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テーマ: 冬休みの観察。
【長男:↓の続き】
セレネースを飲んでいないと、やはり固執が強くなる。何か気になることがあると、切り替え
が自分ではできないようだ。でも、自分で「何が気になっているか」わかっていて、他人の指示
にも従えるところが成長している。
【長男:学習】
中学の数学は、生活(身辺自立)に必要ないものが多くなるので、高校進学(?)に差し支え
ない程度に、できなくても仕方のないモノはやらなくていいことにしている。
一次方程式の文章題、距離と時間の関係を求めるものは元々解からないので、パス。代金を求
めるものはなんとか理解できるし、日常生活にも応用できるので、そういう問題を選んでいる。
そこで発見! A君とかBさんという記号が出て来ると、そのままでは具体物としてのイメー
ジがわかないらしく、エビ君とブルーベリーさんに変換していた。ムむっ、なかなかやるなっ!
・・・かくいうワタシは、やはりこういう記号を具体化するために、文書題はすべて絵にしてい
た。ワタシは、こういう場合、ハリガネ人間を書いてA・Bとし、問題を全部図式化していた。
【次男:衝突の原因】
ADHDが人にちょっかいを出すパターンを書いて、貼り出した。
○わざと怒らせることを言う。
○誰もそんなことを言っていないのに、一番悪いことを考える。
○自分に原因があるのに人のせいだと思い込み、仕返しをしようとする。
○人に言われたことを絶対にそのまま認めない。
○屁理屈を言い返す。
今日のいさかいの原因になったのはどのパターンだったか、聞いてみた。(正解だったけれど、
多分ワタシが解説したからだろう。今日は、事件後にこの表を書いたので…。明日からは、自分
で考えるようにする予定。)
[2001年12月30日 19時34分50秒]
テーマ: 薬による補助。
学校が休みなので、長男・次男共にリタリンを休んでいる。
今回は、長男のセレネースも休みにして様子を見ている。
そもそもセレネースは、小6の時に、自分なりに考えたり判断して行動する意思が出てきたの
に、「自分で考えつく内容が実現不可能なこと」だったり「いろんな考えが競合すると決められ
ない」ために混乱しパニックを起こしたので、必要になったのだった。
薬を飲んでいなくても大きな混乱がないところを見ると、セレネースを飲んでいた一年半の間
に、脳機能が部分的に成長しはじめたことによる一時的なアンバランスは収拾がついたようだ。
ただ、行動が幼くなったし感覚へののめり込みがひどくなっているところを見ると、思考能力と
実行能力の連携が整合するようになって問題が解消したものの、生来の「地」がむき出しになっ
ているようだ。
今後もまだ薬の補助が必要がどうかは、今のところわからない。ただ、「自己申告」をするた
めに、「どういうことが良い行動であるか」を自覚するようになった効果は十分に現れている。
「喧嘩をしない」ようにお互いに気をつけるようになっただけでも、随分と落ち着いた。
そこで、今日から次の段階の課題を出している。・・・「今は、お互いの非を見つけては非難
し、罵り合い、言い付け合っている。けれど、そういう場面で相手が失敗したり怒られたりしな
いようにかばい合い協力できたら、それを言ってもいい。」ことにした。
[2001年12月30日 9時50分21秒]
テーマ: 成人の現状。
【言葉の遅れと行動障害のある典型的な自閉症児だった人】
誤まった対応をされ続け、とんでもない段階に留まってしまっている。
【言葉・学習・行動の障害がなく、自閉症であることに気づかれなかった人】
自分自身の状態について、ほとんど自覚がない。
【重度の場合】できないことが多くて、苦にしている。
【軽度の場合】できてしまったが故の苦痛を感じている。
憤ることばかりだけれど、せめて足の引っ張り合いはやめにしたい。自分と違うタイプの自閉症
者を非難するのも、やめにしたい。でも、違うタイプの自閉症者を見ると、自分には無いけれど
人にはある突出した能力だけが目立ってしまって、どうしても言いたくなる。(自覚し始めの初
期の内には、誰しもそうなってしまう可能性があることを、臨床家は気づくべきだ。)
[2001年12月30日 9時25分13秒]
テーマ: 本当の仕事。
何故か、小学生の頃からニンゲンを研究対象にし(と言っても、行動を観察してそうなろうと
思ったわけではなく、あるべき姿を考察していた)、中学生の時には「他の人は横に繋がってい
るけれど、ワタシは"誰かの言葉"を媒介として縦に繋がることで、自分のすぐ隣りにいる人に係
わっている」ことに気づいていた。
