PL雑感その3


2001.X.XX

お二人の自信の源泉とは?

最近ミーちゃんケイちゃんについて、考えていることがあります。それは、「お二人の自信の源泉は何なのだろうか?」ということです。??でしょうか。と言うのは、ここ数年のご発言などから「デビュー前からの自信」が感じられるのです。そして、それが、PL成功の原動力になっていた気もするのです。

皆様ご存じの通り、お二人は日テレ「スタ誕」の前に、フジテレビ「君こそスターだ」を受けて落ちていますね。1997年NHK「スタジオパーク」では・・・
ケイちゃん「見事に落っこっちゃいました。」
アナ「ちょっとショックだったでしょう?」
ケイちゃん「全然。よけい自信が付いちゃいました。」
アナ「どうしてですか?」
ケイちゃん「こういう番組で受からなくて良かった。・・・すごい自信があったんです。」
1998年室井滋さんとの対談記事では・・・
ケイちゃん「普通、落ちたらショックじゃないですか。でも、私たちは、ああ、この審査員て私たちの良さが全然わからないのね、って思った。」
室井さん「かなり自信があったんですね。」
ケイちゃん「すっごい自信があったんです。」

さて、この「デビュー前からの自信の源泉」とは何なのでしょうか?ヒントはケイちゃん談「ヤマハで3年間レッスンしていたから・・・」
クッキーを含めた高校時代の活動ですね。浜松のレッスン場まで鈍行で通い、安部川のほとりで練習し、クッキーとしてポプコンの東海大会に出場し、カラオケセットの宣伝で人前で歌ったり・・・つまり、歌手としてデビュー前にかなりの場数を踏んでいるのですね。これが自信の源泉なのですね。上記対談記事では、ケイちゃん「だって、歌手になれないって思ったことが一度もなかったんです。」ミーちゃん「絶対、他人より練習量多いっていう自負があったのね。」
1978年のPL本では、ヘア・デザイナーの方が「仕事柄、多くの芸能人と接していますが、最初から『自分たちの歌は絶対ヒットする!』と言いきった新人は、彼女たちが初めて」・・・お二人の自信を裏付けるもので、興味深いですね。以上は「デビュー前からPLとしてブレイクするまでの自信」です。これだけの自信が、PLブレイクの原動力になったのでしょう。

そして、今ソロ活動のお二人には、PL時代に付けた自信が、活動の源泉になっているのでしょう。「PL時代に付けた自信」これはいつ頃からなのでしょうか。私個人的には、1977年のチャレンジコンサートからSF’77にかけての時期だと思うのです。と言うのは、それ以前の新人っぽい言動と違い、この時期のお二人から「トップアイドルとしての自信・自負」が強く感じられるようになったからです。そして、翌年、歌謡界一の栄誉である「レコ大」受賞。当時アイドルの受賞は珍しかったですから、これも大きな自信となったことでしょう。それから、アメリカ進出。これについて、当時マスコミ的には、皆様ご存じの通りです。ただ、数年前、当時消極的に思われたケイちゃんからも、肯定的なご発言がありました。4年7か月のPL時代、これは他のいかなるアイドルも経験できない、お二人にとって貴重な経験、そして「自信の源泉」なのでしょうね。


2001.4.28

PLに見るアイドルの役割とは?

ミー&ケイ「みなさん!こんにちはー」
会場(大きな声で)「こんにちはー」
ケイちゃん(嬉しそうに)「すごい元気ね。みんなね。」
ミーちゃん「暑いですね。皆さん元気ですか?」
会場(青少年男子のドスのきいた大声で)「げんきー」
ケイちゃん「もうみんな学校は夏休みでしょう。みんな泳いだ?」(注:ケイちゃんのこのMC、コンサート終盤では「夏休みも、もう終わりですね。」になっていた会場も)
会場(再び青少年男子のドスのきいた大声で)「泳いだあー」
ケイちゃん「そう。キャハハ・・・」

以上、1977年夏のコンサートSF’77大阪公演(ラジオ放送)からです。皆様どのように思われますか?ミーちゃんケイちゃん特別な言葉をかけているわけではなく、ごく普通の会話ではありますが、会場の反応はスゴイのです(^^)
私、このテープを久々に聞いて、とても新鮮に感じました。ちょっと大げさかもしれないのですが、当時のアイドルが果たしていた大きな役割というか使命というものを感じました。勿論、こんな光景はアイドル全盛の当時、PLほどの国民的アイドルでなくても、つまり、B級アイドルでもよく見られたものでした。ただ、やっぱりスーパーアイドルPLとなると、公演の数、観客動員数のケタが違いますから、その社会的影響力というのはスゴイものだったと想像できます。
さて、当時のアイドルが果たした役割・使命とは何でしょうか。それは、青少年男子の健全な育成だったのではないでしょうか(^^)
この役割、B級アイドルもそれなりに分担していたのでしょうが、スーパーアイドルPLとなると、その役割は更に大きなものだったのでしょう。ちょっと大げさかも知れませんが、冒頭のMCと会場の反応を聞きながら、ふと、そんなことを思いました。


2001.4.1

あれから20周年!

