記事タイトル:2003年11月の『日記』 


書き込み欄へ
テーマ: 次男も、床屋デビュー。   
と言っても、次男は特に何も問題はないので、特にどうということもない。(長男のよ
うに、この点に障害があって道のりが長いと、できたときの感動が大きいものだ
が…。)
とはいえ、何であれお初というのはめでたいものなので、記念に写真を撮っておいた。

しかし、子どもたちと歩いていると、「これを放っといたら、一人になった時に困る
ぞ〜〜!」と思うことを説教し続けることになるので、ほとんど鬼軍曹になっているこ
ともある。
でも、ガシャボンを率先してやっているのは、私である。私のいらない物とダブりをも
らえるので、潤っているのは子どもたちである。そもそも、出かけると言えば、フィギ
ア屋さんのおもちゃ屋さんとラーメン屋さんのはしごなので、これのどこが社会勉強か
と言われても、いたしかたない。
[2003年11月30日 21時21分17秒]

テーマ: 酸素って、   
いいかも。(私にとっての効能は、乗り物酔いの予防と回復。でも、確かに覚醒状態が
長く続く。その後、鼻での腹式呼吸に、すんなり入れる。つまり、頭がスッキリする
し、邪念も消える。)

といっても、こんな田舎に酸素バーなんてできるはずないし、酸素発生装置を買うほど
吸うわけじゃない。
スポーツ用の酸素を、たま〜に一秒。一本あれば、半年は持ちそう。
[2003年11月30日 21時11分28秒]

テーマ: 今日は…。   
あるところに、見学に行った。
長男と二人で、ホクホクで帰ってきた。
とだけ、書いておこう。
[2003年11月29日 16時16分49秒]

テーマ: ちびまるこちゃん。   
『ちびまるこちゃん』を見ていると(といっても、自分が見ているわけではない。子ど
もが見ているのを、見ていると)、驚くことがたくさんある。
ちびまるこちゃんと同じ時代に、私はあの教室の中にいたはずだった。でも、まわりの
みんなのやっていることが、さっぱり分からなかった。まわりのみんなが、言葉を交わ
していることは知っていたが、何について話をし、何にギャーギャー騒いでいるのかと
も何とも思ったことはなかった。
いま、『ちびまるこちゃん』を見て、あの人たちが何をしていたのか、初めて知った。
それから、人は、あんな風にそれぞれの性格があり、それぞれの考え方をしながら、お
互いに「あの子はああいう子だ」と認め合いながら、そしてそれに反発し合いながら意
見を交換し、お互いの関係を築いていたのかということも。そして、人間にとっては、
他の誰かが気になったり、誰かを好きになったり嫌いになったり、誰かに好かれたり嫌
われたりということが、とっても大事なんだなぁと、感心している。
一方、その頃の私は、『すばらしき仲間』なんていう番組を見て、出てくる人たちがみ
んな楽しそうにしている(友だち集めて、ただただお話しする番組だったから)のを見
て、ただただご機嫌だった。そして、美術全集を眺めたり、毎日同じストーリーの人形
動かし遊びをしたり、毎日同じマンガを読んでいたり、布団の中にもぐっていたものだ
った。
「遊ぼう」と言われれば、ただついて行き(←「ことわる」ということを知らなかった
ので、放課後になると「今日は、誰にも声をかけられなければいいのになぁ」と思って
いた)、みんながままごと遊びや着せ替え人形遊びをしている同じ部屋にただいて、早
く家に帰って上記の“自分ワールド”をすることばっかり考えていたっけ。
まあ、みなさん、生まれたときから地球人やってたのね♪って感じ。スタートが遅れた
ことには、全然後悔していない。ただ、私が落ちたのはこの地球で、まわりはみんな地
球人だから、何にどう気をつければいいかということを、できるだけ早く教えて欲しか
ったと思うだけ。それだけ。(知ればいいのであって、なりたくはない。)
[2003年11月28日 18時2分6秒]

テーマ: バランス(その2)。   
世の中では「ダメ」と言われるようなことでも、許すことがある。人は、育てるものだ
から。
世の中では「いい」と言われるようなことでも、許せないこともある。人は、人になる
ものだから。
これは、発達障害があるとかないとかいうこととは関係のないことだ。ただ、発達障害
がある場合は、普通より振幅がものすごく大きく、常識の範囲をかなり越えることがあ
るという点だけ。
[2003年11月28日 11時6分30秒]

テーマ: 中庸の思想。   
構造化やソーシャルストーリーで、ものごとが混乱なくできるようになり、行動療法
で、動機付けができるようになれば、療育関係者は喜ぶ。
しかし、はたして当事者は手放しで喜べるだろうか?・・・答えは、NO!