一般的なアスペの人たちのように、何かの知識に凝ることができれば良かったのだろうけれ
ど、そこだけが自閉症的で感覚的な要素に反応するだけで体系的な知識にはならなかった。ま
た、おしゃべりだけれど視覚的な情報を言葉に変換していただけで、実は言語能力はあまり高く
なかった。
要するに、実質的な人との係わりもなくコミュニケーションも成立していない中で、どうやら
他の人とは違っている自分自身の在り方を研究していたら、それが「自閉症」だった。結局、そ
れしかやっていない。(肩書きも資格もなくこんなことをやっていたのでは、当然の事ながらそ
れだけでは"食えない"。)
気づいた後しばらくは、自分自身の自閉症を合併症や二次障害から識別し、ADHDに見える
長男は自閉症であることを証明し、次男は自閉症的なところもあるけれど人との係わり方はやは
りADHDであることを確信する必要があった。
それで、診断とその基準を調べた。自閉症もADHDも認知の障害を持っていることも健常で
あることも、みなそれぞれに連続しているので、いくつかの特徴が混じっていることが有り得る
ことも知った。診断や教育や医療や特別支援の必要性もまた、それぞれの状態・発達・環境要因
によって変わって行く。けれど、社会に適応できてもできなくても、そういう子どもであり、そ
ういう因子を持っていることを知っているといないとでは大違い。そんなことなど、etc。
決して、前向きな姿勢で辿り着いたわけではないインターネットだった。不特定多数の人々に
向かって語ることを試みたのも、ほとんど焦りに近かった。それが無理だとわかったので、やっ
と「普通の意味での日記」を書くという、自分にとって一番自然な在り方に行き着いた。
その間、ワタシがしていることの影響というモノを全く知らなかった。それはそうだ、自分で
も解からなかったのだから…。それで、いろんな人に迷惑をかけてしまった。
相変わらず、何やってんだかわからない。これから、いったい何が起こるのだろう?
[2001年12月29日 16時54分17秒]
テーマ: 冬休みの課題。
思いっきり、学習障害への対応とハビリテーションスキルの訓練。
今年の冬は、後者の方に比重がかかっている(と言うより、余裕ができた)。
例えば、そのまま脱いで裏返った服を自分で直す・洗濯物を干す・窓掃除をする・自分が散らか
した場所に掃除機をかける…。
これだけ見ると、いかにも小姑がいびっているようだけれど、実はこれ職業訓練の一環。とにか
く、こういう日常的でありきたりな動作ができないことが、大きなつまづきの原因になるから。
[2001年12月26日 22時24分35秒]
テーマ: 社会性。
社会性って、何だろう?
具体的な・いま・ここにいる人に興味を示し、その人の気持ちを損ねない会話ができること?
何かの集団に帰属し、その集団内での役割を果たすだけでなく精神的な支えを得ていること?
人と一緒に遊び、すすめられた食事をおいしそうに食べること?
物理的拘束と使役に耐え得るだけの、身体能力があること?
[2001年12月26日 22時17分36秒]
テーマ: 橋渡し。
「『心の理論』を獲得していないことが、自閉症の中核である。」と言いたい人はいるでしょ
う。でも、『心の理論』を獲得したからといって、自閉症は治らない。ただ、本人が自分で
『人』の『心』を意識する(時には過剰に)ようになるために問題行動が減るし、人の在り方を
述べたりするようになるので、周りが楽になるということ。・・・しかし、本人の人間観が正し
いものであるという保証はないので、とんでもない行動をした後になって仰天することになって
しまう。
療育という面で言えば、『心の理論』獲得以前の方が介入しやすい。それは、その時点ではま
だ、本人の認識を否定しない同調的な係わり方で本人の認識世界に並行的に係わり合うことがで
き、療育者が本人の特異な認知特性(どのようなモノの見方・考え方をしているか?)の地平に
立つことから始められるから。そうして、ただ単に言葉が使えているかどうかということではな
く、真の意味でのコミュニケーションが成立する。
もし可能ならば、『心の理論』獲得以前に、本人が自分自身について自覚できていることが望
ましい。つまり、自分のどこが人と違っていて、自閉症である以上違っていて当然な面と、それ
でも人として行動修正した方がよいところはどこか?というようなことだ。(それが、自閉症者
としての「自分自身を知る」ということ。そして、「ありのままに生きる」ということ。)
『心の理論』獲得以降には、橋渡しのできる人に、いつ・どういうタイミングで出会えるかと
いうところが、とても重要になって来る。会話のルールを教えてくれたり、人の行動や発言を解
