第11期 ジャーニー

(1998.4?〜現在)

左から
ディーン・カストロノヴァ(Dr)、ニール・ショーン(G)、スティーヴ・オージェリー(Vo)、ジョナサン・ケイン(Key)、ロス・ヴァロリー(B)


スティーヴ・ペリー(Vo)、スティーヴ・スミス(Dr)が相次いで脱退してしまい、ジャーニーが直ちに後任のメンバーを捜し始める。新ヴォーカリストは、オーディションの末、スティーヴ・オージェリー(元Tyketto〜Tall Stories)に決定。また、ドラマーは、BAD ENGLISHやHARDLINEでニールと共に活動したディーン・カストロノヴァに決定し、ラインナップは、下記のとおりとなる。

ヴォーカル ギター キーボード ベース ドラムス
スティーヴ・オージェリー ニール・ショーン ジョナサン・ケイン ロス・ヴァロリー ディーン・カストロノヴァ

新生ジャーニーとしての最初の活動は、映画「ARMAGEDDON/アルマゲドン」サウンド・トラックへの、曲の提供である。”REMEMBERME/リメンバー・ミー”をナイトレンジャーのジャック・フレイズと共作したジャーニーは、スティーヴ・オージェリーとレコーディングにのぞみ、サウンド・トラックに収録となる。

本作が、「ARMAGEDDON/アルマゲドン」サウンドトラックである。他に、エアロスミス、ジョン・ボン・ジョヴィ、ZZ TOPなどが参加している。

1998年6月には、グループとして、15年ぶりの来日公演を果たす。東京(2公演)、大阪、名古屋の計4公演が行われた。

2000年にはいり、再結成第2弾アルバム、オージェリー加入後のはじめてのアルバムの準備にとりかかり始める。そして、11作目となるスタジオ・アルバム「ARRIVAL/アライヴァル」が10月にまず日本のみ先行発売された。

本作が、[TRIAL BY FIRE/トライアル・バイ・ファイアー」から、4年ぶりにリリースされた11作目となったアルバム「ARRIVAL/アライヴァル」である。メンバーチェンジがあったとは言え、良質な曲が粒ぞろいのアルバムであることには変わりはないと思う。しかも、今回は外部ソングライターがかなりの部分でかかわっているところが、これまでとは違う。スティーヴ・オージェリーも、ペリー同様素晴らしいシンガーであることを認識させられた。しかしながら、ロック・ナンバーが少ないのが不満である。

年があけて、2001年1月から2月にかけて、ジャーニーはまた来日を果たす。この時は、東京(2公演)、大阪、名古屋、静岡、広島、福岡の6公演地7公演と、規模が前回よりも大きかった。僕自身は、公演は見ていないが、オージェリーもすっかりバンドの顔として、バンドにとけ込み、大健闘したことが伝えられている。

そして、4月には、米国本国でも「ARRIVAL/アライヴァル」はリリースされるが、米国盤は日本盤とはアルバム・ジャケット/収録曲が異なる形でリリースされた。ジャーニーの歴史を振り返って、収録曲が異なるのならまだしも、ジャケットまでもが異なるというのは、今回が初めてである。

これが、米国盤「ARRIVAL/アライヴァル」である。収録曲の違いについては、アルバム・ジャケットをクリックして下さい。違いが分かるようになっています。

簡単に言えば、日本盤の収録曲から1曲がカットされ、2曲のロックナンバーが追加されている。

6月より8月中旬の2ヶ月半の間は、米国本国のツアーに出るジャーニー....本国では、アルバムセールスの状況が芳しくないようであるが、ツアーが勝負のように思う。彼らの今後の活躍を祈りたいと思う。(2001.05.11記)


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