVDを見て2011.5.29

先日、待ちに待った「夜ヒットDVD」(正式名称「ピンク・レディーIN夜のヒットスタジオ〜フジテレビ秘蔵映像集〜」)が届きまして、一通り見終わったところです。何と申しましょうか、今さらながらPLファンであって本当に良かったなと思いましたね。「解散やめ」はしてくれる、コンサートツアーで生ピンクは見られる、そしてこのDVDです。過去VHSビデオ「PLのすべて」や「30周年BOX」を見たときの欲求不満というかモヤモヤが一気に解消です。
結論から言うと、これは「買い!」です。ライトなファンは勿論、コアなファンでも充分に満足させる(おなかいっぱい)内容になっています。PL狂を自認する私でさえ、あまりのレア映像に狂喜乱舞です。定価14,910円とけっして安くはありませんが、それ以上の価値があります。まあ、あの時代アンチPLの方でなければ、みんなが見たい映像なのではないでしょうか。まさに一家に1セット(笑)

まだ、お手元に無い方のためにちょっとご紹介すると、4枚組のDVDでDisc1と2が歌番組「夜のヒットスタジオ」からの映像。Disc3が「スター千一夜」や水泳大会、「スターどっきり」などの映像。Disc4が歌謡大賞など賞番組と「スター千一夜」の映像となっています。本当にすごい内容ですね。

このDVDの素晴らしいところを以下に書きますね。
第一にPL現役時代のシングルA面曲がほぼ網羅されていること。しかも、「夜ヒット」の他番組にあまり無い特徴としてフルコーラスやワンハーフが多いです。「ほぼ網羅」と言うのは、テレビで歌っていない「ラスプリ」は除くとして、夜ヒットで披露されていない「DO YOUR BEST」と「愛ギリ」が無いからです。これは仕方ありません。「DO YOUR BEST」の当時の映像は「30周年BOX」でも見られます。
第二に1曲で数パターン見られる曲が多いこと。これはあの衣装が売りでもあったPLにとっては大変貴重です。細かいこと言うと、「ジパング」はミニスカ衣装無し、「KISS…」も2回とも黒ずくめの衣装でミニスカ衣装無しだけど、「30周年BOX」で補充できるのでいいでしょう。
第三に「夜ヒット」の売りでもあったオープニングに他の歌手の曲を歌うメドレーが収録されていること。PLがこのオープニングのトリの場合、PL曲が違った衣装で見られるのでこれまた貴重です。
第四に歌前トークが収録されていること。もっとも、完全収録ではなく、一部司会者の映像がカットされていますが、PLはちゃんと見られるのでまあいいでしょう。
第五に「スター千一夜」や「スターどっきり」、1980年の歌謡大賞などレア映像満載なこと。
さあ、どうです。以上の点からまさに「買い!」です。今後、これを上回るDVDは、日テレさんくらいしか出せないのではと思いますね。さすが民放の雄、フジテレビさんと言いたいところです。そして、通して見るとPLが国民的アイドルになり得たのも納得できると思います。あのパフォーマンスといいスタイルの良さといい。

以下は極めて個人的な感想など(笑)

ところで、既に見た方、どのDiscから見ましたでしょうか。オーソドックスにDisc1から2の順番に?それとも?
私は真っ先にDisc3の1977年「雪の祭典」を見ました。次に「スターどっきり」の寝起きとキリド。何ともマニアック(笑)
まず1977年「雪の祭典」ですが、これは何となく記憶に残っている映像と一致しているか確かめたかったんですね。結果は一致してました。冬空のスケートリンクでスケートをするお二人、そして「SOS」を歌うお二人。なぜかOAから34年もたつのに覚えているんですね。なぜ?と考えてみたのですが。おそらく真冬の軽井沢の屋外で、あの衣装(タイツをはいていますがホットパンツ!)で歌い踊るPLがすごく強烈な印象を与えたのだと思います。デビュー直後にファンになっていましたが、「真冬の屋外であの衣装」というのがインパクト大であったわけです。とにかく「脚を出すこと」にすごく気合というか根性が入ってる今までに無いアイドルだなと。

次に「スターどっきり」。これは素に近いお二人の表情が見られます。過去に当HPでA面曲を網羅したDVDに「スターどっきり」を付けたらいいと書いたことがありましたが、本当に実現するとは感慨深いです。とりわけ寝起きとキリド。これには苦笑というか爆笑です。寝起きもキリドも当時リアルタイムで見てました(笑)寝起きですが、これはお二人が上京直後から住んでいた相馬さんのお母さんの家。ケイちゃんの自叙伝にも出てきます。「廊下がわりと狭いな」とか「壁にかかっているぬいぐるみは、1976年4月上京時に静岡駅でミイちゃんが抱えていたものだな」とか余計なところも見てしまいます。初々しいお二人もいいですね。

