記事タイトル:えんぴつ 


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お名前: ペンギン   
夏休み中の長男(中1)には、小学校5〜6年の「言葉と文字」の問題集を渡してある。

小学校入学前には、動作性IQ>言語性IQで、算数・読字・書字の全てに障害があった。
それが、中学年を過ぎた頃に逆転したこともあって、高学年になってからは国語の方が成績が
良くなった。でも、それは算数に比べて相対的に国語力が上がったというだけだし、国語は問
題の文中に「答えが書いてある」ので、それを探せばテストの点数は取れるからだ。
本当の意味での言語能力は、恐ろしく低い。なにしろ、一つ一つの言葉の意味が全く分かって
いないことが多く、ものすごーく日常的な言葉をいちいち説明しなければならないので、会話
がほとんどスムースに進まない。

それで、問題集を渡した。でも、それは勉強ではない。本人に、言語能力の障害を不都合に感
じて、克服する意志があるかどうかの問題だし、実際に克服する努力ができるかどうかという
ことでもある。
だから、やる・やらないは、本人に任せてある。(やっている途中に遊んでいれば、渇を入れ
てやるけれど…。)
[2001年8月10日 15時9分56秒]

お名前: ペンギン   
ワタシは、ネット上でよく使われる「<」や「>」の記号が使えない。
何故なら、「>」は元記事を表わす記号だからだ。

それから、「<」や「>」ではベクトルの向きが分からない。
何故なら、ベクトルは「→」か「←」でなければならないから。
[2001年8月4日 14時47分58秒]

お名前: ペンギン   
普通は、学力⇒生活に必要な知識。
    集団生活能力⇒社会の常識を習得する力。
こういう前提の元に、学校教育が行われている。

しかし、ウチの長男は、テストではそこそこの点数が取れても、それが役立つ情報に直結し
ない。(おとといも、「心臓って、右と左に二つあるんだよね。」なんて言っていた。)

まあ、知識だけはあっても会話を楽しむことを知らず、せっかくの団欒の最中だろうと何だろ
うと関連する資料を持ち込んでまでも講釈し続けるしか能がないワタシと、どっちがマシだ?
[2001年6月2日 15時48分6秒]

お名前: ペンギン   
学習する能力の問題:発達検査の各項目間のバランスの悪さ。⇒出来る事が限られている。
学習する態度の問題:自分の能力に応じた計画を立てること。⇒見通しの甘さ。不十分な計画。
実行する能力の問題:覚えたことを現場で使いこなせない。注意を持続できないことによるミス。
        ↑
  ※ここのところに、最近では「障害」という用語を使う。(でも、大袈裟だと言われる。)

長男の数学の勉強の仕方。
 まず、公式が覚えられない。
 覚えても、実際に出た問題に応じた適切な立式ができない。
 たとえ、式が合っていても、底辺や高さなどの取り方を間違える。計算ミスをする。

分らないところを潰そうとして、出来そうにもないことにまで手を出す。
もう少し詰めなければならないところは、分っていると思っている。
で、結局、全部共倒れです。
[2001年5月30日 7時46分56秒]

お名前: ペンギン   
なんか、まるで、ただの「完全主義者」になってしまったようだけれど…。
授業時間中に理解できることには限りがあり、かといって塾へ行ったって「かんどころ」を知っ
ている講師じゃなければ意味がない。
余計なことをする必要はない、ただただ教科書の内容をマスターすればいいのだから。
それから、興味を持ったこと、知りたいことはどんどんやればいい。
(いろんな発達障害のある知的ボーダー児が、現行の学校教育の中で生き延びる手段。)
[2001年5月28日 21時50分47秒]

お名前: ペンギン   
いつも6時頃まで遊んでいる友達がいるので、「ウチは5時まで」だと言いなさいと言ったら、
「5時から勉強だから」と友達を帰したところは、さすがにアスペらしかった。
しかし、始めるまでに30分。始めた後も、教科書を見ずに「わからない」とぐずぐずしてい
る時間の方が、圧倒的に長い。そのくせ、『犬夜叉』が始まる前にもう一度『ワンピース』の
ビデオを見たいなどとほざくので、却下。・・・この実行能力障害がクセモノ。
(パニックにならずに、ゲップという胃腸症状に転換するようになったのは、セレネースの効果?)
[2001年5月28日 21時18分46秒]

お名前: ペンギン   
長男の「中間テスト」対策。
英語は、3文字の単語だけ憶える。
数学は、出来そうなものだけを完璧にする。

もともと、全体的に中途半端にしか理解していないのだから、
解からないもの&出来ないものを潰そうとすると、全部が中途半端になってしまう。
それよりは、現時点でほんのちょっと不完全なものを、完全にした方がいい。
[2001年5月28日 8時21分51秒]

お名前: ペンギン   
長男の部活動は、情報技術部に決まった。
とはいえ、ローマ字入力の仕方を覚えるのにパソコンを使われても厄介なので、現在、ローマ
字入力のできる「電子辞書」で、練習中。(いろんな漢字に変換して、遊んでる。)
[2001年5月3日 17時35分20秒]

お名前: ペンギン    URL
昨日の『ワンピース』がスペシャルだったので、今日はもう「遊☆戯☆王カードなんか、みん
なタダでくれてやる!」とか「全部捨てる!」と言い出すのは予想がついている。
だから、今日は、『ワンピース』のビデオは一切禁止。(どうせ、また『犬夜叉』を見れば
「殺生丸さま〜!」となるに決まっている。←これは、私だった。いや、私がこう言うと、同
じように染まるのだ。)
[2001年4月16日 17時20分20秒]

お名前: ペンギン    URL
ADHDが同席すると必ず影響し合うので、なるべく勉強時間をずらすようにしている。
今日は、アスペの方が先に終わった。どこかに行くように言ったら、一人で他の部屋にいたく
ないというので、おばあちゃんの部屋に行った。
なんと、そこで「遊☆戯☆王」カードのルールを説明しながら一人でデュエルしている。この
様子を見て、この子どもの持っている社会性の障害を見抜ける人は、きっと少ないんだろうな
あ。逆に、「優しくていい子」だとか「面白い子」だとか「いろんなことをよく知っていて、
賢い」とかいう評価をされてしまう。(これが、自閉症の一番困るところ。)
[2001年4月15日 18時52分40秒]

