第5期 ジャーニー
(1987.12〜1981.4)
左から
ニール・ショーン(G)、スティーヴ・スミス(Dr)、スティーヴ・ペリー(Vo)
グレッグ・ローリー(Key/Vo)、ロス・ヴァロリー(B)
エインズレー・ダンバー脱退後、後任のドラマーとして、当時はほとんど無名に近い存在であったが、ロニー・モントローズと共にプレイしていたという、ジャズ畑のドラマー、スティーヴ・スミスが迎え入れられ、メンバー構成は下記のように変わった。
ヴォーカル |
ギター |
キーボード |
ベース |
ドラムス |
スティーヴ・ペリー |
ニール・ショーン |
グレッグ・ローリー |
ロス・ヴァロリー |
スティーヴ・スミス |
スティーヴ・スミスを迎え入れて、ジャーニーはニューアルバム「EVOLUTION/エヴォルーション」のレコーディングに入り、1979年にリリースされた。
・「EVOLUTION/エヴォルーション」のリリースに伴い、エヴォルーション・ツアーも開始され、全米84回、ヨーロッパ10回という回数の公演をこなし、83万5千人という観客を動員したという。
・また、1979年4月には、日本に初来日を果たす(公演地:名古屋、大阪、東京(3回))。しかし、この当時はまだジャーニーは、日本では知られていなかったせいもあり、東京を除いては、観客の入りが悪く予想外の不振に終わったそうであった。
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本作が、スティーヴ・スミスを迎え入れられて制作された「EVOLUTION/エヴォルーション」である。インフィニティからジャーニーの音楽性は、完全にヴォーカル主体の変わってきたが、本作も良質な曲が揃った作品に仕上がっている。 |
1980年に入ると、次作のレコーディングに取りかかる。その名も、「DEPARTURE/ディパーチャー」である。
1980年2月下旬に、ニール・ショーンがプロモーションの為に、単独で来日している。
また、1980年10月には、2度目の来日を果たし来日公演を行うと同時に、日本人デザイナー高田賢三が監督をつとめた映画「夢・夢のあと」のサウンド・トラックのレコーディングを行った。
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本作が、ジャーニーの6枚目のアルバムである「DEPARTURE/ディパーチャー」である。よりハードなサウンドとなった印象を受ける。特に、"Anyway
You Wany It/お気に召すまま"はこのアルバムの目玉と言ってもよい曲であろう。(キャッチーな曲って、このような曲のことをいうのだろうか?) ポップなアメリカン・ロックバンドの味が、少しずつ出てきたのではなかろうか?
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ジャーニー初の試みである映画サウンド・トラック・アルバムである。日本人デザイナー高田賢三が監督をつとめた映画「夢・夢のあと」のサントラをジャーニーが担当することとなり、何と日本で2週間あまりでレコーディングされたという作品である。 スティーヴ・ペリーは、割と低めのヴォーカルを取っている。
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本作が、ジャーニー史上初のライブ・アルバムである。ディパーチャーツアーの模様を収めているが、選曲はもちろん「INFINITY/インフィニティ」、「EVOLUTION/エヴォルーション」、「DEPARTURE/ディパーチャー」からである。1981年リリース。 また、本作で2曲の新曲が収録されており、1曲が"Dixie
Highway/デキシー・ハイウェイ"でこれはライブバージョンのみである。もう1曲が"The
Party's Over/ブルー・スカイ・パーティ-"でこの曲のみスタジオ録音である。
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このアルバムは、ジャーニー初のベストアルバムである。初期3部作「JOURNEY/宇宙への旅立ち」、「LOOK
INTO THE FUTURRE/未来への招待状」、「NEXT/ネクスト〜果てしなき挑戦」からの選曲である。1980年リリース。 |
しかしながら、グレッグ・ローリーが、サンタナ時代からツアーの連続で、心身の疲れのあって(?)、グループの離脱を決意した。
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