第10期 ジャーニー
(1996.?〜1998.4?)
左から
ロス・ヴァロリー(B)、スティーヴ・スミス(Dr)、スティーヴ・ペリー(Vo)、ジョナサン・ケイン(Key)、ニール・ショーン(G)
ヴォーカル |
ギター |
キーボード |
ベース |
ドラムス |
スティーヴ・ペリー |
ニール・ショーン |
ジョナサン・ケイン |
ロス・ヴァロリー |
スティーヴ・スミス |
スティーヴ・ペリーが、1994年に約8年ぶりにシーンに復帰してから、約2年後、ジャーニーは黄金期のラインナップで、10年ぶりに再結成を果たすこととなる。メンバーは当然ながら、スティーヴ・ペリー(Vo)、ニール・ショーン(G)、ジョナサン・ケイン(Key)、ロス・ヴァロリー(B)、スティーヴ・スミス(Dr)の5人。第6期と同じラインナップである。
そして、上記5人のメンバーで、10枚目のアルバム「TRIAL
BY FIRE/トライアル・バイ・ファイアー」を制作。1996年10月にリリースされた。
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本作が、再結成第1弾となったアルバムである。1986年の「RAISED
ON RADIO/レイズド・オン・レイディオ〜時を駆けて」以来、なんと10年ぶりとなる彼らのスタジオ・アルバムである。15曲の収録(日本盤は、ボーナストラックを含めて16曲)中、バラード/ミディアム・テンポなナンバーが、半分を占めているが、楽曲自体は、良質なメロディ満載のものばかりで、昔と変わらぬジャーニーの音楽を堪能できる1枚と言えると思う。ペリーのヴォーカルに注目すると、2ndソロを聴いたときから感じたが、80年代頃のような伸びのある澄み切った声はさすがに出なくなったと思うが、それでも魂を込めた歌唱力というのは、昔と変わっていないと思う。オーケストラを導入したバラードナンバー"WHEN
YOU LOVE A WOMAN","WHEN I THINK OF
YOU"の仕上がりは、素晴らしい。 |
さらに、彼らにとっての2枚目のライブ・アルバム「GREATEST
HITS LIVE/グレイテスト・ヒッツ・ライブ」が、1998年4月にリリースされた。
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本作は、ジャーニーの2枚目となるライブ・アルバムである。1981年〜83年頃の、まさに絶頂期の彼らのライブ音源が収録されたアルバムである。初心者には、ジャーニーがライブ・バンドであるということを知る上で、入門編となりうるアルバムと言える。 |
しかしながら、スティーヴ・ペリーは、休暇中に(山登りをしていたらしい)腰を痛めてしまい、ツアーに出ることもできない状態となり、他のメンバーと一時はまったく連絡も取らない状況となり、バンド活動はストップ。結局のところ、ツアーを行うこともなく、ペリーは脱退を表明した。
結局、ペリーは1983年の来日以来、日本の土を踏んでいないことになる。
1日も早いシーンの復帰を願いたいし、来日してファンの前に姿を現してくれることを願いたい。
また、スティーヴ・スミス(Dr)も、ジャズ・プロジェクトに専念する為に、脱退した。
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