お名前: ペンギン    URL
そのパニックの収拾がつかないと、私は近づけない。感染してしまうから。
それを、「パニックになっている人には、教えない。」「パニックになったら、ひとまずその
場を離れて、収まってから始めなさい。」と言えば、タイムアウトの訓練になって、一石二鳥。
[2001年4月10日 18時22分48秒]

お名前: ペンギン    URL
「今日のお便りは?」と聞いたら、案の定、中学で渡されたプリントを全部 機械的に渡して
よこした。
オリエンテーションの資料やら、自分の係の説明で「読んでおくように」と渡されたものまで。
さて、どこまで理解できるのか。・・・当の本人は、現在、復習の為にやっている小学校の問
題集を目の前に、パニックの真っ最中。
[2001年4月10日 18時19分29秒]

お名前: ペンギン    URL
そういえば、昨日の『にんげんゆうゆう』の麻衣ちゃんの姿、PDDのSさんの現在の姿と全
く一緒なのだが…。あれを見ていて、思い出したことがある。
私は、今でも、木の影・壁際・何かの角に自分の居場所を見つける習性がある。しかし、長男
が小1の頃に、体育の授業の様子を見に行って、体育器具小屋と倉庫の間にスッポリはまって
隠れていたのを発見した時、「負けた!」と思った。

それから、麻衣ちゃんの字(漢字)、私と同じ"活字体"でした。
[2001年4月5日 22時27分14秒]

お名前: ペンギン    URL
[次男の学習計画]もじ→ことば→さくぶん→どくかい

で、今、やっと「さくぶん」問題に入りました。
でも、手袋と縄飛びのなわをズタズタに切った分の罰金1000円は、キッチリと徴収します。
算数障害がないので、計算はできますから。
[2001年2月28日 9時22分51秒]

お名前: ペンギン    URL
「頭が良い」というのは、字を知っているとか・暗記が得意とか・うまくしゃべれるというこ
とではありません。
私の"はとこ"は、青山学院大学の初等部に入学した"お受験"組ですが、未だに、一目見てそれ
と判るアスペです。人付き合いはまるでダメ、もちろん独身。「最近、消防団に入って、その
上役の人に会うと、とっても礼儀正しく挨拶する。」と、オバさんが言っていました。
[2001年2月18日 19時10分42秒]

お名前: ペンギン    URL
来年、その「特殊学級」に行くことになる、長男の同級生の広汎性発達障害の女児の指導とし
ては、「まあこんなものかな」と思った。
心配なのは、衝動性が強くて、既に反抗挑戦性障害になっているADHDの男児の方だ。
[2001年2月17日 14時9分6秒]

お名前: ペンギン    URL
長男が来年入る中学の参観・講演会があったので、半日学校を見て回った。
心因性の反抗挑戦性障害の子どもたちは、学校に来なくなったということで、随分と平和だっ
た。(早く、こういう子どもたちのための、本当の情緒障害学級を作ってくれ!)
去年新設された「特殊学級」には、二人の女の子がいた。掲示物を見て、「自閉症」だと思っ
た。何故なら、字の形と配置の仕方が私と同じだったから。前に回って「目」を見た。どうや
ら、広汎性発達障害(繭子さんそっくりのタイプ)とアスペルガー障害のようだ。
それから、二〜三人のグループなら大丈夫だけど、教室にいられない「軽度発達障害」の子ど
もかたの居場所が、保健室の隣りに作ってあった。

「特殊学級」の先生と話をした。現在在籍している子どもたちも、来年入って来る子どもたち
も、「診断」はない。「普通の心障学級の、軽度の発達遅滞児としての対応をしている」との
ことだった。(既に、はっきりとした「自閉症」の症状はないので、間違いできはない。)
きっと、行動障害がないから気づかれないまま、ちょっと遅れていて、物静かで話すのが苦手
なだけだと思われて来てしまったんだろうな!?
[2001年2月17日 14時2分39秒]

お名前: ペンギン    URL
毎晩、絵本の読み聞かせをしていて思うこと。
「世の中」ちーっともこの通りじゃないのに、子どもに何を教えろと言うのだ?
[2001年1月31日 22時10分26秒]

お名前: ペンギン    URL
しかし、自分以外の家族が、起きているか・家にいるか・どの部屋にいるか・何をしているか、
が分かるようになるのは、ずっと後のことです。(高校ぐらいかな?)
[2001年1月11日 7時15分40秒]

お名前: ペンギン    URL
今朝、長男に「雨降ってるか、見て来て」と頼んだら、濡れている地面を見て「降ってる」と
答えた。
「地面じゃなくて、空を見なさい」と言ったら、「雨だ」と答えた。しかし、雨は降っていな
かった。ちょっと黒い雲があるだけだった。

今現在、雨が降っているかいないかの判断もつかないとは、「それはタイヘンだろう」と思っ
てくれる人は普通いない。いきなりバカにされる。
この頃やっと、家の中にいて、風が吹いてる音や雨が降っている音に「注意」が向くようにな
ったばっかり。でも、「雨の音だ」じゃなくって、「これ、雨の音?」の段階だけど。
[2001年1月10日 22時2分16秒]

お名前: ペンギン    URL
いつものように鏡文字を書きまくる次男に「反対だよ」って言ったら、わざと字を横に寝かし
た字を書いた。「すごい、よくそんな字が書けるねえ!」と誉めたら、今度は上下逆さにした
字を書いてきた。・・・さすが、視空間認知障害!
[2001年1月7日 11時17分35秒]

お名前: ペンギン    URL
ところが、それは「障害と一緒に発達する子ども」で、それを「障害として認めなさい」とい
うことなのだ。
でも、単に「そういう子ども」だということ。
それから、「障害の宣告は、死の宣告ではない!」ということも分かっていないような気がす
る。
[2001年1月6日 22時18分33秒]

お名前: ペンギン    URL
「ひとりひとり・みんな・ちがっている」それだけのことなのに、「発達障害」というと大人
の思い通りにならない子どもで、早期に発見して粛正しなければならない存在であるかのよう
にように、誤解されているような気がする。
[2001年1月6日 22時13分59秒]

