先日、久々にPLの夢を見ました(笑)メモリアルコンサートの会場に私がいました。どうやらエンディングで次はアンコール、「アンコール!」の掛け声が会場にこだましています。しばらくして、ステージ後ろからミーちゃんケイちゃんがご登場!アンコール曲が始まると思いきや、いきなりデビュー直後を思わせる握手会がステージ上で始まりました。ファンが大勢並んでいます。「私も列に加わらなくては・・・」とケイちゃんの方へ。とその時、握手会終了でケイちゃんが舞台そでの方へ退場していきます。「ケイちゃん待って!」ギリギリのところでケイちゃんと握手。その瞬間、夢から覚めました。コンサート終了から1年4か月、PL禁断症状が現れたようです(笑)
そんな日は、ここ数年発売されたPL映像「BOX」「メモリアルコンサート」「フリツケマスター」のDVDを見ます。禁断症状もおさまるし、心がいやされますね。以前「究極のPL映像商品」について書きました。今日はその続編です。
さて、先にあげた3つのDVD。テレビ映像、コンサート映像、スタジオ映像と撮影場所も違いますし、曲もテレビ用、コンサート用、カラオケ用?とそれぞれ編曲が違います。この3つのDVDに全て収録されている曲、例えば「カメレオン」なんかを聞き比べると、編曲の違いを堪能することもできますね。確か都倉先生によると「テレビ用にはレコードとは別に編曲していた」そうで、限られた楽器で原曲(レコード)並の効果を出す苦労があったようです。当時はテレビの歌番組でも生演奏が多かったですからね。そうそう都倉先生で思い出したのですが・・・メモリアルコンサートの音楽監督で、最終日スペシャルには演奏でも参加された井上先生(DVDでは「PL曲はアイドルのスタンダード」発言あり)にスポットを当てた番組が、何週間か前にOAされ見てました。やはりスゴイ経歴の方でした。こんな方にサポートされたコンサートを見られたのは幸せです。興味深かったのは、その井上先生の仕事部屋にビートルズのフィギアと並んで、コンサートDVD豪華版のオマケであるPLのフィギア(「UFO」の決めポーズ)が飾られていたことです。
話を本題に戻しましょう。要は「ラスプリ」除いて「全シングルA面」(1曲2パターン程度)、当時のテレビ映像完全収録商品を早く出してほしい・・・ということにつきます。確かに先にあげた3つのDVDを見れば曲は網羅されます。が、当時のフリツケ、当時の衣装も見たいのです。ここでは「ジパング」以降の後期の曲にスポットを当てて詳しく検討しましょう。
まず「ジパング」。コンサートDVDにも収録されていますが、途中からバックスクリーンに切り替わります。BOXではミニスカ衣装の方を収録、これはいいです。他に民放OAのミニスカ衣装とターバン衣装を見たいですね。ターバン衣装はケイちゃんの意向次第かも知れませんが。
「ピンクタイフーン」。コンサートDVDには2枚ともしっかり収録で盛り上がっています。ただし、同じ衣装なのがおしいところ。当時の水兵ルックもかわいくてカッコイイので、是非お願いしたいところ。確かキュロットとホットパンツの2タイプありましたから、それぞれ見たいですね。
「波乗り」。コンサートDVDでは間奏も含めて収録。この素晴らしい間奏が商品化されただけでも感激なのですが、欲はつきません(笑)当時の水着みたいなセパレート衣装。PLならではの衣装。スダレのある無しで微妙に違うパターンやスリットの入った衣装などデザイン違いがあり、それぞれ商品化してほしいです。
「KISS・・・(略称KITD?)」。コンサートDVDとBOXに収録。映像化されてないのは当時の全身黒ずくめの衣装。こちらの方が、BOX収録のミニスカタイプより多く披露された気がします。
「マンモナ」。PLの転機となった曲にして、コアなファンには人気が高い曲。よって目玉にすべきです。BOXには無く、コンサートDVDにメドレーで収録されましたが、「波乗り」とは逆に間奏のカッコイイフリツケ(のけぞり・脚開いて上げる)がバック演奏紹介で見られないのが惜しいです。PL史上最も短い?白と黒のミニスカ衣装、デザイン違いで両方ともかっこいいので、間奏付で収録すべきです。そして、BOXに収録された「マンモナ」ロングバージョン、音のみだけではもったいないので、是非、今のお二人に新たな衣装と当時のフリツケで映像収録していただきたいのです。多くのファンが感涙するでしょう。あの3番を映像で見て聞きたい!ミーちゃんケイちゃん期待してますよ。
「DO・・・」。BOXに当時のテレビ映像。コンサートDVDでは変えたフリツケで収録、間奏あり。これだけでも満足すべきレベルにありますが・・・民放のテレビ映像をもっと発掘してほしいですね。衣装は1パターン?