だいたい、世の中には構造が不足しているし、ルールを守るのではなくうまくすり抜け
ればいいという考えが横行しているし、言葉巧みに人をだましたり力や恐怖心で人を抑
えつけて平気でいる人がたくさんいる。人権や人間の尊厳なんて、あったもんじゃな
い。そんな中に、身体的にも精神的にも安心をくれる人がほとんどいないままで、ポツ
ンと置かれている。
そこには、構造も、ルールも、私が喜ぶ報酬もまったくない。自分で作った構造の中か
らなるべく出ないようにして安定を保ち、余計なかかわりを持たなくて済むためのソー
シャルストーリーを自分で書き、自分が本当に落ち着ける感覚世界を自分へのご褒美と
して自分で確保して、なんとかやっている。

業界の中にだけいればいい人や、受容段階にある小さい子どものうちならば、「そのま
まの文化」を認めるだけでいい。それは、療育の基本であり、スタート地点なのだか
ら。これをやらなければ、何も始まらない。
しかし、果たして、世の中が全く自閉症仕様になっていないのに、それで世の中を生き
られるか!? その先の保証もなしに、そのレールに乗せるだけで満足して良いの
か!?
自己実現のための方法論と、社会の厳しさを知ること。受容と社会化。成功体験と挫折
体験。こういったものは、どちらか一つに偏っていることが問題になるのであって、バ
ランスが重要なのだ。今、このバランスが完全に崩れている。あっちもこっちも。

いろいろあって、巡り巡って、やっぱり今、私は『修証儀』に戻っている。
[2003年11月28日 8時52分59秒]

テーマ: 「怒り」について。   
「怒る」ためには、非常に多くの精神的エネルギーを必要とする。
そして、その根底には、「何とかしたい」「何とかできる」という期待がある。
しかし、世の中には、「怒る」価値のないものもたくさんある。
「怒る」価値のないものに怒るのは、時間と精神的労力の無駄である。
「怒る」価値もないものは、見ないようにするか、相手にしないのが得策。
そのエネルギーは、もっと前向きで価値のあるものに向けるべきだ。
[2003年11月27日 8時43分3秒]

テーマ: 余計なことに脳ミソを使わずに済むように。   
余計なことというのは、私にはどうでもいい地球的世事のことだ。

まずは、。

それから、水中庭園のソフト
を買い、追加の魚やアイテムをダウンロード。
無地の水槽にブラックベールテール3匹とグリーンテトラ20匹入れたところに、オプ
ションの流れ星100個が飛び交ったスクリーンセーバが出来上がった。

そして、こないだのHUDSONのゲームよりももっと私向きの無料アプリを発見したので、
いっぱいダウンロード。現在、携帯電話で魚を飼い、カエルを冒険の旅とレースに出し
ているところ。

けっこう、手軽でお徳である。(パケット料金以外は。)
[2003年11月25日 11時35分20秒]

テーマ: それから。   
 なぜ、私が子どもたちのためにこんなに必死になっているのかということ。つまり、
自分と同じ目に遭わせないようにするためということだけは、分かって欲しい。
[2003年11月25日 8時17分27秒]

テーマ: もし・・・。   
 同類同士の対等な関係を持てていたら、私も↓のようなことを書かなくて済んだはず
だった。ドナ・ウイリアムズさんも、ウェンデイ・ローソンさんも、グニラ・カーラン
ドさんも、みなここからの脱出者。
 アメリカでは、AS女性は8割方私と同じ目に遭っているそうだ。この人は、今は、同
類の伴侶に恵まれている。
 理解ある地球人の伴侶に恵まれて感謝の日々を送ることのできる受動型の人か、同類
同士で精神的に安定した日々を送っている人だけが、お日様の元に堂々と存在していて
良いのなら、私はやっぱりどこにも行かない。実際、仲間に会ってしまったら、逆に辛
くなるだけだから。(ただ、他人の立場が分からないことをとやかく言うつもりはないけ
れど、実際に辛い立場にいる人の事実を否定することだけは、やめて欲しい。)
[2003年11月25日 8時14分14秒]