お名前: ペンギン    URL
今、長男が卒業文集を書いている。二年生から六年生までの担任の先生のことと、主な出来事
がズラズラ書いてあった。
「どうして、一年生がないの?」と聞いたら、「良いことが一つも無いから、書きたくない」
んだって。「だって、注意欠陥と自閉症丸出しだったもん」だと。

普通なら、「担任の先生の名前くらい書いたら?」と言うところなのだろうが、思い出したく
ないものは丸ごと排除したい気持ちはとっても良く解かるので、そのままになっている。
[2000年12月12日 18時43分48秒]

お名前: ペンギン    URL
私が外出している間に、次男が、ひらがな・カタカナ&鏡文字&右書き・左書き混じりの文で
一生懸命に手紙を書いていた。
何とか解読すると、長男が私に隠れてやっている「悪いこと」が書いてあった。

善悪の別がやっと分かるようになった次男は、「悪いこと」がとっても気になるらしい。で、
そのこと自体はとってもよく分かるのだが…。
書かれている内容の、或るものは長男が「自閉症」のためにやめられないでいることで、それ
がやめられない為になかなか一人前になれないでいるのだ。また、或るものは、今時の小学生
が皆やっていること(法に触れるようなことではない)で、それをしないとトモダチ扱いされ
ないことなのだ。
確かに、そのこと自体は「良いことではない」けれど、善悪だけでは片付けられない問題だ。
[2000年12月9日 22時27分11秒]

お名前: ペンギン    URL
外線向けの療育関係の書き込みは、今後こちらには一切しません。
みなさま、ごめんなさーい!
[2000年12月7日 16時17分49秒]

お名前: ペンギン    URL
【アサクラ・タウンの療育掲示板からの転写】

自閉症児のとる経過でよくあるのは、幼児期に最も自閉症らしさが顕著にみられて、だんだん
とマイルドなタイプに移行していくというのが多いです。
で、初期の頃(或いは、未療育の時期が長い場合)は、直接的な指導を一切受け付けずに、自
分で自分のできる範囲&分かる範囲で勝手に解釈して"できている"と思い込んでいるけれど、
それは一般的な到達度とは程遠く、とっても「できている」とは言えなかったりします。
(ここで、自力で何でも出来てしまうと、かえって発見が遅れてこじれてしまったりするので、
本当は少しは出来ていない事があった方がよかったりもします。)

こういうガンコさも、ただ教わる・教わらないというぐらいならそれほどの大問題にはならな
いでしょうけれど、人の言うことを一切受け付けずに「こだわり」を通すというのは、結局は
本人の為になりません。

ここで、どうやって対決するかです!
で、ウチもこれには何年もかけました。ただし、状況によってあの手この手を使い分けてやり
ました。

「自分ではできていると思っているけれど、やっていることが違っている」とか「始めからで
きる人なんかいない」とか「間違って覚えればいいのだ」とか、直接ハッキリ言った場面もあ
りました。
(主として、学習に関すること。何故なら、これは本人が取り組まなければならないことなの
で、徹底的にやらせました。)

また、上手くいかなかったからと逃げ出そうとしたところを捕まえて、本人の代わりに他の人
が何度もやるのを見せて成功したり失敗したりするものだと説教し、やる気になったところで
本人にやらせて、最後に成功したところで気持ち良く終らせるとか。
(とりあえず、本人が逃げ出すことは許さない。けれど、無理やりやらせるのではなく他人が
やっているのを見せて、その気にさせる方法。)

それから、「やりたくなければやらなくていいよ、と突き放して本人が自分でやる気になるの
を待つ」とか「今はこれこれこういう理由で無理だからできなくてもいいよ、とカマをかけて
気にさせておいて、向こうから"やりたい"と言い出すのを待つ」という手を使ったこともあり
ました。
(この場合は、「出来ていない」「間違っている」ことを言い渡さずに、「どこかおかしい」
「何かが不充分」だということに気づかせるように言葉をかけ、後はかる〜くアドバイスとい
う程度に留めておいて、自分で「これではいかん!」と思わせる方法。)
[2000年12月6日 10時9分45秒]

お名前: ペンギン    URL
【言葉と発達の学習室の掲示板からの転写】(↓の続き)

言葉を教えようとして、それが裏目になってしまうケースの多くは、視覚性言語(文字)と聴
覚性言語(話し言葉)の獲得にズレがあるのを知らずに、足並みをそろえようと焦ってしまう
ことに原因があります。
また、「聞こえ」とか「弁別」能力が育っていないうちに、その先のことを要求してしまうの
もよくありません。こういう、とっても感覚的なインプットの段階に障害があるのに、結果と
して出てくる「しゃべれること」や「字が読めること」を求める指導の仕方をすると、とんで
もない覚え方をするかイヤになって反抗するかのどちらかなんですけどねえ。
[2000年12月1日 21時55分7秒]

お名前: ペンギン    URL
【言葉と発達の学習室の掲示板からの転写】

あひるの「あ」の件。

これは、発達に遅れがある子どもには全般にみられることなので、その手の指導書から抜粋し
ます。

[つまずきの原因]
1、一つの文字がそれを含む単語に結びついていて、その単語が示す具体物の視覚的イメージ
  に直結している。従って、一つの文字に対する聴覚的なイメージとしての「音」を想起で
  きない。
2、文字が、特定の「音」に対応する記号だということが理解できていない。
3、一つの単語が、いくつかの音によって構成されていることを理解して、音節に分けること
  ができていない。

[指導の方法」
1、文字の違いを弁別する力(文字図形の弁別能力)を養い、一つ一つの文字が一つの「音」
  に対応していることを教える。
  ←そのためには、ある程度語彙が発達していなければならない。
2、単語が、いくつかの「音」で構成されていることの理解を深める。
  ←そのためには、話言葉での「音」の構成(何音でできているか)がわかっていなければ
   ならない。
3、いろんな単語に、同じ「音」が含まれていることを教える。いろんな単語の中から、同じ
  「音」が探せるようにする。
⇒こういう基礎が出来て、始めて、文字(視覚性言語)と音(聴覚性言語)を一対一に対応さ
 せて読んだり、音の組合せで単語が成り立っていることがわかるようになる。