説してくれたり、とんでもない勘違いや思い違いを正してくれる人の存在は、ほぼ一生を通じて
必要。(社会との繋がりが保てていること、社会に対して貢献していると思えるような何らかの
仕事があることも、重要。←ただし、それが収入に直結できるとは限らない。)
でも、対人認知の障害に何の介入もなされず否定的な対人関係が固着している人や、人に話し
かけられたり会話をすること自体が自己への侵入と受け取ってしまう段階にある人、目学問で世
界を構築していて自分の置かれている状況が世間から隔離されていることに気づいていない人
や、自己の特異性を自覚していない人には、接近すること自体が難しい。
[2001年12月25日 10時1分51秒]
テーマ: 立場が違う人。
自分とは立場が違っている人に、そもそも「立っている場所が違う」ことを理解してもらうこと
は不可能に近い。
立場が違っているから考えていることも違うし、発言している対象者も違う。これを説明すれば
説明するほど、水掛け論になる。
それぞれが、それぞれの仕事をすればいいだけ。
[2001年12月24日 15時56分4秒]
テーマ: この国の、この社会。
自分の子どもが、この国のこの社会でちゃんとやっていけるかどうか不安に思っている人は多
い。活発ならば活発なことを、おとなしければおとなしいことを心配している。だからこそ、先
回りしていろんな習い事をさせているのだろう。
人の弱みに付け込み、だましてまでも自己の利益をつかみとらなければ、のし上がれない経済
システムもあるし、低俗な情報を垂れ流しにして誘惑する輩が後を絶たない。
発達障害がなくてもこれだから、発達障害児を持つと余計に深刻に考えてしまう。それで、何
とかしようと厳しくして、逆をやってしまうこともある。
[2001年12月24日 15時50分28秒]
テーマ: 冬休み中の特典。
学校が休みなので、「特◎の良いこと」を作ってあげることにした。
「丸一日、兄弟喧嘩をしなかったら〔大好物厳選おつまみ〕から一つ選べる。」というお約束。
(これは、『ぼくのアスペルガー症候群』にも紹介されている、行動療法と同じもの。でも、ウ
チは、○○式にも●●派にも属していない。いろーんな方法の中から、その都度、有効な方法を
選択する。・・・専門家のみなさん! いつまでも自分の方法の有効性をアピールしていない
で、「どういう場合に効果がある」ということをうたって、使う人が選択・組み合わせできるよ
うにしてくださーーーい! しかし、使う人に、それを選べるだけの見識がなければ無意味。)
しかし、ADHD同士(注:一人はAS合併)だと、“人にかかわらない”ことが難しい。
それから、長男が「弟に喧嘩をふっかけないと、ストレスがたまる。」などと言い出したので、
「ストレスは人に向けない」こと・「人を巻き込まずにストレスを発散する方法を探す」ように
を命じた。
[2001年12月22日 15時20分28秒]
テーマ: ↓の一番最後の段落の補足。
自閉症で見逃してはならない、コミュニケーション障害。
○しゃべっていても、人とのコミュニケーションがとれていない。
○しゃべっていなくても、他の手段でコミュニケーションをとろうとしている。
もしくは、取れている。
○コミュニケーションの手段は持っているけけど、伝えようとしている感情や内容が違う。
で、通じないので諦めてしまった。
[2001年12月22日 15時3分24秒]
テーマ: 本当に必要なこと。
「これだけの学力があるのだから、これだけの仕事をする能力がある」はず、ということが前
提になっているから、学歴・学校名がモノをいい、資格取得の条件にもなっているのが、この社
会。
しかし、学力や偏差値をどんな風に調べても、その人がコーンフレークを食べ終わった後
に"袋の口を閉じて箱に入れる"ことができないとか、"食べ散らかしを掃除"し"掃除機を収納す
る"ことができないかどうかなんて測ることはできない。
LDやADHDやASは、あって当然の能力が欠けているという点で、人の期待をことごとく
裏切る。指導を受け付けるアンテナを持っている子どものうちに知っていれば、本当に必要なこ
とを教わりそこねずにすむ。時間が経てば経つほど関係障害のこじれが大きくなるので、人に教
わりたいことがあっても心理的に受け付けられなくなってしまう。
「しゃべれているから、話が通じている」というのは大いなる誤解。同様に、「しゃべれなけ
れば、話は通じない」というのも、全くの誤解。コミュニケーションの手段は、言葉と身体だけ
ではない。{言語や数字}と{顔の表情や素振り}以外にも、道具はいくらでもある。
[2001年12月21日 9時56分17秒]
テーマ: きゃらくたあ診断。