テーマ: 性犯罪被害者からの忠告。   
自閉症者が性犯罪の被害者になりやすい理由。

1、成長と共に生理的・身体的に出現してくる「性欲」は、事実として分かるが、それ
  に心理的・社会的意味が自然についてくることがない。気づいたときには、ただの
  被害者になっている。
2、「性行為はするものだ」と、最初の加害者に言われている。また、映画などでやっ
  ているのを見て、そこに至る人間関係や精神的な意味などが全く付加されないま
  ま、行為として学習させられている。
3、加害者が、人を支配することで自分の力を誇示しようとしている卑劣な人間である
  ことを見抜けない。
4、相手からかかわられた関係では、受動的になってしまう。
5、自分の感情に気づかない。こうするものだと言われた行為に関しては、感情を持っ
  ていいことさえ知らない。「嫌なものは嫌だと言っていい。」ことを知らない。知
  っていても、こちらから人にかかわっていくことができないので、何も言えない。
  言いたくても、言い方が分からない。(暴力とセックス満載の映画やテレビばかりが
  巷にあふれていて、そういう場面から脱出するスキルを学習する機会がない。逆
  に、被害を助長するものばかり。)
6、経済的に自立していないので、行き場がない。そもそも、居場所自体が少ないばか
  りか、居場所を探しに行きたくても、感覚的な理由から外に出られない。

【身体的被害者になっても、精神的被害者にならないためには。】
◎自分に価値がないからこういう目に遭うのだ、とは絶対に思わないこと。
◎人間を全く知らずに、人間界に放り込まれていること自体がすでにおかしいので、そ
 の不当さを訴えていいこと。

【いや、それ以前に、絶対に被害者になんかなってはいけない!】
◎人間に化けることを学習するのではなく、自分が被害者にならないために、人間につ
 いての最低限度の知識を持ち、人間社会で割を食わないためのスキルを身につけるこ
 と。
◎人間たちのやっていることを見、書物に書いてある言葉を合成して、自分なりに作り
 上げている「人間像」のほとんどは実態を反映していないことに、自分から気がつく
 ことはほとんどない。自閉症者に特異な、部分認知・表面的な理解・字義通りの解
 釈・人の言ったことと文字で書いてあったことで構成している世界の外に、人間たち
 が生きているということを、本人に気づかせてくれ、橋渡しをし続けてくれる人に出
 会うこと。
[2003年11月22日 23時17分5秒]

テーマ: 親の世代が子どもに教えることができなくなった時代。   
 テーマは大きいけれど、何のことはない、自分で携帯電話を持つようになって気がつ
いたこと。
 ウチの場合は、機械オンチの子どもしかいないので、パソコンでも携帯電話でも、ま
ず自分が使って、子どもに教えている。一つには、自分が好きでやっているついでにや
っているのだけれど、ゲーム全盛の時代にゲームのできない子どもと同級生たちとの橋
渡しをするために、身体的には無理してゲームをやっていたことの延長でもある。
 今、子どもたちに教えているのは、安全にインターネットを使うための注意事項。携
帯電話は、連絡用のプリペイド携帯しか持たせていない。と言うより、iモードを利用す
るのは、自分自身も始めてで、自分が面白がっている状況。つい最近まで、女子高生た
ちを電車の中でちらちら見ては、何をしているのだろうか?と思っていた。その女子高
生たちがやっていることがなんだったのか分かったというわけだ。知らない間に、パソ
コンのネット世界とはまた違う、携帯電話の世界が出来上がっていたことに、驚いてい
る。(といっても、自分で全部を利用しているわけではない。)