ここで、まず問題になるのは、「字を教えよう」という気持ちが先に立って、ステップの飛び
越しをしているようなことはないかということです。
レディネスが十分に育っていないのに、一文字ずつの「文字」を使って構成させようとしても
無駄です。
[2000年12月1日 15時55分43秒]

お名前: ペンギン    URL
【アサクラ・タウンの療育掲示板からの転写】

自閉症の子どもは、「因果関係」の理解ができないことが多いです。
自閉症でもLDでも、「時間」の概念の獲得が通常よりかなり遅れることが普通です。

それで、どうすればいいかというと…。
「順序」に置き換えてしまうのが、一番手っ取り早いです。起きることを、発声順・時系列に
1から番号をふって、次はなに、その次は…、としていきます。
で、とりあえずそのまま覚えてもらう(ADHD)とかパターン化する(自閉症)ことでその
場を乗り切り、後はゆっくり発達を待ちます。
[2000年11月30日 8時16分53秒]

お名前: ペンギン    URL
次男は、今日から「繰り下がりの引き算」に入った。
普通なら、まず「10のカタマリ」を作らせるところだが、私はそんなことをしない。
とりあえず、好きなように数えさせてみて、本人がどう言うやり方をしていて・どういう考
え方をしているか観察する。
そして、どうすれば良いか本人が自分で発見するのを待つ。

人が「どういうモノの考え方をしているか」なんてことまで、文部省の指示通りにする必要
などないから。
それと、十進法の概念を教えることを同時にすることは、無い!
[2000年11月27日 19時31分38秒]

お名前: ペンギン    URL
「自動運転」状態というのは、頭の中のメモ用紙を見ていないのに言葉がダダダッと溢れ出て、
ものの見事な対応をしている。その言葉が自分の耳から入ってフィードバックされると、自分
で自分のしゃべったことに驚いたり感動したりしてしまうんだな♪
[2000年11月25日 15時34分57秒]

お名前: ペンギン    URL
それはつまり、聴覚の回路は一つなのに、いろんな音があっちこっちから聞こえて来るのと
自分の話す音に混じってしまうから。

それから、頭の中のメモ帳に書かれている文字を音読している作業に専念したいのに、目の
前にいる人に配慮することに神経を使ったり、外界から入って来る情報に妨害されると、一
瞬メモが消えてしまったりしてしまうから。
それを防ぐ為に、本物の紙にしゃべることを下書きしてそれを見ながらしゃべったり、相手
に口を挟ませないように「立て板に水」でまくしたてたりしているのだ。
[2000年11月25日 13時51分56秒]

お名前: ペンギン    URL
【言葉と発達の学習室の掲示板からの転写】(↓の続き)

アスペといっても、目の前の事実と、思いついたことの実況中継をしている時は、やたらと
「流暢で多弁」です。
しかし、「何かをきっちり人に伝えようとする」つまり人とコミュニケートしようとすると、
自分の声を一つ一つちゃんと聞いて確かめながら発音しないと、「何を言いたくて・何言って
るんだか」自分でも分からなくなってしまうので、すっごくしどろもどろになります。
実況中継のムダなおしゃべりを取ってしまえば、もしかしたら言葉が遅れるタイプの「自閉症」
と実質あまり変わっていなかったような気がします。
[2000年11月25日 13時38分15秒]

お名前: ペンギン    URL
そんなことが話題になっていたら、なんと今日の次男はハ行とヤ行を聞き間違えた。
「はけ(刷毛)」と言ったのに、「やけってなぁに?」って聞かれた。
[2000年11月25日 13時21分34秒]

お名前: ペンギン    URL
【言葉と発達の学習室の掲示板からの転写】

ウチの次男は、物事の識別と聴覚の混乱の両方があるのは前から分かっていたのですが、最近
面白いことに気がつきました。
今までは、子音の聞き取りが出来ないだけだと思っていたら、母音そのものが濁っているんで
す。こちらが「お」と言ったのに、「こ」と発音したりしてます。短音ならば聞き取れるし、
よく間違うタ行とサ行を別々に言わせるとちゃんと発音するので、どうやら単語や語句の切れ
目がわからなくて、前の音と繋がったりもしているみたいです。

言葉が遅れる理由にはいろいろあるし、始語の時期が遅くても急速に話し言葉を獲得すること
もあります。言葉が出る出ないよりも、人に向って自分の意思を伝えようという動機付けがあ
るかどうかとか、言葉にはならないけれど概念形成が出来ているかどうかということの方が問
題です。そういう言葉の根っこができていさえすれば、あとは「しゃべれない」理由となって
いるものを取り除くだけでしゃべれるようになるはずですから。
とりあえず、物の区別がついているかどうか(何に使うものだとか、使い方が分かっているか
どうか聞いてみればわかるはず)調べてみてから、子音違いの二つのものを取って来るように
指示してみてちゃんと取ってくるか確かめて、聞き取りが出来ているようならば、発音の問題
ということなのではないでしょうか。
[2000年11月25日 7時30分15秒]

お名前: ペンギン    URL
「言葉の遅れ」というのは、普通の人でもADHDでも自閉症でも有り得る。
ただ、その「人」が、普通の人なのか、ADHDなのか、自閉症なのかということなのだから。
[2000年11月24日 23時21分12秒]

お名前: ペンギン    URL
それで、自分が同級生にはどもったりつっかえたりしながらたどたどしくしゃべっていて、
目上の人とか職業的に接する人にはバカっ丁寧で杓子定規な言葉使いをしているというギ
ャップに気づいたのは、中学生の時だった。
なにしろ、子どもの頃は弟を巻き込んで無意識のうちに間断なく実況中継をしていただけ
で、人に対してしゃべってはいなかったから。
ということは、実況中継の部分を除けば、言葉の遅れのあるタイプの「自閉症」の人達と
実質あまり変わりがないと思うのだが…。(違うのは、周りの人の対応。)
[2000年11月24日 23時18分54秒]