たわいもないこと、と言えばそれまでだけど、『犬夜叉』の6人(?←何故なら、妖怪もいる
ので)の中の、どのキャラクターに似ているか診断するチャートをやってみた。結果は、犬夜叉
だった。(ちなみに、次男も同じ、長男は“かごめ”だった。)
しかし、犬夜叉コースの最後の質問は、「怒ったり笑ったり、自分の気持ちがすぐ顔にでちゃ
ったりする?」で、犬夜叉になるか殺生丸になるかが決まる。(ちなみに、殺生丸と犬夜叉は異
母兄弟。殺生丸は妖怪、犬夜叉は半妖。)
それぞれのキャラ説明は、以下の通り。
【犬夜叉】わがままで乱暴者で、口が悪くて意地っ張り……と、救いようのない性格に思える。
だけど、それは半妖として周りから嫌われ続け、誰も信じられずにひとりぼっちで生
きてきた日々のせい。本当は正義感の強い、優しい心の持ち主なのだ。
ただ、本来持っている負けず嫌いな正確のせいで、素直に自分の悪い点を認めて、反
省できないところが欠点。でも、その負けず嫌いなところが、どんなピンチも打ち破
れる強さにつながっている。
他愛ない言葉でも、本気で怒る。性格が子供。
目標に向かって突き進むあまり、周りが見えなくなりがち。
なんでも自分ひとりでやってしまおうとして、トラブルを呼ぶ。素直に周りの助けを
借りることも大切。
【殺生丸】とことん我が道を行くマイペース人間。自分の行動を決めるのは周りの目ではなく、
あくまで自分自身。
「人は人、自分は自分」。そう割り切って、ひたすら自分が良いと思った通りに行動
し、自分が興味を持ったものには徹底的にこだわる。ちょっと風変わりな人。
トラブルにあってもあまり動揺しない。
自分の意見にこだわるあまり、他人の意見を無視しがち。あまり強引だと、周囲から
ワガママ人間と思われてしまう危険もある。
【かごめ】誰に対しても親切で人当たりが良い。自分のこと以上に他人を思いやる優しい人。だ
からこそ、人を傷つける行為に対し、容赦なく怒りを向ける正義感も強い人。
忘れ物などの、うっかりミスが多い。それがトラブルの元になることもある。
その優しい性格が、ときにははっきりしない人だと、相手の目に映ることがある。そ
れもトラブルの元。
喜怒哀楽を表に出だすか出さないかで、犬夜叉になるか殺生丸になるかが決まるわけだが、自
分自身の喜怒哀楽を「○○すべし」の命令の元ですべて抹殺していた頃のワタシは、確かに殺生
丸だった。
自分自身の思いや感情を持っていいし、それを理解してくれる(注:受け留めてくれるわけで
はない)人もいることを知って、かえってツラクなった。つまり、その頃には、ツライという感
情すらなかったのだった。それから、「悲しい」時だけでなく、「悔しい」時にも泣いていいこ
とを知った。・・・もっと早く自分の正体を知っていたら、逃げ場だけは取っておけたのに!
ワタシが自分を取り戻せば取り戻すほど、現実社会の風当たりを強く感じるようになって行
く。そのセンサーが全く欠落していたことが、今までの失敗と鬱の原因だった。それで、自分を
守れるようになったのだから、悪い方向に進んでいないことを信じるしかない。
しかし、こっちで何をやっても現実の生活には何も跳ね返って来ない。新興宗教の信者になっ
たのと、同じ扱いなのかもしれない。野蛮人たちはますます威圧的になり、服従の証を求めて来
る。(だから、本当は、“奈落”から自由になりたいのに、心臓をつかまれていて身動きが取れ
ない“神楽”なのだ。←敵キャラなので、性格診断のメンバーに入っていなかった。)
[2001年12月21日 8時27分52秒]
テーマ: たいあっぷ。
他の教科はちゃんと参加できるようになった次男にとって、体育の授業が最大の難関。
球技や長縄のような、見たものと協応する運動に加わりたがらないのは仕方が無いとして、体育
着に着替えない。・・・理由は、面倒臭い、寒い。
そこで、先生とのタイアップ。着替えができた日は、予定帳に書いてもらう。自己申告タイム
に、特別なお菓子がもらえることを約束したら、自分から進んで着替えたとな。(ついでに、オ
ヤツ用に、大好物の"おつまみ系"を用意しておいた。「学校が休みになったら、何をしたらもら
えるの?」だと。)
[2001年12月20日 17時20分18秒]
テーマ: 一滴のインク。
これだけで、十分に世界が暗くなる。
不快なことが一つあると、天敵が一人いると、それだけで世の中が真っ暗闇。(状態が悪い時
は、恐くて外に出られなかった。)
毎日毎日、実ったからといって全部収穫してくる人がいる。みかん・大根・菜っ葉・きのこ・
芋・…。どう考えたって、食べ切れるはずがない。しかも、味覚・食感過敏のASが二人、目新
しいものしか食べないADHDが二人。それを、毎日毎日、「食べろ、食べろ」という人がい
る。こっちは、見るのもイヤなのに!
