カリフォルニア・ブルー

「カリフォルニア・ブルー」は、やっぱり名曲だ!2004.4.18

先週は復活PLのメモリアルコンサート「モンスターパニック」の東京公演ということで、各テレビ局の情報番組で結構大きく取り上げられてましたね。特にTBSの朝の番組では、リハーサル風景から7月発売の「振り付けDVD」の紹介まで、大サービスの内容でした。東京公演でのお2人も、ますますパワーアップ!という感じで、今後続くツアーの盛況をお祈りしています。

さて、今日の本題は、このコーナーのタイトルになっている「カリフォルニア・ブルー」そのものです。皆様は3月24日に発売されたCD「銀箱」(正式名称は「PINK LADY」、1981年解散直前に発売された同名LPの復刻)は既にお手元にありますでしょうか?私は発売当日は買えず、つい先日やっと手に入れたのですが、やっぱりいいですね。CDに「遂に”伝説”の銀箱復活!」なんてシールが貼ってあって、ビクターさんも通称「銀箱」を追認したんですね。中身は復刻ですから、LPと比較して新しいものはないんですけど、長い間LPを聞ける環境になかった私としては、やっばり嬉しい企画ですよね。ビクターさんありがとう!「まだ買ってないPLファンは即買うべし!」と言っておきましょう。特製写真集もそのままですよ。ケイちゃん派の私としては、この写真集の表紙のケイちゃんが特にお気に入りのようです(^^;)

「銀箱」に入っている曲名は、皆様ご存じのとおりですが、ケイちゃん派の私としては、やっぱりケイちゃんソロ曲「カリファルニア・ブルー」を真っ先に聞きました。原曲を聞くのは、LP以来二十数年振りのことでした。改めて聞いてみると、当時感じていたよりも、ずっといい曲で、思わず感涙してしまいました。(大げさですね。でも本当です。初めて「マンデー・モナリザ・クラブ」を聞いた時も、同じような感動の覚えがあります。)
それで、テープに落として何回も聞いてみたんです。ケイちゃんの独特なハスキーボイスが迫ってくると、ふと後楽園の最終公演、ソロのコーナー、クレーンの上で熱唱するケイちゃんの姿が浮かんでくるのです。この時のケイちゃん、とてもいい笑顔でしたね。歌い終わった後の満足そうな笑顔が印象的でした。

さてさて、この「カリフォルニア・ブルー」。単に「ケイちゃんが歌っているから名曲だ」って言っているわけじゃないんです。勿論ケイちゃんの歌い方はいいんです。宝島社「首ったけ」でも触れてましたね。ケイちゃんの歌唱力プラス曲の良さ。ケイちゃんの発音がまたいい。歌詞で英語の部分「California blue」の「blueは『ブルゥー』」、歌詞で日本語の部分「今はただのブルーのブルーは『ブゥルゥー』」と、ちゃんと区別して歌ってます。アメリカ進出の成果でしょうか。

この曲、作詞は伊藤アキラ氏となっていますが、この方「世界英雄史」の作詞も担当しています。これは意外。詩もいいんですが、曲調というかアレンジがまた私の好みなんですね。間奏もいいし、随所で入るコーラスがまた効果的。
ということで、作曲・編曲を見ると、梅垣達志氏となっています。失礼ながら私この方存じてなかったんですが、インターネットで調べてみると、有名アイドルに一杯曲を提供している著名な方のようです。
やはり、それなりの方が作った名曲が「カリフォルニア・ブルー」ということなんでしょう。この梅垣氏、PLのシングル曲提供は無かった・・・と書こうと思ったら、なんと!カバー曲「リメンバー」の編曲を担当されているじゃありませんか。
「銀箱」では他に「ファンタジア」「アラビアのロマンス」の作曲・編曲として登場していますね。なんだか、梅垣氏に興味しんしんとなってきました。今後もっと調査してみたいと思います。

話は変わりますが、アレンジっていうと私、「DO YOUR BEST」「OH!」のアレンジも大好きなのですが、これを担当したのが、井上鑑氏。知る人ぞ知るという方ですか。一番有名なのは寺尾さんの「ルビーの指環」。このアレンジがこの井上氏のようです。これもまた意外なこと。このへんについては、いずれ「PLの曲」のコーナーでもご紹介したいと思います。

とにかく「カリフォルニア・ブルー」は名曲です。ケイちゃんファンなら、なおさら感じるものがあるでしょう。是非「銀箱」で聞くべし!