お名前: ペンギン    URL
【言葉と発達の学習室の掲示板からの転写】

一口に、聴覚の混乱と言っても、いろいろあります。
>「たといってごらん」とかいうと「あ」とかになってしまうということですか?
というのは、子音が聞き取れないというもの。
他に、普通の人の可聴範囲外の音まで聞こえていた・いろんな音が混ざって聞こえていた・人
が自分に向って話しかけているのが分からなかった・特定の音だけが強調されて聞こえていた
…、といろいろです。これだけならば、純粋な聴覚の問題です。
(この内、音の指向性と注意の障害に関するものはADHDでも有り得る。)
(「自閉症」の場合は、それに、人が自分に話しかけられたらそれに応じることを要求されて
いることが分からないとか、こちらが応答するとそれによって人が行動を起こすという言葉の
やりとりの必要性が分からないといった人との係わりの問題が加わって、なかなか発語できな
いというのが典型的なパターン。)

でも、しゃべらないけれど物事の概念化はちゃんとできていて、自分では一生懸命コミュニケ
ートしようとしている場合(例えば、タイとカイの実物の区別はついているのだけれど、言葉
としてはどちらもaiに聞こえていて混乱している)もあれば、物事の識別や概念化そのもの
が遅れていてそれに聴覚系の混乱も加わっている場合もあります。或いは、外から入って来る
音と自分が発している音とのマッチングが上手く出来ないでいることもある。
なかなか発語がないとか、うまくしゃべれないと言っても、原因はいろいろなんです。

恐らく、私みたいにやたらと始語の早いアスペというのは、どちらかというと聴覚認知が良す
ぎて言語に関する音の聞き分けが良く、視覚認知も良すぎて物事の識別や概念化にも問題がな
いため、人が遣り取りしている言葉をいち早く聞き覚えてパターン化してしまったのだと思い
ます。
でも、逆に言うと、自分と人との「かかわり」がないが故に、自分とは無関係な人と人とが遣
り取りしている会話を聞きとって、むやみやたらと知識の集積としての言葉をたくさん覚えて
しまっていたのでしょう。人に言われる前にしゃべってしまえば、人とは係わりを持たないま
まだし、何でも分かっていると思われてしまう。だから、言葉をコミュニケーションの手段と
して使っていない事に気づかれなかったのでしょうね。(って、自分でもそのことに気づいた
のは、つい最近だったけど…。)
[2000年11月24日 22時25分21秒]

お名前: ペンギン    URL
今年は、驚きの連続だった。
けれど、療育に関して一番驚いたことは、私が全く資料もデータもなく、ほんの少しの手掛か
りだけを頼りにやって来たことが、ほとんど「アスペの会」の方法論に合致していたことだ。
[2000年11月24日 21時30分47秒]

お名前: ペンギン    URL
療育というのは、本当は割の合わない仕事だ。何故なら、親にも本人にも嫌われるからだ。
親には「障害」の説明をし、本人には「障害」によって生じる不便を克服するための努力を
強いなければならない。
もし、何かの方法論や療法やデータだけに基づいた話をするのなら、(たとえ当たっていな
くても)自信を持って指導めいたことを言えるのだろうけれど…。人を見て、人に答えよう
とすると、そう簡単には言えなくなってしまうのだ。
[2000年11月18日 21時33分26秒]

お名前: ペンギン    URL
【↓の続き】

以前、私が勉強を教えていたU君というのも、やっぱり5歳まで発語がなかった子で、特定の
刺激に反応してパニックを起こすような過敏症はありませんでした。
しかし、この子は、縦線と横線の見分けが出来ていなかった。線を縦に書こうと横に書こうと、
どっちも一本の線として認知していました。それで、私はまず縦と横を識別することから教え
ました。
もし、このような(視空間認知障害)があるのなら、注意が向いているのは縦線なのか横線な
のかをまず知る必要があると思います。それで、シマシマを眺める「こだわり」は、大切な趣
味としては大いにいに楽しんで構わないのですが、認知の訓練をする時にはがんばって克服し
てもらわないと、本人が困りますよね。

まず、注視している「線」の傾向を把握してみたらどうでしょう。ちなみに、私もつい最近、
子どもの頃に魅力を感じて見つめていた模様の傾向を分析してみました。ものの見事に「対称」
図形(線対称と点対称の両方だった)でした。

 あっ、そうそう。

一口に「視空間認知障害」といっても、↓の例のU君は「認知が悪い」場合。でも、私は「認
知が良過ぎた」方です。
だから、私は友達とプリントの採点をし合う時に、2とか4などの鋭角部分が鈍角になってい
たという理由で×をつけ、叱られました。
観察する時には、両方の見方が必要です。つまり、「障害」というと何かが「できない」こと
だと思われがちですが、部分的に「できすぎる」こともまた「障害」になるということ。
[2000年11月13日 9時4分29秒]

お名前: ペンギン    URL
【アサクラ・タウンの療育掲示板からの転写】

もしかして、いろんな状態の車の絵や写真を見せて、それでもぜーんぶひっくるめて「車」だ
よってことが分からないということですか?
だとしたら、先日のシマシマ模様好きというところからして、その絵や写真の中の「車」とい
う物ではなくシマシマな模様だけを見ているのではないでしょうか?
そして今のところ、そうした部分や要素の認知が強すぎて、そこにある「物」が見えていない
のでは?

ちなみに、私は視覚ではあまりこういうことは起きませんが、聴覚ではしょっちゅうあります。
昨日も、自警団の鐘の音が聞こえてきたらとたんに或る曲が聴きたくなりました。というのは、
鐘のカンカンという音の余韻の音の波形が、その曲のイントロのトライアングルのチンチンと
いう音の余韻の波形と同じだったから。
普通の視点(とはいわないか、聴点)からすれば別の音ですが、私にとっては同じ音です。

ただ、私の場合は、部分認知と全体認知が別々に同時にできます。だから、「鐘」と「トライ
アングル」が違うことや、その音が方や「カンカン」で方や「チンチン」だということも分か
ります。
で、もし「部分認知」しか出来ていないのがドラくんの状態だと考えてみたら、いろんな謎が
解けるかな?
[2000年11月13日 8時58分57秒]

お名前: ペンギン   
でもね、知らずにやってたことだとはいえ、ただただただただ驚いてるの。
何だか、もう一人の自分がやったことみたいで。
[2000年11月9日 19時25分49秒]

お名前: ペンギン   
次男の方だが、今日は難関の拗音の読みと算数のプリント一枚(もちろん、読解の練習が目的)。
やっていて思うのは、ADHDでLDなだけでこれだけタイヘンなのに、長男の凄まじさはこの比じゃなかったということ。
[2000年11月9日 18時51分44秒]