そして、どんなにひからびても「まだ食べられる」だの、「干したり保存したりすれば食べられ
る」だのと、毎日毎日言われる。
しかし、どこかに保存してしまったら、"目の前に無いものは存在しないに等しい"ワタシにとっ
ては無いことになってしまう。かといって、見るのもイヤなものがいつまでも目の前にあり、か
つ、それを「食べろ!」とネチネチ言われ続けるはものすごい苦痛なのだ。
今のところ、「聞いていないふり=というより無視」して我慢しているのだが、そのうち爆発す
るカモ。
普通なら、こういう時は、強制撤去(良く言えば、誰かにあげる)するのだろうけれど、そんな
人はいない。でも、勧められた時には、差し障りの無い受け答えぐらいはするだろう。気の強い
人なら、苦情を申し立てて喧嘩になるかもしれない。
でも、こちらは我慢するだけで精一杯。接触しなければ、ルンルン気分でいられるので、見ザ
ル・聞かザル・言わザル。
[2001年12月20日 8時42分5秒]
テーマ: くらぶ。
【くらぶ・クラブ・倶楽部】
普通は、人が集まるものらしい。
でも、なぜ個人なのに『ペンギンくらぶ』なのか?
それは、ワタシはいつも何かに対して行動し、何かに対して考えたことを書いているので、一人
で何かをしている自覚がないから。
でも、ワタシと長男と次男で3人はいるので、確かに複数形の家内工業(興行カモ〜♪)。
[2001年12月20日 8時16分43秒]
テーマ: れんらくもう。
用件を、一番最初の人に頼むのに、まずドキドキ。なにしろ、こちらが考えつく文はものすご
ーく堅い官僚的な文章になってしまうので、うまく伝わらない部分を聞かれて付け足しだらけに
なってしまうから。それが、自分のところに回ってくる時には必ず添削されていて、いつも「な
るほど!」と思う。
まあ、聞き返されるのは、「責められている」のではなくて「分からないから」ということが
分かって来たので、そこでパニくることはなくなった。(昨日は、分かり易い文になって回って
いることを確認したら、ホッとした。ゲームもできたし、お笑い番組も観た。)
夜の7時にこの用事があることを丸一日念頭に置いていなければならないので、そういう日は
朝からイライラしてしまう。なにしろ、すこ〜んと抜けると、きれいサッパリ忘れてしまうか
ら。それで、カレンダーに書き、メモに書き、タイマーをかける。
[2001年12月20日 7時57分59秒]
テーマ: 『げんしのことば』
って、これはプレステ2のゲーム。RPGなのだけれど、戦って話を進めるのではなく、絵文字
会話をしてストーリーが展開して行くもの。
これをやっていて、つくづく自分が「言葉ではなく絵(画像)でモノを考えている」ことがわか
る。しかも、「行く」と「来る」が足の絵、「あげる」と「もらう」が手の絵というように、動
作がそのまま絵になっていて方向性がないところが、また解かり易い。だいたいが、絵の印象で
漠然と覚えているのだけれど、分からなくても適当に組み合わせている内になんとかなるからイ
ライラもしない。(見た目の印象だけで意味がつかめるところは、漢字にも共通している。)
しかし、ワタシは「顔文字」は好きではない。パソコンの中に、人がいて欲しくないから。
[2001年12月19日 9時48分11秒]
テーマ: 係わると壊れる。
だから、居場所を確認したい。
・・・なぜ、居場所なのかって?
・・・それは、頭の中の地図上に配置することで、人の存在を実体化しているから。
壊れないように、係わらないように。でも、ちゃーんと関心は持ち続けている。
みなさん、ありがとう。
[2001年12月18日 14時53分29秒]
テーマ: 「いじめ」がなくても…。
ワタシが、「全ての人はワタシのことを怒っている」と思ってしまうのは、母の眉毛の形が怒っ
ているように見えたからだ(本物の眉毛を剃って、わざわざ書いていることも知らなかった)。
もともと、生身のニンゲンにはほとんど興味がなかったし、まわりのニンゲンはみんなオカシイ
と思っていたし、必要な時にだけこっちから出向いて行く在り方には何の問題もなかったので、
それが対人認識の基本になっていたことすら気づいていなかった。
しかし、アスペの人がひとたび人に関心を持つと、それぞれ「すごい公式を立てて係わろうとし
ているものだ」と、改めて思う。(これは、『実践障害児教育1月号』の感想。)
[2001年12月17日 8時2分31秒]
テーマ: 体調が悪いと…。
人の言っていることが、聞き流せない。
フラッシュバックが、頻繁に起こる。
相手を気遣う返事や、顔つきができない。
ADHD(子どもの)が、やたら目につく。
どうやら、「音」の中に引きこもっていた方がよさそうだ。
(ちょうど、素敵なピアノの「音」にめぐり合えたことだし。
[2001年12月16日 21時24分30秒]
テーマ: ドナの本。
当たり前のことが書いてあると思った。
こういう本が売れているということは、この国の人はみんな自閉症のことを知っていて、自閉症
のことを教えてあげると喜ぶのだと思っていた。
[2001年12月16日 21時5分23秒]
テーマ: 単線、かつ、単方向。
言いたいことを言いとげるための工夫はするが、反応が返って来ることを予期していない。
相手に伝わったかどうかも、確認しない。
これは、単線どころか、単方向。でも、そうなっていることさえ、自分では気がつかない。
[2001年12月16日 21時3分33秒]
テーマ: 子どもたちのために、できること。