ケイちゃんから見たミーちゃん2004.2.22

さてさて、1月下旬に発売されました「ピンク・レディーに首ったけ!」(宝島社)に文字通り「首ったけ」になった方も多かったのではないでしょうか。かく言う私もまさにその状態でした。解散後23年にしてこのようなPL本が企画・発売されるということでも驚きですが、その中身の濃さにも充分満足のいくものでしたね。なんか長年追い求めていたPL本の理想を見たようです。スペシャル・サンクスとして、巻末にPL特別親衛隊様(当HPも開設以来お世話になっています。)の総長様のお名前もありましたが、この点からも充実した内容であることに納得したわけです。現在発売中につき、この本の中身についてあれこれ書くことは、営業妨害にもなりかねませんので避けますが、さわりだけということで・・・
とにかく「PLファン・マニア必読の書、まだ手元に無い方は即買うべし!」とだけ言っておきましよう。

さて、この「首ったけ」(スゴイ略し方ですが)、ケイちゃんファンの立場から見ても、興味深いコーナーがありましたね。一つは「ケイちゃん大丈夫!?」もう一つはマンガで「ミーとケイの出会った日」このマンガ、ファンには涙もののストーリーなのですが、ユニークなのは、「ケイちゃんがミーちゃんとの出会いを回想する」という設定になっているのですね。主語「私=ケイちゃん」なのです。では、なぜケイちゃんなのか?それが気になるところ。当時はケイちゃんの方が積極的に話しかけていたから・・・かも知れません。

私は常々当HPで、PLのお2人が中学以来の親友であること、そしてそのことが、PLというグループの性格を決定づけていることを書いてきました。そして、そのことから、お2人の出会いやクッキー時代の活動といったものに、ものすごく関心を持っているのです。男性にしろ女性にしろ、いわゆるアイドル・グループで活動したことがある方の回想で、よく聞くのは「事務所の人に言われるがままにある部屋へ通された。すると、そこに(将来一緒に活動するグループの)相方がいた。」こういう出会いが一般的なのでしよう。事務所による人為的なグループ結成。仮にブレイクしたとしても、PLファンの私から見れば、そのようなグループには、何か物足りなさを感じてしまうのですね。「このグループには何かが不足している。一方PLは・・・」

皆さんご存じのとおり、ケイちゃんとミーちゃんとの出会いは、中学の演劇部。姉妹の役を2人でやったことが大きいのですが、でも、考えてみると、こういう話って、よくあることで、お2人が親友になるには、更に何かがあったはずですよね。それについて、ケイちゃんの側から見てみると・・・
一つは、中学当時ミーちゃんから、「スタ誕に(ミーちゃん単独で)出演した(残念ながらテレビ予選まで)」という話を聞き「自分と同じ芸能界にあこがれを持っている」と感じたこと。
そして、普段はおとなしいミーちゃんが、演劇部になると、人が変わったように積極的になること。
そんなことから、ケイちゃんはミーちゃんに対して、親しみを感じていったようですね。そして、料理の手伝い(ミーちゃんは当時家族の料理当番)や歌の練習なんかで、ミーちゃんの家をたびたび訪れる・・・うちに親密度を増していったようです。その頃のお2人の様々なエピソード(ファンには涙もの?)を聞くと、「なるほどPL2人の仲は奥深い・・・」ということになるわけです。事務所主導型で結成されたグループでは、絶対経験できないようなことが、いろいろあるんですよね。そして、それがPLの大きな魅力になっているわけです。
当時、性格的には「活発なケイちゃん」と「おとなしいミーちゃん」といった図式のようですが、これが、PL時代の(あくまで)一般的なイメージと逆になっているのも、興味深いところです。熱烈なケイちゃんファンにとっては、表向きおとなしいケイちゃんに見えても、実際は・・・ということを知っていた方も多いわけですが・・・
現在開催中の復活ツアーでケイちゃんのMCを聞くまで「ケイちゃん=おとなしい」という固定観念を持っていた方も多いようで、これにも私は驚かされたのですが・・・


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