お名前: ペンギン   
でもいいんです、連邦のレベルを標準にしているので。
きっと、私のやっていることは、地球人のレベルには合っていないんでしょうから。
[2000年11月9日 16時38分37秒]

お名前: ペンギン   
というわけで、私は相変わらず、公的教育に関する話題には乗れないのであった。
(ハッキリ言って、レベル低すぎ〜!)
[2000年11月9日 13時58分12秒]

お名前: ペンギン   
でも、公的機関や○○療法のお世話になっている人たちには、私のして来たことなどただの
「たわごと」なんだろうな!? 
でも、良いんです。自分の人生が生半可じゃなかったんだから、子どもにしたことも生半可
じゃなかった。ただ、それだけですから。

そして、この子たちは、もうちゃんと自力で教室に居場所を見つけて、自力でトモダチ作っ
てますから。
今のこの子たちの様子を見て、かつての悲惨な状態を連想できる人なんて、きっといないで
しょうから。
[2000年11月9日 11時28分47秒]

お名前: ペンギン   
あっちこっちの掲示板に出入りするようになって思うこと。
1、全国的に、まだちゃんとした「診断」がされていない。下された「診断名」に納得がいか
  ない人もいれば、曖昧な「診断名」に不安を抱いている人もいる。
2、だから、当然それにたいする治療や処置に満足していない人も多い。
3、一方ではたくさん本が出ているし、情報も飛び交っている。しかし、文字情報からの勝手
  な憶測をして、それでかえって混乱してしまっている。
4、実際に百人単位の子どもを見たというような実地の経験もないのに、検査・統計・データ
  といったものを頼りにして、一定の方法論を押し付ける指導しかできていないという事実
  を目の当たりにすると、悲しくて泣きたくなる。

私には、「診断」も「方法論」も必要なかった。「同類のカン」で、こっちからの押し付けを
一切せずに「子どもがその時点で出来ていることの続き」を教えてあげただけだ。
[2000年11月9日 8時8分28秒]

お名前: ペンギン   
最近、次男の勉強を教えていて、長男の時は「こんなもんじゃなかった」ことを思い出す。
読み:まず一字一字の音を覚えるところから始まり、音の変換が出来ても繋げられないので単
   語としての意味が分からない。そもそも、名詞の羅列しかできていなかった期間が長か
   ったので、文章というもとはどういうものかというところから教えなければならなかっ
   た。当然、動詞の意味が分からないどころか、動作をしている人の絵を見せて何をして
   いるのか覚えさせなければならなかった。
書き:まず、線を書く練習、そして線を識別する訓練が必要だった。なにしろ、曲線を直線的
   に認知していたばかりでなく、分かっていても運筆ができない。しかも、字を書くのに
   腕を宙に浮かせて肩関節から動かしていたのだ。まず、肘をつけるようにさせた。手首
   が動かないのは仕方ないから、前腕部全体を動かして書く練習をした。
計算:数えることさえできなかった。だって、一対一対応ができてないのだから。だいたい、
   1から10まで数唱できるようになったのが小学校入学十日前。絵を見て数える指の動き
   と口の動きが全く別。当然、数の保存性から数の概念から、ここは全く知的障害児とし
   ての対応だった。
注意:当時、長男が何かに注意を向けていられる時間は1〜2秒だった。当然、じっと座って
   いられるはずがない。すべてのことは手順を構造化して教えなければ、今そして次に何
   をすべきか全く分からない。そして、ようやく理解したり絵文字を見ることができるよ
   うになったとしても、注意のスパンがあまりにも短くて指示なしにはできなかった。
   (そういえば、まだ世の中を名詞の集合体としてしか認知していなかった時期に、人の
   発する言葉には何かの行動を支持する言葉もあることを理解させたのも、本人が意味を
   知っている物を使った絵文字だった。)

学校は、行って一日楽しく過ごせればよかった。帰りの支度だって、ボケ〜ッと突っ立ってい
るだけだったから、先生との連絡かたがた毎日行って私がやった。
毎日、家では感覚統合訓練をした。それから、「人の言った言葉に注意を向けること」と「人
の言った言葉の音を覚えさせること」も訓練した。いろんな色や形をした折り紙を壁に貼って
「○色で○形を持って来なさい」から始めて、種類をだんだん増やしていったり取りに行く距
離を長くしていった。なぞなぞも、伝言ゲームもやった。
そして、人と人が話をしている時には、空間に見えない線があるのだからそこに割りこんでは
いけないこと。それから、人に話しかけて良い時と悪い時があること、状況によって言って良
いことと悪いことがあること。

みーんな、私が教えたのだった。
[2000年11月9日 7時53分25秒]

お名前: ペンギン   
部屋の戸を閉めてストーブをつけている長男に、「ストーブをつける前に、玄関の戸を閉めて
きなさい」と言ったら、網戸のまんま閉めてきた。←全く無意味だ。
それを聞いていた次男は、サッと玄関に行ってガラス戸を閉めた。

言語能力が劣っていると言っても、「自閉症」のあるとないとではエライ違いだ。
がしかし、この子たちには、「自閉症」とADHDを取り除いても、知的ボーダーとしての
生き難さがまだ残っているのだ。
[2000年11月7日 17時38分3秒]

お名前: ペンギン   
それでも、次男は最近、一日5ページずつ(市販のものを組み合わせて)プリント課題を
こなせるようになった。
何よりも良いことは、何か覚えておきたいことがあると、自分で自主的に字を書いている
こと。自分が必要だと思って関心を持つことが、一番大事だから。
それに、数の概念がないわけではないけれど、問題の意味が分からなかったり論理的思考
ができないという言語性の「障害」の為に算数もできないでいるので、とにかく最重要課
題を優先させる必要があるのだ。
[2000年11月2日 22時9分35秒]

お名前: ペンギン   
長男の時は、まだADHDや「自閉症」を、原因となる障害としてごっちゃにしたLDという
考え方が主流だった。
当時、参考にした本を見てみると、社会性も運動能力も注意や衝動性や人との係わり方など、
いろんな事が混ぜこぜに書いてあって、読みながら分類するのに苦労したことを思い出す。
[2000年10月31日 22時14分49秒]