 しかしながら、携帯電話の料金体系を知ってみて、テレビのCMでやっている通りの使い
方をしたら、「すげぇ金かかる(←今日は、お金の話が多くて恐縮)」ことも、よーくわ
かった。
 そもそも、自分が、何を・どう利用するか見極めないと、機種を選ぶことから間違
う。しかも、携帯電話上であれこれアクセスしながら探していくとなると、通信料やら
情報料もかかってしまう。先月、わけもわからずに加入したものの、そうそう毎月ダウ
ンロードする必要もないことが分かって、今月になってすでに脱退したサイトが二件。
本当に必要で、料金も情報量も適切なサイト二件に、入り直したところ。パソコンで確
認した後で実際に携帯電話で操作していても、この有様。
 時間の管理ができない長男が来年から遠くの学校に行くことになるので、GPS機能の付
いた携帯電話をココセコムの端末として持たせたらどうかと考えて始めたものの、自分
がはまってしまったのは事実。けれども、「思春期以降の子どものやっていることが分
からない」とこぼしている人が多い理由も、ちょっと分かった。世の中、「パソコンか
携帯電話で・・・」なものが急激に増えて、パソコンと携帯電話が使えて当たり前にな
っちゃったから。
[2003年11月21日 18時0分47秒]

テーマ: 補足。   
今回、鬱の原因の一つに、明らかにこの「冷え」があったので、そちらの改善にも役に
立っている。昨日まで、メンゲン(副反応)が出ていたのだけれど、今日から落ち着いて
きた(毎度のこと)。もっとも、飲んだ感じから、量を一日二回に減らしたせいでもある
かもしれない。
また、やっとたどり着いた今の内科の主治医は、ぜーんぶひっくるめてよく分かってく
れていて、快く処方してくれたことに感謝したい。(薬局で普通に買ったら、漢方薬はと
ても続けられるものではない。前にやめたのも、経済的理由が大きかった。)
[2003年11月21日 13時54分23秒]

テーマ: 漢方薬、復活!   
 精神科にたどり着く前に随分とお世話になった漢方薬を、復活することにした。
 ここのところずっと、ソラナックスで自律神経系の調整をしていたのだけれど、それ
だけではカバーし切れていない「冷え(←自分の体で十分な体温を生産できないことが原
因)」については、漢方薬を併用することにしたということ。ソラナックスは、完全にや
めてしまうのも恐いので、量を増やさずに続ける。
 例年、9月の末から10月の初めに来る体調不良が、今年は冷夏のせいで一ヶ月ズレ
たら、「冷え」の時期に重なってびっくりするような症状が出てしまったということが
キッカケだけれど、病気で壊れたのではなく生まれつき不足している部分については、
やはりサプリメント・ハーブ・生薬類で補うのが適当と思う。

※漢方薬については、何十年も前に漢方専門の薬剤師さんに診断を受けていて、自分の
 「証」と、どのような系統の薬を飲んだら良いかについての指示をもらっている。
 今回、他の抗精神薬との兼ね合いもあるので、複雑な処方の薬ではなく、一般的な 
 「冷え」の薬にした。
[2003年11月21日 13時6分9秒]

テーマ: 学費を試算したら…。   
気が遠くなりそうだ。

一瞬、眠ってしまいそうになった。
思い直して、
キャノンボールV2
で、撃退!←できないけど、とりあえずスカーーーッとした。
[2003年11月21日 11時1分59秒]

テーマ: 途中経過。   
長男の進路問題の件、いまここでいろいろ書いてしまうと受け入れ先がなくなってしま
うといけないので、決定してからにしている。←ホントは、いろいろ書きたい。
「高校過程のある専門学校は他にもあるので、見て回っている。」とだけ、書いておこ
う。
でも、長男にとってベターな選択をするために、学費と交通費が一回り増になるのは、
かなりきつい。現在、家の事業が100万もマイナスになっている上に、来年四月から消費
税も納めなければならなくなっているというのに…。←これは、精神状態に悪い。
[2003年11月21日 9時11分21秒]

テーマ: 久しぶりに、地球人と会話する。   
PTAの行事があって、久しぶりに地球人と会話した。

私はどうやら、相手の予想したような答を返していないらしい。
つまり、相手は「悔しかった」「残念だった」というような、感情的なことを遣り取り
しようとしていたのに、私は科学的・学問的な知識(=正しいこと/しかも、今はやりの
“うんちく”でもないこと)を言っているので、相手は「ははあ、そうなんですか」と返
しながらも、拒絶されたような気分になってしまっているのではないかと推測される。

思考回路そのものが違うので、どんなにマナーや事例集をマスターしたところで、地球
人に完全対応できるはずがない。
だったら、せめて、相手の顔の変化に気づかずにいられるとか、相手の顔の表情の意味
がわからないままにいられるとか、相手が何かを言おうとして飲み込んでしまった音が
聞こえないままでいられるというような“特権”も、ある程度は残しておいて欲しいと
思った。