子どもたちのために何かやっても、自分の現実は変わらない。
ただ、何かの役に立てるのは、ここしかないから。
でも、子どもたちのことが知られるようになれば、全体の認知度は上がると思う。
というのは、ただ適切な療育を受けられるかどうかの問題ではないから。
終生にわたって、安心して自閉症のままでいられる場所があり、そこから出向いて社会参加する
体制が必要だから。
[2001年12月16日 15時44分48秒]
テーマ: 単車線のままで。
単車線のままで、適応する。
これは、単線を何本も作って、いつでも乗り換えられるようにすること。
複線化するわけではない。
[2001年12月16日 15時40分18秒]
テーマ: 単車線。
一見、会話しているようだけれど、実は「これこれこーゆーことを・こーゆー風にしゃべって
やろう!」とした考えていない。これは、まさしく単車線。
未治療のまま、青年期以降に診断された本人たちを集めたら、他者との接触を避けようとした
り・興奮したり・フラッシュバックが起きたり・ちょっとしたことで自分の全人格を否定された
ように受け留めてしまったり・スタッフと一対一で話したがって、トラブル続きになるのは当然
だと思う。
でも、成人のために活動している人がいることを知って、安心した。
[2001年12月16日 10時28分12秒]
テーマ: そのうち通りすぎる嵐。
{いま・ここで・このメンツと・いること}を、"そのうち通りすぎる嵐"と思って我慢する。
そういう時には、ニンゲンの気配を感じないように他の物(木の葉とか光)に意識を移す。
こちらに話しかけられる脅威から逃れるためにそうするのではない、スーパー日本人同士の会話
そのものが嵐なのだ。
(その最悪なものは、法事。そして、何故か歯科の待合室。たいてい、年令層が高い。きっと、
年を取ると"人類一般"の部分が完全に失われて、"地球の辺境に適応した結果のエキス"だけに
なってしまうからだろう。)
嵐と言えば、昨日は風が強かった。そこで、発見。風が強い時に自転車に乗ると混乱するのは、
風が当たった触覚が強すぎて、固有覚(自分の身体の内部感覚)がなくなってしまうから。
[2001年12月15日 7時50分45秒]
テーマ: フリース。
肌触りはOKなのだが、繊維にしみ込んだ化学薬品の影響でむねやけ。
こういう過敏症があること自体、知られていないんだろうな?
・・・まあ、たいてい、思いっきりバカにされる。特に、医者に。
↑
なまじっか専門知識があるだけに、「そんなことは有り得ない!」とすぐ怒る。
[2001年12月14日 7時58分21秒]
テーマ: つかず・はなれず。
いい言葉だ。
下手に係わると、終わってしまうから。
でも、消息だけは確認したい。
[2001年12月14日 7時53分30秒]
テーマ: 歯医者。
ワタシは、歯医者が嫌いだ(まあ、好きな人はいないと思うが…)。
いつもいつも、「こんなになるまで放っとくなんて、何てヤツだ!」と言わんばかりの対応をさ
れるから。(「うつ」病を脱出して、やっとその気になったので行ったら、やっぱり口腔外科扱
い・要入院だった。)今の医者は、患者を人間扱いしないとイケナイコトになったらしく、さす
がに昔みたいな高慢な口は利かないけれど、「あなたねぇ〜!」といかにも不満げな感じ。
その前に、「普通なら気にするはずのことが全く抜けていて、どうでもいいことばかり大袈裟に
言う厄介な患者」なところは、あからさまにバカにされた。(こっちにすれば、「医者のくせ
に、特異な身体感覚を持っている人がいることを知らんのかー! ベンキョー不足だゾ〜!」と
言ってやりたいところを、じっと我慢。・・・下手に喧嘩売ると、麻酔をワザと間違って打たれ
そうで恐いから。)
もう一つ、「うつ」病脱出の証で、久々にゲームをやりたくなった。
子どものために無理してする必要がなくなった(長男は、自分でできるようになった/次男は、
現物を直接操作できるものにしか興味がないので、ひたすらレゴトとカードゲームしかしない)
し、筋力が落ちていることにも配慮して、協応運動障害があってもできる"ほのぼの系RPG"を
のーんびりとやりたい、これからは。・・・でも、どんなシステムでも、『犬夜叉』はクリアー
したい。
[2001年12月12日 9時16分45秒]
テーマ: 三者面談。
今日、中学の三者面談があった。
学校へ行って長男の顔を見たら、明らかにビビッている。(後で聞いたら、先生に説教されると
思っていたそうだ。)
まあ、成績は、ほぼこれくらいなら○のところに納まっている。でも、今回は、どうしてもでき
ないことが分かり切っている項目がテスト範囲にあって、ワタシからは「できなくていい」と言
われているけれど、先生に何て言われるか心配だった様子。
それで、半分泣きっ面で、先生に向かって盛んに言った言葉が、いかにも長男らしい。「先生
は、ETなのに、地球のことをよく知っている! どうして?」だもの。まあ、いくら先生が、
冗談で自分のことをETと称しているからといって、ET呼ばわりしていいとは限らないのだ
が…。そこは、「本人が自分で言っていることは公認されているのだから、無条件に使って良
い」と思ってしまう、アスペらしい思い込み。
とにかく、尋常な状態ではなかったので、予定の順番を変えて、一番最初に一番気にしているこ
とを話してもらい、安心したところで先に帰した。(というわけで、以後、二者面談。)
[2001年12月11日 21時49分39秒]
テーマ: はっきりすること。
誰の為に・何をするか?