お名前: ペンギン   
休みの日に、知的ボーダーの発達障害児が2人、興奮して遊んでいる。
いちおう、小学生だが…。まるで、幼稚園。
[2000年10月28日 17時37分25秒]

お名前: ペンギン   
知的ボーダーの「ADHDでLD」に、プリント三枚やらせる(と言っても、宿題ではない。
はるか昔にとっくに終っているところ。)だけでも、十分に疲れることなのだ。
ただ、私は、自分が「社会」の中に生きて来なかったので、この子たちが社会の中にすんなり
と入っていけないだろうということと、既に社会からはみ出しつつあることも、何も苦にはな
らない。その点の精神的な負担は全くないから、普通の地球人より遥かに楽だと思う。
[2000年10月26日 19時4分26秒]

お名前: ペンギン   
何年育てて大きくなっても、状況認知が出来ず自律的に行動できないし、そしてそれが終る
見通しも無い子どもが2人。聴力障害と、注意の障害がある成人がそれぞれ一人ずつ。(ど
ちらも、社交性ゼロ。)
その4人分の「注意」と、4人分の「知力」を一人でカバーしているだけでも、十分に疲れ
ていることも確かだけど…。

「感情」の押し付けと「人付き合い」を要求しないという面で楽だけど、その代償はあまり
にも大きい。
[2000年10月26日 17時24分20秒]

お名前: ペンギン   
だから、私は…。
本人としては、「神経症」を合併している「自閉症」の「社会性の障害」について語る。
療育者としては、「自閉症」「ADHD」「LD」について語る。
親としては、「知的ボーダー」の子どもの現時点での困難さと将来の不安について語る。

私自身は、明白に区別しているけれど、それが分かるような書き方をしていないです。
と言うか、出来ないので、ごめんなさい。
[2000年10月26日 8時27分36秒]

お名前: ペンギン   
それから、同じ「用語」が全く次元の違う二つの意味で使われていること。

「軽度」:知的障害があるかないかという意味と、「自閉症」として軽いか重いかという意味。
      ※私は、知的障害がないという意味でも「自閉症」の程度という意味でも「軽度」
       になる。この点については、長男も同じ。
      ※しかし、診断基準ではIQ70で区切るので、IQが正常範囲に満たない知的
       ボーダーであっても、診断基準上では知的障害がないことになる。長男の場合
       は、確かに基準上は知的障害がないことになるが、知的ボーダーの範囲になる。

「高機能」:同じ「自閉症」でも、IQ70を境目に、「高/中・低」とに分けられる。
      ※私も長男も、いちおう「高機能・自閉症」に入る。しかし、同じ「高機能」で
       も、私は知能が正常範囲にあるけれど、長男は正常範囲ではなくボーダー圏に
       属する。
      ※一口に「高機能・自閉症」と言っても、学習困難があるとないとでは、臨床像
       も問題点や悩みも違ってくる。

「境界線」:知的ボーダーを指す場合と、「自閉症」の「診断」が下るほどの社会生活上の困
      難があるかどうかの境目という意味。
      ※一般に「境界線」児という場合、LDだろうとADHDだろうと「自閉症」だ
       ろうとそういう「障害」がなかろうと、すべてこう呼ばれる。長男は、この意
       味でも、堂々とそう呼んで差し支えない。次男も、ここに含まれる。
      ※私の場合は、そういう意味の「境界線」では全くない。(IQはちゃんと調べ
       ていないけれど、標準以上であることは確か。)しかし、「自閉性障害」が認
       められるか否かという意味では、「自閉症」が残遺しているタイプではないの
       と身辺自立という面での障害がないので、「人格障害」や「健常」との識別が
       難しいという意味の「境界」の内側になる。
[2000年10月26日 8時19分13秒]

お名前: ペンギン   
最近、どうもあっちとこっちが噛み合っていないと思ったら、どうやら私が自分のことを言っ
ている場合と、子どもたちのことを言っている場合の違いを明確にしていないのが原因だとい
うことらしい。

それで、整理すると…。
私は、知的障害のない「軽度・高機能・自閉症(アスペルガー障害)」。
長男は、知的ボーダーの「ADHDを合併した自閉症(アスペルガー障害)」。
次男は、知的ボーダーの「ADHDでLD」。
そして、自分の抱えている問題は、「自閉性障害」の言語・認知・感覚・社会性の障害。
しかし、子どもたちの方は、個々の障害に特有の問題だけではなく、知的ボーダーであること。

だからこそ、両方について話せるのだが、自分では自分のことと子どもたちのことの違いは区
別がついているのに、書いたり話したりする時に何についてかハッキリ言語化していないのと、
読んだり聞いたりする側の人がどちらかしか想定していないので、あっちからもこっちからも
矢が飛んで来る恰好になってしまうようだ。
[2000年10月26日 7時23分35秒]

お名前: ペンギン   
まあ、もっとも、この次男が中身が「自閉症」でないADHDで、ADHDでLDの大人の
後始末を全部させられたったお陰で、中身が健常者のADHDに親近感を持てない私が「う
つ病」になりHPが出来たのだから、最大の功労者の一人ではあるが…。
[2000年8月3日 9時27分23秒]

お名前: ペンギン   
『集中できない子どもたち−ADHDなんでもQ&A』という本を読んだ。
目新しいことは、何も書いてなかった。
ただひとつ、普通はこれだけでも相当な悩みの種になるらしいということ。
でも私は、次男がみせる症状のすべてに「自閉症」との相違点を発見して感動している。
確かに、不注意が原因で似たようなことをやっているし、同じように言葉の遣り取りのまずさ
はあるし、友達もでき難いけれど、人との係わり方・人の使い方と自分の体の使い方(従って
顔の表情筋の使い方)が全然違う。

なるほど、「言葉」だけで語ってしまうと、ADHDの人が「自閉症」の人と同じだと思って
しまうわけがよく分かる。
[2000年8月3日 7時8分33秒]

お名前: ペンギン   
その次男、昨日「リタリン飲んで、ちゃんと勉強させた方がいいんじゃない?」と言われまし
たが…。とりあえず、いつでも処方してもらえる"体制"だけはとっておきました。
[2000年8月3日 6時57分18秒]

