PL雑感その15


ピンク・レディーに不可能はありません!2010.1.11

2010年最初の更新です。本年も当HPをどうぞよろしくお願いいたします。新年ということで、今日は肩のこらないよもやま話を(笑)

さて、今日のタイトルにピンときた方は相当なPLツウでしょうか。1978年公開お二人初主演映画の「活動大写真」のセリフからです。新年にふさわしいということで本日のタイトルとしました。

年末年始、暇にまかせて過去のPL映像をいろいろと見ていたのですが、その中に改めてというか久々にこの「活動大写真」があったのですね。そのエンディング近くにこのセリフが出てきます。ミーちゃんケイちゃんが電話の受話器に向かって「ピンク・レディーに不可能はありません!」と。当時見たときは何とも思わなかったのですが、今改めてみるとスゴイセリフで驚いたわけです。例えば当時のアイドルの名前を入れて「・・・に不可能はありません!」と言わせたら、想像しただけで違和感がありますが、PLのセリフとして聞くと何ともしっくりとくるから不思議です。当時1978年のPLの状況を象徴しているというか。
そういえば、このシーン、ミーちゃんはベッドの上で、ケイちゃんは入浴シーンでバスタブの中でした。当時、歌番組「ザ・ベストテン」で司会の久米さんに「今日はケイちゃんの入浴シーンがあります」と言われたために、撮影中に取材記者が殺到して大変だったというエピソードがあります。ここで思うのは、一つは当時のPLの過密スケジュール。「ザ・ベストテン」の後というと深夜の撮影だったと推察されます。もう一つは「なぜ、ミーちゃんでなくてケイちゃんが入浴シーンなのか」と。これも当時は何とも思わなかったのですが、今となっては妙に気になるのですね(笑)ケイちゃん派の私としては。まさか、ケイちゃんが「私がやりたい」と言ったわけではないでしょうから、事務所T&Cの意向だったのかな?「入浴シーンならケイちゃんだ」と。そうそう、この映画の冒頭にニューヨーク?で記者に囲まれるお二人というシーンがあるのですが、これも公開翌年の本格的アメリカ進出を予感させるものとして、T&C(もっと言うと故・相馬さん)の意向が色濃く出ている感じを受けました。
確か字幕タイトルに「東宝・T&C提携」とありますから、事務所の意向は相当反映されていたのでしょう。「PLの魅力は?」に対して「庶民性!」というシーンもありました。


年末年始、テレビで若干PL映像は流れたようですが、あまり目ぼしいものはなかったようです。そんなことで、某動画サイトのPL映像を見ていると、なかなか充実していますね。前からあったものですが、夜ヒットのカメリハで山口百恵さんと桜田淳子さんが、多忙で来れないPLに代わって「渚のシンドバッド」を振り付きで歌うというシーンがあるのですが、これなかなかお上手で見とれてしまいました。「サウスポー」の衣装を着たPLのお二人が恐縮していましたね。スタ誕の先輩歌手ですから。そうそうPLとは関係ないのですが、トーク番組で中森明菜さんが松田聖子さんの歌マネをするというシーンを見つけたのですが、これも妙にお上手で感心しました。やはりスタ誕出身歌手はレベルが高いですね。

さて、今年2010年、PLとしての何らかの活動、再結成活動あるいは、映像商品の発売はあるのでしょうか。既にソロ活動については、お二人のオフィシャルHPにあり、楽しみではありますが。メモリアルコンサートの終了から5年が経過しようとする今年、新たなPL再結成の実現を願わずにはいられません。
公演、新曲発売、シングル曲全て収録の映像商品。お二人そろって出演のテレビ番組、できればレギュラー番組。などなど、一ファンの妄想はつきませんが、いずれか実現できれば嬉しいのですが。

なんでも昨今業界全体としてCDの売上が不調であるとか。昨年はシングルのミリオンが出ていないようです。PLのミリオン連発を知る世代としては隔世の感がありますが。好みの多様化、不況等々需要側のせいにしているだけではジリ貧です。
PLのような幅広い世代に支持される歌手の活躍こそ、時代のニーズなのではないでしょうか。そのへんの需要開拓というかマーケティングというか…
ピンク・レディーに不可能はありません!
オチが決まったところで、このへんで(笑)…


仲はどういうことしても悪くなんないんです2009.6.21

梅雨の季節、PLファンの皆様いかがお過ごしでしょうか。週末雨で外出しない、となるとやはり下の記事にもしましたがPL動画ざんまいでしょう。(笑)その後、特に解散発表後のものが多くみられるようになり、当時のことを思い出し感傷に浸っておりました。(笑)
冒頭のタイトルですが、これは、解散発表直後、「うたかた」の衣装でお昼の番組に出演した時のケイちゃん発言から。アメリカ帰国後、二人の不仲説がマスコミでしばしば取り上げられたことについて聞かれ、ケイちゃんきっぱり「仲はどういうことしても悪くなんないんです」と答えたものなんです。「どういうことしても」これほど強烈な不仲説否定は無いでしょう。ケイちゃんおみごとといったところ。