自分にできることは・何か?
[2001年12月11日 15時31分39秒]
テーマ: ワタシにかかると、ヤケドする?
ADHDやASの子どもに「いくら言っても、言うことを聞かない!」と怒る大人に対して、ワ
タシは必ずこう言う。
「通じるように言わない方が、悪い!」って。
でも、ワタシより上手の人がいた。
ワタシはその人に、「もし、ADHDやASのことを説明してくれって言われたら、どう答え
る?」と聞いたら、「えっ、知らないの! ジョーシキじゃん!と答えるからいい。」っていう
返事が返って来た。
ふーん、知らなくても相手を遣り込める技術ってものがあるのかと、感心した。
[2001年12月9日 22時31分4秒]
テーマ: 真実。
子どものいる人といない人とでは、真実が違う。
ワタシは恐らく、誰とも違う。
見たくないから、引きこもる。(安全の為に、カエルの写真を壁紙代わりに使っている。)
[2001年12月9日 14時46分57秒]
テーマ: 車内風景。
今日は、電車に乗ってお出かけ。
途中、見るからに自閉症の青年が乗って来た。
ドアのまん前で、ウォークマンを聞きながら体を大きく揺らして楽しそうにしている。持ってい
る傘を、大きく振ったり、時々床をコンコン叩いたりしていた。
すぐそばの席に座っていた、青いジャンバーのおじさんが真剣に怒って「ぅるせーなー!!」と
言っている。その隣りの、黄色いジャンバーのおじさんは、ニタニタ笑っていた。
青年は、何かが入ったビニール袋を取り出して、指の感触を楽しみながら音を立て始めた。
駅につくと、ちゃんと人の通り道をあけた(見ていて、ホッとした)。でも、おばさんがそばを
通った時に、「どけ、邪魔だ!」と言っていた。(これは、そのおばさんに言ったのではなく、
いつも自分が人に言われていることを、エコラリアしたのだ。)
青いジャンバーのおじさんは、ますます怒る。黄色いジャンバーのおじさんは、ますます笑う。
ワタシは、こういう人がいて当たり前になっていないことに、腹が立った。
※「自閉症カード」は、こういう時のために作ったものだ。こういう時には、自閉症の説明は要
らない。「こういうことをしたら、こうして下さい。」と書いてあればいい。
※「缶バッヂ」は、付き添いの人が、周りの人に理解を呼びかけるために作った。
※それで、「絵本」は何の為?・・・強いて言えば、世直しかな?
[2001年12月6日 22時17分11秒]
テーマ: [自己申告タイム]その後
今週から、マイナス制を導入。
マイナス・ポイントを言い渡された分だけ、余計に自己申告しなければならない。
−1ポイントだと、"良いこと"の申告は4つ。もらえるお菓子は、やっぱり3つ。
できないまま大人になるのは、自分。
わからないまま大人になるのも、自分。
選ぶのも、自分。誰から押し付けられるのでもない。
[2001年12月5日 14時45分7秒]
テーマ: “Norton Internet Security”
宣伝するわけじゃないけど、最近このソフトを入れた。
普段は、右隅で半分隠れている地球が、何かをしようとする度にお出ましになる。
ワタシは、この地球が大好きだ。自分が、今・何をやろうとしているか、教えてくれるから。
後になって、とんでもない反応が返って来るニンゲンよりは、よっぽどいい。
ホントに危なくなると、たくさん出て来る。
残像効果で、回っているように見せかけているらしい。
ちょっと蛍光ぎみの緑色がきれいなので、じっと眺めていたい。
[2001年12月5日 9時55分59秒]
テーマ: 『たっちゃん ぼくが きらいなの』
参考図書に載せたものの、実はワタシはあまり好きではない。
・・・なにしろ、これは「ぼく」の疑問に答え、ともだちの「自閉症」についての理解を助ける
絵本だから。
そもそも、「たっちゃんのお母さんが、かわいがってあげなかったから、たっちゃんがお母さん
から逃げる」なんていう発想は、子どものする発想ではない。
・・・つまり、これは自閉症児の行動を不審に思う子どもに対する説明ではなく、そういう風に
説明する大人に対して言いたいことなのではないのか!?