肝心の「夜ヒット」のパフォーマンスは改めて言うまでもなく素晴らしいです。とりわけ懐かし系番組でもあまり見られない「波乗り」や「マンモナ」など後期の曲が鮮明映像で見られるのがいいですね。「30周年BOX」に収録されなかった曲をやっと見ることができます。
そうそう「マンモナ」歌前トークで例の歴史的な「ウーロン茶」発言も見られました。

あと、書きだすとキリが無いので、このへんにしておきましょう。最後に一言「このDVDは買い!」


市原のコンサート(ネタバレ無し)2011.5.22

昨日、市原のコンサートへ行ってきました。コンサートツアーの初日ですから、ほとんどネタバレしない範囲で(笑)書いていきますね。


開演直前にばっちり衣装を決めたご常連の方お二人が登場すると、客席から大きな拍手がわき起こったんですね。観客が観客に対して拍手するなんて、PLコンサートならではの展開ですね。そして、客電が落ちてお二人がご登場する直前、歓声というか拍手というか、ものすごく大きくて盛り上がりました。みんなこの瞬間を待ち望んでいたんでしょうね。かく言う私も、生ピンクはメモリアルコンサート以来6年2か月ぶりでしたので、興奮状態は頂点に達していました。そして、注目のオープニングは、ファンなら誰でも知っているA面曲でしたが、わりと意外な選曲でしたね。私の大好きな曲でしたので、ますます感動でした。

ここではセットリストは書きませんが、曲の構成としては、踊って見せる曲、聞かせる曲とバランスが取れていて、しかも、曲数が予想より多く大変満足のいく内容だったと思います。昨年発売されたアルバム「INNOVATION」からの選曲が多かったでしょうか。
勿論、お二人のパフォーマンスは最高でしたよ。踊りも歌もMCも。ちょっとだけご紹介すると、終盤アンコールで客席から「頑張って!」の声がかかると、ケイちゃん「運動会じゃないんだから。頑張ってます!」と、これには苦笑。
また、ミイちゃんからは、おおよそこんな趣旨の話「こうして公演に足を運んでいただくことが(解散やめをした)PLとしての活動継続につながる」(この通りのMCじゃないですよ)がありました。ケイちゃんからは「使命」、ミイちゃんからは「必要とされている」が私の記憶に残っているフレーズですね。記憶違いでなければ。

衣装もPLらしいというかPLの良さが十分生かされたものでしたね。そうそう、公演終了後、女性グループの方が話しているのが聞こえてきたんですが(盗み聞きじゃないですよ)、「最後の衣装がかわいい」と。私も全く同感でしたが、失礼ながら年齢50を超えたPLが同性をして「かわいい」と言わしめてしまう。PL恐るべし。
いつものことながら、女性ファンは多かったですね。開演前に女性トイレの列が廊下に長く延びるほど。全体としては男女ほどよいバランスだったと思います。この点が、最近のオタク層のみを相手にした女性アイドルと我らがPLの大きな違いであり強みなんでしょうね。まあ、前回メモリアルコンサートでも実証されていましたが。

そうそう「良かった」ばかりでは中身を疑われる?ので、ちょっとだけ要望というか残念なことも書きますね。コンサートパンフが初日間に合わなかったのは残念。私も含めてこれを楽しみにしていたファンは多いと思いますので。そして、次回ツアーが行われるなら是非新曲もお願いしたい。キョードー東京の冊子PL欄に新曲告知が無いのは寂しいです。あと市原市市民会館、公演じたいに支障は無いけど、そろそろ設備の更新も必要ではと思いました。とにかく天下のPLが公演をするのですから、それにふさわしい環境をということ。と偉そうに「何様のつもり?」と言われそうなので、このへんにしておきましょう。

まとめると、コンサートの内容全体としては大変満足のいくものでした。これからツアーが続きますので、お二人には体調管理に気をつけて、多くのファンに元気を与えていただきたいなと思います。これからの方は是非お楽しみに。また、今後行こうか迷っている方は、迷わずに是非行ってください。チケット代6,800円以上の価値がありますし、コアなファンもライトなファンも両方楽しめる内容になっています。

最後に一言。「あまり感動することが無い日常をおくっている自分でさえ、何回もPLコンサートを見ている自分でさえ、今回のコンサートには感動した。明日への活力源になった」(笑)では。



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