さて、1980年当時のマスコミの風潮を思い出していたのですが、ご承知のとおり、特にアメリカ帰国後は、解散説と不仲説、こればっかりでファンとしてはうんざり状態が続いていましたね。それがきっかけでファンをやめてしまった方もいたかも知れません。こうしたPLに対する冷淡なマスコミ風潮は、9月の解散発表後もあまり改善されなかったような気がします。解散も「来るべきものがきた」ということで、マスコミ的にサプライズが無かったこともあるでしょう。ですから、1980の9月から年末にかけて、PL解散がテレビで特集コーナーを作って大きく取り上げられることは、あまり無かったような気がします。


今回当時の動画を見て思ったのは、それでも、年明け1981年になってから(おそらく解散が迫った2月以降)、テレビでもPLを特集的に取扱う番組が増えたような気がします。スタジオでヒット曲を何曲か披露したり、地方公演の模様を流したり、そうした番組がいくつかあったと記憶しています。解散発表後も冷淡なマスコミ、テレビに対し、当時の事務所が売りこんだという報道もありました。
そうした番組は当時できるだけ見ていたのですが、それでも結構見落としがあることに気付きました。「こんな番組にも出演していたのか」と新たな感動もあるものです。衣装のコーナーで私がPLで最もセクシーな衣装とした、あの銀箱告知の衣装も、結構テレビスタジオで披露されていたのですね。これは意外でした。

当時のお二人が歌って踊るシーンは何より魅力ですが、こうした番組でインタビューや楽屋裏で素に近いお二人が見られるのもいいですね。
何より興味高かったのは、1981年2月頃、東北の盛岡公演の模様を流しつつ、スタジオでヒット曲を収録したもの。これは良かったですね。北上から盛岡へ向かうバスの中で向かい合う二人、バスの時計がアップになるのですが時計の型式に時代を感じます。リハーサル風景、楽屋での様子、会場のグッズ売り場に群がるファン、終了後ファンに囲まれて会場を去るお二人と…どこかで見たシーンだなと思ったら、2005年4月日テレでOAされたメモリアルコンサートの模様とそっくりでした。

こうした動画、まとめて商品化、DVD化してほしいですね。何度も書いてますが、ラスプリ除いたシングル曲全部、お二人の記者会見やインタビュー、当時のコンサート映像、こうしたものを網羅したDVD出してほしいです。当時のPL映像で残っているものは全て見たいという欲張りなファン心理なのですが。歌謡界の歴史に残るPLです。そうした要望も多いのではないでしょうか。網羅的にすると商品的に値が張るというなら、バラ売りも可にして、セット価格では割安にするとか。とにかくPL映像商品化!を願うものです。動画を見て思った衣装の件は、後ほど衣装のコーナーに書きます。では。


動画サイトを見て2009.5.17

皆様ご存じの某有名動画サイト。以前はPL映像の更新はあまりなく、映像も見たことのあるものばかりで、それほど注目していなかったのですが、ここ最近、PL映像がかなり増えてきたようです。熱心なファンの方々がアップしているのでしょうか。それともPLとして(商品化など)何らかの動きがあるのでしょうか。現役当時のシングル曲は、ほとんど網羅されているのでは。コンサート映像、再結成時の映像も多数あるようです。

PLマニアを自認(笑)する私ですら、当時テレビで見た記憶がないもの、見逃していたものも結構あり、目が点になってししまいます(笑)例えば1979年の歌謡大賞で「KISS…」を歌う映像、これも記憶がなかったのですが、初めてみたミニスカ衣装でした。1979年この頃からお二人のスタイルが抜群に良くなっていますね。また、私のお気に入りである「マンモナ」も複数あり、黒衣装の他、白衣装も見られます。これには超感動。あの幻の白衣装は実在した!という感じでしょうか。カッコイイ衣装ですよね。脚線美が際立つというか。PLならではの衣装です。
また、夜ヒットの映像は時々テレビの懐かし系の番組でも流れますが、カットされることの多い井上さん・芳村さんとの貴重な会話シーンやオープニングメドレーなんかも動画サイトでは見られます。あれから30年近く経過して二度と見られないと思っていたものが、こうして見られるのは本当に嬉しいですね。それから、テレビではあまり流れない後期の曲「世界英雄史」「うたかた」「リメンバー」や解散発表後の映像も貴重に思えます。

これらの動画を見て思うこと。とにかく、「きれいな映像で、できるだけ多くの映像を商品化してほしい」ということにつきます。これだアップされてニーズがあるのに、もったいないです。アクセス数やコメントが参考になるのでは。
今思うと、驚くべきはPLコンサートのテレビでのOA頻度の高さです。1977年春のチャレンジコンサートこそ無かったものの、同年夏のサマー…ではキャンディーズと一緒ではありましたが、田園コロシアムのコンサートがTBS?からOAされました。これが最初でしょうか。その後、1977年末武道館、1978年には中野サンプラザ?、ラスベガス、後楽園、武道館、1979年には大阪万博跡の屋外、西武球場、1980年は無くて、1981年の後楽園と4年7か月の現役時代で9つのコンサートがOAされているんです。これは凄いことですよね。当時BSは無く全て今でいう地上波ですから。しかも全てスポンサーのつく民放です。今の若手歌手でもこれだけコンサートがOAされるケースはないでしょう。PL人気がいかに高かったか。それから当時の東京12チャンネルでは、番組改編期に結構PL単独メインの特番をやっていましたね。これもスゴイこと。

PL動画を見るにつけ、PL映像の商品化、そしてお二人によるPL再結成を願わずにはいられません。



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