日付は4月1日となってしまいましたが、昨日はミーちゃんケイちゃんの新たな旅立ちから20周年の記念日でしたね。PLファンの皆様は、当時のことを思い出され感慨に浸っておられたのではないでしょうか。東京など多くの地域で、冷たい雨、雪でしたね。まるでPLファンに対し天が「当時を思い出せ!」と言っているようにも思えました。
かく言う私も「様々な思い出が走馬灯のように」ということで、昨日の更新はできませんでした(^^;)

正直に申しますと、3月に入った頃から20年前の3月のことが、つい昨日のように頭によみがえってくるのです。その中には、今思えば、どうしてこんなことを覚えているのだろうと、自ら笑ってしまうものもありますね(^^)
1981年3月、お2人は解散間近ということで、歌番組以外のワイドショーにも多数出演されていました。ある朝の番組では、最初に私服で登場され、PLの活動を振り返ってトークを展開。そして、CMをはさんで「OH!」の白いミニに着替えて登場されました。なぜか占い師の方が手相を見るコーナーがあり、ミーちゃんケイちゃんそれぞれの手相を見たのです。この占い師の方、ケイちゃんの手相を見る直前にケイちゃんのお顔を見て、いきなり「あなた、かわいいね。」と言ったのでした。ケイちゃん派の私としては、とても嬉しく思うと同時に、あまりの唐突さが妙に印象に残っているのです(^^)最後に「OH!」を歌われて、その後今日は関東のどこかでコンサートがあるということで、お2人はスタジオを後にされたのでした。

また、確か日テレ系のある午後のワイドショーでは、男女2人の司会者の方とトークを展開、その合間にメドレーを歌われるという進行でした。CMが入るたびに衣装を着替えられましたので、最後の「OH!」まで衣装替えが3回くらいあるという豪華な番組でした。その衣装の一つに、例の銀箱の告知ポスターにもなったあのピンクっぽい衣装もあったのです。そして、司会者の男の方が、この衣装に着替えて登場されたお2人を見るなり「寒くないですか?」と聞いたのです(^^)お2人のお答えは「大丈夫です。」のような感じでした。確かに露出度の高い衣装でしたね。
後楽園の前日30日には、最後の歌番組として「夜ヒット」に出演されました。お2人が歌われる直前に、司会者の芳村さんか井上さんか、どちらか忘れましたが「明日お天気になるといいですね。」のような趣旨のことを言われたのですが、結果は皆様ご承知の通りになったことも、印象深い思い出です。

以上、どうして、「こんなことを覚えているのだろう」と思われる1981年3月のお話でした。きっと、ミーちゃんケイちゃんを頭に焼き付けたい一心で、テレビにかじりついていたのでしょうね(^^)31日のことを書くと長くなるので、こちらは、おいおいということで・・・

さて、私、あれから20周年の今、いかにも懐古趣味的な当HPを開設し(^^)、現にPLを懐古(昔のことをなつかしく思いおこすこと)するコメントが多くの部分を占めてはいます。でも、私の真の思いは「PL懐古」ではないんです。現在、そして将来にわたるケイちゃんミーちゃんの芸能活動の益々のご発展、これだけです。そして、偉そうなこと言って恐縮ですが、是非お2人には、芸能活動、言動をすべて含めて、いわゆる元アイドルと言われる方の「お手本」となっていただきたいのです。現にそうなりつつあると、私には思いますが。いわゆるアイドルとして一世を風靡した方の言動に、お手本どころか反面教師的なところが多すぎるのが、日本の芸能界の不思議な特徴でしょうか。その点、ミーちゃんケイちゃんは安心ですね。

今のアイドルと言うと「モー娘。」さんですか。最近、ネット上で「モー娘。」さんをPLの再来のように書いているものを見かけます。PLファンの私としては??ですが。皆様はどう思われますか?「子供が歌って踊ってまねできる」この一点だけを切り出して、PLの再来としているようですが、ちょっと飛躍が大きすぎますね。私としては「モー娘。」さんは、グループの成り立ちから言って、PLよりむしろ「おニャン子」さんに近いと思うのです。「他のグループにないPLの大きな魅力は、歌手デビュー前からお2人が大親友であること」と、当HPでは繰り返し書いています。昨年、紅白のリハーサルの合間に、NHKの廊下で、(物まねで有名な)コロッケさんによるお2人へのインタビューがありました。「今回はメドレー?」とコロッケさんが聞かれて、ミーちゃんが「できるだけ、たっぷり聞いていただきたい。」と言いながら、横のケイちゃんと顔を見合わせると同時に、ケイちゃんが「ねえ。」と、うなずくシーンがあるのです。そのあまりのタイミングの良さを見るだけで、大親友であるお2人に私は感動してしまうのですね(^^)ちょっと、大げさですが(^^;)
話が脱線しました。要はPLと「モー娘。」さんを比較しても、無意味だと思うのです。ちょうどPLと「キャンディーズ」さんとの比較が無意味なのと同じです。

とりとめも無く書いてきましたが、あれから20周年、そして、デビュー満25周年の今年、お2人の益々のご活躍を願うのみです。
できることならば、再結成活動で新曲・公演が私の夢ですね。


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