自分が感情表出できる範囲で、相手の意図に応じられる範囲で、相手の感情を読み取れ
るのなら、きっとベストバランスなのだろう。
といっても、かつてのように、そのすべてがほとんどできず、気づきもしないまま、た
だ、自分の予想やルールや記憶と違うことに怒るか、「笑い=楽しい」以外の地球人の
感情をただ恐れて逃げたりシャットアウトするかのどちらかしかないのでは、かなりま
ずい。
何も気づかず、何も応えず、何も読み取れず、不安も恐怖も感じずにいられるのなら、
これは完全に“ご気楽トンボ”で、本人自身はめっちゃ楽で、いいのになぁと思う。け
れど、それで周囲に幸せをふりまく芸人でもある人はめったにいないことを考えると、
それはやめた方が良いのかもしれない。
[2003年11月16日 23時8分57秒]

テーマ: 回復途上としての、いま。   
「人間の標準」と「日本的価値観」でできている世の中に、存在しているだけで苦痛。
話しても分かってもらえない一方で、あちらの言葉を真に受けて世界を構成していた。
⇒居場所がない。生きられない。でも、養ってもらっている間は、生きていよう。
⇒○○が終わるまでの辛抱。○○がなくなったら生きていられない。
⇒ただ漠然と、“死”を考えている。
↓
↓
15才以降に起きたことは、すべて余計なこと。
常に、「ここ」から逃げることだけ考えていて、実際に逃げられた。
↓
↓
もはや、逃げることができなくなった。
生きるために仕方なくやってきたことが、臨界点に達する。
⇒原因不明の体調不良。
⇒何もやる気がしない。何もしたくない。
⇒実際に動けなくなる。(完全に、うつ病になる。)
↓
↓
(薬物治療の成果で)逃げることを考えられなくなる。
生きる気力を持ったと同時に、初めて現実を直視する。
とんでもないことになっていることを知って、愕然とする。
もはや逃げ場がないだけでなく、行き場もない(どこへ行っても同じ)ことに絶望。
⇒本当に自殺しそうになる。うつ病の治りかけが、最も危ない。
 (今まで、非現実の世界に逃避していた人が現実的になると、漠然と考えていただけの
 “死”も、現実的になる。)
↓
↓
“死”を考えられなくなったので、しばらく生きていようと思っている。
逃げられない現実の中で、ストレスをためない方法を考えるようになった。
自分には処理できないかかわりは積極的に避けて、自分を護るようになる。
↓
↓
衝突も起きるし、挑戦もする。
(自分に関しては、希望が持てる状況ではない。)
[2003年11月15日 21時46分43秒]

テーマ: こんなことで、一日が丸潰れになるのはバカバカしいので…。   
一番のぶつぶつの元である、蛇口を直すように手配した。

このぶつぶつには、次男も怒っている。
しかも、長男は何をやっても後ろを振り返ることをしないため、長男が水を使った後に
は更に過激に漏れているし、電気なんかも全開でつけっぱなしのままで、その後に部屋
に行った次男がよくとばっちりを食ってしまい、次男が長男に怒ることもしばしば。

バアさんのぶつぶつを減らさないと、洗濯物を室内に干す時に乾かすためにつけている
ストーブにまで文句を言われて、次の日に大いに困ることにもなるし、全員の精神状態
がおかしくなる。
[2003年11月14日 9時41分46秒]

テーマ: 再発防止のために。   
『自閉症の人は冷えやすいので、部屋を暖めるためにストーブをつけています。』
と、バアさんが毎日見るゴミ出し表の上から貼って来た。
[2003年11月14日 8時51分26秒]

テーマ: パンチング10発分のストレス。   
 発達障害の人たちが感じている、無理解・居場所のなさ・行き場のなさに由来する閉
塞感が解消されるのなら、診断の必要性がなくなる場面は多いのかもしれない。しか
し、何をどう言っても話が通じないので、診断名を出して、障害として認めるように訴
えならなければならないのが現状。
 しかし、診断名を出したところで頭ごなしに否定され、障害という言葉そのものに抵
抗され(=「そんなものは障害であるはずがない!」「障害者になんかなりたくない!」
「どうしてそんなに障害者にしたてようとするのか!」と言われる)、結局は堂々巡りに
終わってしまう。それが、社会全体が、「障害」に対して補償し特別な配慮をするもの
だという体制になってもいない上に、人が精神を壊すことがあることさえも知らない、
ここの現実。