それから、「自閉症児は、気持ちを伝えるアンテナがぎくしゃく回っているから、人の気持ちが
伝わらない」というところは、???
・・・これは、違う周波数の電波をお互いに出し合っていて、受信機のチャンネル調整ができて
いないと言うべきだ。
全く受信できていない状態から、雑音が多いもののかろうじて何を言っているかわかる程
度の状態まで、いろいろある。
そして、受信がほとんどダメな場合もあれば、受信はできているけれど送信機能がないと
か、受信にちょっとのズレがあるのに送信のズレもちょっとなために分かっているように
見えているとかいう場合もある。
それで、「まわりの人の気持ちが伝わらない」のはいいとしても、「自閉症児が自分の気持ちを
まわりの人に伝えられない」というのも、???
・・・これは、上記の理由で、送信していないとか、送信しているのに相手に受信機能がないと
いうところが欠けている。
さらに、「誰にも甘えられないから、不安」というのも、???
・・・だって、人に接触すること自体が不安だもの。接触が増えれば増えるほど嫌われることも
あるし、接触が深くなればなるほど拒絶してしまうことだってある。
これだれ文句があるのに、何故、参考図書に載せたのかって?
・・・そりゃあ、必要な人もあるだろうと思ったから。
[2001年12月3日 23時7分31秒]
テーマ: ここはどこ?
目の前でチラチラ動くものを追って、ピョコピョコ跳ねて来た。
さて、今はいったい、どこにいるのだろう?・・・分からなくても、ワタシは別にかまわない。
でも、「ワタシがどこにいるのか自分で分かっていない」ことを解かっていない人から、思わぬ
反応が来るのに困っている。・・・それで、或る日突然、シャットダウン!
[2001年12月3日 16時38分56秒]
テーマ: 規格
JIS[日本工業規格]:製品の性能を保証します。
JAS[日本農業規格]:見た目がキレイで、売上を保証します。
JHS[日本人間規格]:主に近隣で通用します。遠くへ行くほど有用性は薄れます。
[2001年12月3日 8時27分10秒]
テーマ: コペルニクス的転回
「しつけがなっていない」とか「善悪を教わっていない」ことも、本当にある。
けれど、大人の側から"しつけ"とか"善悪"で計るのではなく、「どれだけ子どもの特質を伸ば
したか」という大人の裁量が計られることもある。
[2001年12月2日 21時39分6秒]
テーマ: ↓の続き。
「しつけ」というのは、"元の性質を曲げて規格品を作るようなものだ"と思っている人が、非常
に多いようだ。というのは、一昔前まで、そういう意味で使われていたから。
でも、今は、"元が曲がっていたら、その曲がりを上手に活かす"手腕が求められるようになって
来ている。ただ、悲しいかな、それが世の中のごく一部では当たり前になっているのに、ほとん
どの場所に浸透していない。
[2001年12月1日 22時3分40秒]
テーマ: 時代が変わっている。
○なんでもかんでも、まんべんなくできること
○社会に出て通用するような、標準であること
○尊敬や恐怖によって、行動にワクがはめられること
今の子どもたちは、そんなことを望んでいない。
今の学校は、それを強要していない。
なのに、何故か「親」は、そうなっていないことを嘆いている。
[2001年12月1日 15時45分49秒]
テーマ: 高次機能障害。
医療技術が進歩したお陰で、救命率が上がった。しかし、だからこそ、「命だけ助かればいい」
では済まされなくなったのではないかと思う。
障害といえば器質的な障害か精神障害のどちらかというような単純な分類では、納まりきらなく
なっている。身体の機能的な障害、注意・記憶・意欲といった脳の高次機能の障害、社会的な機
能障害(顔の識別なんかも、非常に高度で発達した脳のメカニズムらしい)なども、発見されて
いる。・・・ただし、医療の最先端でのみ。
それが、社会的に認知されていない。ここが問題。
[2001年12月1日 15時37分30秒]
テーマ: ういるす
ワタシにとっては、何の感情も伴わずにやったことで、人の感情が喚起されるらしい。
それは、あたかも、現在蔓延しているウイルスのようなものだ。
ワタシの知らないところで、自己増殖してあちらこちらに飛来しているようだ。
普通ならそれで"繋がって行く"のだろうが、ワタシはかえって疎外感が深くなって行く。
[2001年12月1日 8時17分9秒]
※本人以外の書き込みはできません。
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