「愛GIRI」。コンサート映像に収録されてます。これで満足すべきか。アメリカ進出中で、当時のテレビは帰国後の1つ程度?難しいかも知れません。
「世界英雄史」。コンサートDVDでは当時のフリツケを生かしている部分と変えてる部分あり。当時のオリジナルフリツケを見たいですね。アメリカ帰りでカッコいいですよ。衣装はお二人でデザインが違いました。ミーちゃんタイツでケイちゃんミニスカ風?この世界英雄史オリジナル衣装の他に、解散発表間際の「日テレ音楽祭」で披露されたNBC番組用?の衣装もセクシーでいいので、これも是非。
「うたかた」。コンサートDVDでは当時とアレンジを変え座ってフリ無し?で披露。当時のフリと衣装を見たいですね。衣装もスリットの感じが違う最低2パターンあったと思います。
「リメンバー」。コンサートDVDではフリを変えてハンドマイクで披露。当時のオリジナルはスタンドマイクで、結構激しいフリツケでした。見たい!衣装は緑の1パターン?
「OH!」。コンサートDVDでは2枚とも収録で衣装違い。フリは当時のママ?当時の白の衣装はデザイン違いで最低2パターンはあったはず。それぞれ見たい。
要は当時の衣装パターンを全て見たいということ。PL衣装はそれ自体芸術作品です。そして、マンモナ・ロングバージョンの新たな映像商品化も是非。
以上です。
間もなく、8月25日でデビュー満30周年!ということで、改めてPLの魅力を総括したいと思います。「何を今さら?」とおっしゃらずに、お付き合いいただければ幸いです(笑)
さて、数週間前にNHK・BS?でキャンディーズさんの特番をOAしていました。何気なくというよりも、結構じっくり見ていたのですが・・・当時の歌番組をメインに結成から解散まで、かなり充実した内容・構成でした。まあ、PLの出身母体が日テレとすれば、キャンディーズさんの場合はNHKですから、NHKで制作されるのは当然と言えるかも知れません。
この番組がOAされた後、ネット上などで視聴者反応というものにPLファンとしても注意していたのですが・・・気になるものがありました。PL・キャンディーズいずれもリアルタイムではない方のようですが、「PLに比べると、キャンディーズの方が清楚なイメージがした」というのです。PLファンにとっては怒り心頭かも知れませんが、おそらく、この番組を通して衣装から受けるイメージ、あるいは曲のイメージから、そうした感想を持ったのでしょう。
このコメントを見て私がふと思ったのは、PL時代のコンサートパンフでした。確かデビュー1年後のSFでしたか、後ろの方の評論家先生方のPL礼賛記事のなかで「いまだに衣装だけでPLを決め付ける方がいるのは残念である・・・もっと音楽性に目を向けて・・・」というのが趣旨でした。あれから30年近く経過してますが、PLをよく知らない方々、あるいはアンチの方々が「衣装だけでPLを決め付ける」という状況は当時と同じなのかも知れません。まあ、キャンディーズさんは「やさしい悪魔」を例外とすれば典型的なアイドル衣装が多かったわけですから、一方PLは・・・ですから。表面的というか表層的に見れば「キャンディーズの方が清楚」というイメージを持つのも無理からぬことかも知れません。「どっちが清楚?」なんて問いにそれほど意味があるとは思えませんが、ある程度のPLファンならば、衣装から受けるイメージとは違って「ミーちゃんケイちゃん共に清楚で素朴」だと思う方が多いでしょう。そのギャップこそPLの魅力でもあったわけです。
PLファンの私が一体何を語っているのでしょう(笑)熱くなってしまいました。話を本筋に戻しましょう。要はPLの魅力というものを「直接的に目に見える・耳に聞こえる部分で語るか」あるいは「内面的な部分で語るか」ということです。あらかじめ言っておきますが、私は「PLの魅力でどちらが重要か?」と意味しているわけではないんです。どちらも重要なんです!ただ、前者が「一般的に分かりやすい」のに対して、後者は「ある程度コアなファンなら分かりやすい」という違いかな?