 今朝も、人がやっと勝ち取った環境を、あのバアさんにモノの見事に崩された。私
は、気温の変化に極端に弱い。冬は、冷たい洗濯物を外に干す作業をしたために体が動
かなくなって半日つぶれてしまうことだってザラだ。だから、洗濯物を干し終えて部屋
に入った時にすぐに体が暖まるように、ストーブをつけっ放しにしておき、すぐにお湯
が出るように準備をしてから外に行く。それを、「誰もいないのに、ストーブがつけっ
放し。誰もいないのに、テレビがついている。(蛇口が壊れて水漏れしているのに)水が
出っ放し。」と、じろっとにらんで言ってきた。⇒パンチング10発!
 で、ストレスは解消されたけれど、鬱になってしまった。このところずっと、部屋を
通り抜けながらぶつぶつぶつぶつぶつぶつ言ったり、人をにらみつけて怒った口調で言
いに来たりしているからだ。(ここから逃げるための唯一の方法は、今では入院しかな
い。でも、それもできないので、今日は、バアさんがうろちょろする時間帯に下に下り
なくてすむように、完全に避けるしかない。)
 
[2003年11月14日 8時36分35秒]

テーマ: とってもながーーーーい、道のり。   
 今日も、次男のADHD的欲求不満とお付き合い。
 そもそも、自分ができるレベルも考えず、準備もせずに、「やりたい!」「でき
る!」と思った瞬間に、傍から見てちょっと無理そうなことを始めて、やっぱり予想通
りうまくいかなかったことが原因。
 その説明を聞いた後、欲求不満を処理するためにパンチングを2〜3発やって、カエ
ルちゃんを抱っこして布団にもぐって、『どっちの料理ショー』を見て、やっと解消。

 療育するというのは、欲求不満の元を少しでも減らすために選ぶべき環境を知るこ
と、回避するためにどう行動すれば良いか知ること、欲求不満を処理する方法を知るこ
とであって、欲求不満を無くしてしまうことではない。また、それは不可能。
 どこへ行き、誰といようと、他の人と発想が違っていることは変わりようがないの
で、人から何も言われずに済むなんてことはないし、欲求不満を感じることが全くなく
なることも有り得ないのだから。
 せっかくの自分の取り柄を、最大限に活かすための道をつけてあげることができれ
ば、親の使命は果たしたと言えるのかもしれない。
[2003年11月13日 22時11分10秒]

テーマ: 物理的に区切りをつける大作戦。   
パソコンに向かって何かをやり始めるとついついやりすぎてしまう時に、区切りをつけ
るには。(ただし、主な行事は、手元のOutLookで管理。これは、やりたくもない野暮用
だとか、寝そびれてしまわないための作戦。)
→Yahooのカレンダーに「予定」を入れて、メッセンジャーで送ってもらう。

考え始めると、そこで止まってしまい、先に進めなくなってしまう時に、強制的に期限
をつけるには。
→パソコンのデスクトップを水槽に変えてしまうソフトをインストールし、スクリーン
 セーバーに設定し、更に、1分で開始するようにする。もう少しで考えがまとまる時
 には、「1分以内」というタイムリミットができる。ゆっくり考えたい時には、きれ
 いなお魚ちゃんたちでなごむ。(ただし、水槽の中の置物に影が多かったり、大好きな
 色ばかりで点々の多い魚の入っている水槽セットは選ばない。見入って、止まってし
 まうから。)

要点は二つ。
1、時間を気にし始めると、「待つ」ことを仕事にしてしまうので、時間を気にせずに
  集中できるようにする。
2、感覚的な好みを利用して、切り替えをする。ただし、用途に応じて設定を変える。
 
[2003年11月13日 18時25分8秒]