お名前: ペンギン   
次男が、やっとまともな「左右反転文字」を書けるようになった。
(ちなみに、学校では左右反転していてもあっていれば○をもらえることになっている。)
最初に書いた文は、「ぼくはせかいいちえがへた」。バッカもん! こんなことを書くぐ
らいなら、あと半年は字なんか書けなくてよろしい!
上下反転文字はなくなったが、下の行から上へ向って書いている。
[2000年7月13日 7時28分57秒]

お名前: QP   
長男が、先生も驚く脅威のスピードで習字の級が上がっていく。
先生にほめられると、私がほめられてる訳じゃないのでどういう顔をしていいのか
わからない。
私の「コミニケーション辞典」によると、いっしょに喜ぶなんだけど。
なんか変。
[2000年7月5日 12時31分14秒]

お名前: QP   
>「普通に握れ」と言われても、余計な力が入ってしまう。
 「普通に書け」と言われても、ものすごい筆圧がかかってしまう。

 「きれいに書け」と言われても、きれいに書けない。

>「全体の配置を考えて」と言われても、先の見通しが立てられない。

たぶん、握り方が悪いのだろうと最近気がついたが、握り方を変えると字が書けない。
真中の子が字が上手いのに最近気がついて、こうひつを習わせ始めた。
先生に「教える必要がないくらい上手ですね。」と言われたが、教えてくれている。
私も小学校低学年の頃は字が上手かったらしいのだ。その上、頭がよくて神童と呼ばれていた。
大きくなって、私の様になったらもったいないだろう。
[2000年6月13日 11時10分33秒]

お名前: ペンギン   
「たこ」と「いか」の区別はつかなくても、「いか」と「かい」の音の聞き分けは出来て
いる次男。だが、字で書くと同じ「い」と「か」の組合せでどうして二つもあるのか、と
聞いて来た。
同じ字の組合せでも、どっちが上に来るかで「意味」が違ってしまうのだと教えたのは、
つい先日のことだ。
この1年生は、ひらがなが読めるようになるのと、モノの名前は「音」の組合せで順番が
変わると別のものになったしまうことに気づくのが同時だった。
それから、カ・サ・タ・ハ行が全部読めるようになる前に、清音と濁音の関係を理解した。

で、今は勉強よりも生活。算数よりも買い物計算。本読みよりも人の心理を読んでわざと
怒らせるようなことを言ったりひがんだりしないこと、を重点にしている。
[2000年6月12日 19時5分58秒]

お名前: ペンギン   
ウチの次男、縦軸が90度も斜め左に傾いている。昨日も、縦のものを左に回転させて真横
にして見ていた。こうすると、「まっすぐになる」そうだ。
コイツの書く文字。と言っても、書ける字がまだ少ないのだが、ほとんどが左右反転した鏡
文字。時々、上下反転した逆さ文字が混じっている。そして放っておくと、文字を図形化し
て遊んでいる。
ところが、宿題の本読みをさせると、挿し絵に関連付けて文章を丸暗記しているのがわかる。
何かものすごい能力なのだが…。
この視空間認知障害とへんな記憶力と衝動性が組み合わさって、単に生活をし難くしている
だけのムダな能力になっているような気がする。
[2000年6月9日 15時14分10秒]

お名前: フリーラジカル   
あれえ〜、そう言えばウチの娘は左利きだったはずなのに、いつの間にやら右手で字を
書いてるぞ〜。いつの間に矯正されたんだろう?こんなことに今まで気がつかなかった私って。
[2000年5月14日 8時34分17秒]

お名前: ペンギン   
読める文字がほとんどないのに、一つ覚えると一つ忘れる。
私は、容赦なく「忘れちゃったの〜?」と言い、「はい、ダメ〜!」と○を消して×をつける。
そうしたら、「気にしていることをハッキリ言わないでよー。」と甘ったれてきた。
「お前なあ、ここまできたら、明るくLDやるしかないじゃないか! イヤだって言ったって
出来ないものは出来ないんだから、こうなったら、いちいち気にしないで笑い飛ばせ!」

今日は、先生に「本人が出来ないことは放っといていいですから、他の子に悪影響を与えるよ
うなことをしたら、止めて下さい。」と言って来た。
[2000年4月15日 15時11分53秒]

お名前: ペンギン   
「やる気がないなら、面倒見ない!」
ちっとは、真剣になっただろうか?
[2000年4月8日 22時38分4秒]

お名前: ペンギン   
「今日は、字を書かなくっちゃいけないの?」と、毎日のように次男に聞かれている。
「僕は字を書かなくても良いように、昨日先生に交渉しといたから、安心せい!」
「なぞるぐらいなら出来ると言ってあるけれど、無理強いはしないことになっている。
それから、行方不明になっても探さなくても帰って来るから大丈夫だとも言っておいた。」
今日は、1年生の二日目だが…。
こんなこと、親たちの掲示板に書けない。
[2000年4月7日 8時28分10秒]

お名前: ペンギン   
自閉もないのに、ADHDで書字障害と読字障害。
これは次男なのだが、私にとっては未知の経験。
うひょ〜! これぞ本物のLDだ。←この言い方がおかしいことは分かっている。
                 今までずっと、自閉がらみだったので…。
[2000年4月6日 23時7分24秒]

お名前: ペンギン   
自分の手に合ったペンにこだわるなんて、結構よくある話らしい。
そういえば、何年か前に、太さといい重さといいすべり止めのくぼみといい、自分にお誂え向
きのを見つけた。ボールペンとシャープペンをそれぞれ10本ずつ、即座に購入した。案の定、
追加製造は無かった。
ほら、やっぱり少数派だ。も〜ぉ、芯を換えて一生使い続けるぞー。
[2000年1月10日 14時56分28秒]

お名前: ペンギン   
「普通に握れ」と言われても、余計な力が入ってしまう。
「普通に書け」と言われても、ものすごい筆圧がかかってしまう。
「きれいに書け」と言われても、丁寧な作業を持続できない。
「全体の配置を考えて」と言われても、先の見通しが立てられない。

それに、ただ字を書くだけで腱鞘炎になっても、労災認定はおりない。
[1999年12月31日 18時6分48秒]

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