最近の商品でPLの魅力について語っているものに、BOXのブックレット(フォトブック)があります。その中にタイトルもずばり「ピンク・レディーの魅力」、主に音楽面からのアプローチですが、簡潔によくまとまっていると思いますし、おおむね賛同できる部分が多かったと思います。また、あるネット販売のサイトでは、コンサートDVDを見た感想として「PL人気はクセのない純粋で素直なところ」と評している方がいまして、「PLの魅力=本質をよくとらえているな」と私としては偉く感心したのですね。
さて、「他人のPL評ばかり引用してないで自らPLの魅力を語れ!」という声が聞こえてきそうなので(笑)、ここでは主に「内面的な魅力」から、二つに絞ってみたいと思います。一つは「歌に対する想い入れの強さ」ともう一つは「お二人の親友関係」についてです。どちらも当HPで既に何回か語ってきたテーマですが、30周年を機に再考してみたいと想います。共にPLの魅力を奥深くしているものだと思うからです。
まず「歌に対する想い入れの強さ」。PLというと、衣装・振り付けとビジュアルな面から語られがちですが、これは無視できない魅力だと思うのですね。お二人のインタビュー記事やケイちゃんの自叙伝「あこがれ」などから、その様子はうかがえます。それを裏付ける客観的な事実として、お二人がデビュー前、「歌のレッスン量にとても自信を持っていたこと」があげられます。ヤマハからデビューできなくても、「君スタ」に落ちても落ち込まなかったのは、レッスン量に相当自信があったからこそなんでしょう。芸能界への一手段として歌手になるのではなく、歌が好きだからデビューするという側面が強かったのではないでしょうか。そして、そのレッスン量の多さは、スタ誕のとりわけ都倉先生にうまく伝わったのだと思います。
スタ誕の決戦大会でスカウトされた後、高校卒業までは、その反動で放心状態になったということですが、それもうなずけるところです。また、お二人がよく語ることとして「レコーディングが好き」ということも、歌への想い入れの強さをよく表してると思います。そうそう、ケイちゃんは中学生の時に(ミーちゃんも誘って)、音楽の先生に頼んで放課後発声訓練していたとのこと。これも歌好きを物語るエピソードですね。そういった「歌に対する想い入れの強さ」があるからこそ、PLのコンサートは感動を与えることができるのです。
次に「お二人の親友関係について」。これは極めて内面的なことですが、実はお二人の活動自体に様々な影響を与えていますし、PLの魅力を深くしている大きな要素なんですね。勿論、仕事上のお二人の考えの違いというものはありました。アメリカ進出が典型的ですが、その他にも・・・でも、お二人に信頼関係があったから、お二人での活動は解散後もずっと続いてるんだと思います。
皆さんご承知のとおり、ミーちゃんケイちゃんの関係は中学以来のものです。(PL初心者の方のために付け加えるならば同じ中学高校に通った同級生です)これが他の女性グループには、けっしてまねのできないPLの大きな魅力なんですね。
メモリアルコンサートのMCやフリツケマスターDVDなんかで、お二人の掛け合い?が結構ありました。時には友好的に、時には挑発的に?息もピッタリと。
ここで、ちょっと想像してみましょう。お二人の関係が長年の親友関係でなく、仕事上の関係だけだとしたら・・・つまり、プライベートな付き合いがほとんど無いとしたら・・・MCも掛け合いも全くの演技だとしたら・・・これは全くの興ざめでしょう。逆に言うと、お二人の長年の関係があるからこそ、コンサートMCの掛け合いもリアルで魅力的なんですね。
言い換えると「女性デュオとしての活動の延長にプライベートな付き合いがある」のではなく「プライベートな付き合いの延長に女性デュオとしての活動がある」というわけです。私たちが直接見ているのは、(ソロ活動を除くと)女性デュオとしての活動だけですが、それがそうしたお二人の関係に根ざしているからこそ、より魅力的に写るんだと思うのです。
「PLコンサートのMC掛け合いが面白い」=現象、それは「お二人の親友関係」=本質から・・・ということです。
今日はこのへんにて失礼します。
では。