テーマ: 年中行事。   
 毎年、九月の終わりから十月の初めころに起きる体調不良が、天候不順の今年は、十
月の終わりから十一月の初めにかけて起こったようだ。やっと脱出したものの、九月に
いろいろありすぎた反動もあって、疲れがどっと出ている。
 しかし、身の周りの状況はいっこうに改善されず、むしろだんだん悪くなっていると
いうことに加え、“アスペルガー”の存在が当たり前のものになったことで騒がしくな
り、名前は知っているが中身をよく知らない人たちが情報を求めて右往左往しているの
を見ていなければならないのは、ものすごく疲れることだ。そんなことで迷ったり、ご
ちゃごちゃ議論していないで、「なんで、これを・ばしっと・こう・やらんかい!」と
思うことが、相変わらず多い。
[2003年11月13日 7時45分14秒]

テーマ: 「便利機能」が欲しい。   
 最近、パソコン内で起きることに関して、“聞き魔”になっている。接続が悪くてエ
ラーが出て送信されたかどうか確認できなかったり、よくわからない操作をしたら、い
きなりいろんな画面が出てきてしまったりという予想外の出来事があった時に、ただ不
安で恐怖におののいていた状況から一歩抜け出して、「不安材料をすぐに言葉にして、
対処法を誰かに聞く」ようになってきたのではないかと思う。
 しかーし、「問い合わせ」「ヘルプとサポート」「検索」といった便利機能が、人間
にもついていたらいいのになぁと、つくづく思う。←私に聞かれた方は、たまったもん
じゃない!かも。
[2003年11月13日 7時33分25秒]

テーマ: 置かれている現実を、分析してみる。   
 自閉症の歴史というのは、自閉症者に対する不当な扱いの歴史であったという流れが
一つある。その一方に、自閉症療育史の流れがある。今を生きる自閉症者は、この両方
の流れに翻弄されながらも、たいていどちらかに主軸を置いていることになる。その位
置付けは、人さまざまなので、それぞれが自分の仕事をやっていけばいいと思う。
 しかし、どちらにしても、「人はみな同じ」「同じが一番」という文化的な背景があ
り、なおかつ、自分の意見を言葉にして主張することを良しとしない風土の上に、英米
流の言論文化がどっとなだれ込んでいる時期にあって、「言ってみたら仲間ができた」
けれど「自分の周囲はちっとも変わらない」という状況に陥っていることに、変わりは
ない。
 感覚の違い一つ取ってみても、本人にとっては厳然とした“違い”があるのに、「話
せば分かる」どころか、「話すとバカにされる」ことの連続。ましてや、モノの見方・
考え方の“違い”を語れば、感情的な摩擦が生じてしまうことは免れない。
 どちらにしても、じわじわとしか進まない。(時には、「一歩進んで、二歩下がる。」こ
ともある。)
[2003年11月11日 17時3分26秒]

テーマ: これも、   
アース。
緑が触覚用、黄緑が視覚用。
これを、コレクション中。
[2003年11月11日 9時14分49秒]

テーマ: これが、   
アース。
でも、こういうものは、「ストレスがなくなるまで」という気持ちで叩くと、逆にスト
レスがたまってしまうので、「三回叩くと1ストレス減る」という決まりを作ってい
る。
[2003年11月9日 20時47分18秒]

テーマ: 天国。   
 自分が生きてきた地獄・自分が今いる地獄に、次の世代の人たちが陥らずにすむよう
にと、必死に体を張る。そこに、天国と希望を見出す。本来ならば、おかしいことだ。
[2003年11月9日 16時43分38秒]

テーマ: 執念。   
 子どもが自分と同じ目に遭わないように、こどもの伴侶が自分と同じ惨めな思いをし
なくてすむように、その執念だけで私はこの地獄を生きている。でも、その同じ思いか
ら、子どもの障害を認めようとしない人もいる。
 次の世代が同じことの繰り返しになるのを見るのは嫌なので必死になってやってき
た。ほとんど何も変わっていない現状を目にしなければならないのは、辛い。

 親の世代は、自分自身が経済的にも精神的にもギリギリのところで生活しているとい
うのに、子どもの療育には金がかかる。しかし、その甲斐あって自活できる保証はほと
んどない。いざとなったら共倒れを覚悟しなければならない状況では、将来のための貯
金も残せない。
 業界全体がこんな状態で、もともと小さい市場を奪い合っている。自分が生きるため
に、人の足を引っ張ったり、自分の地位を確保するためのカリスマ化が起きる。こんな
ところには、もう絶対に行きたくない。
[2003年11月9日 9時46分39秒]

テーマ: 今はいいけど…。   
 子どもたちに、他人の行動の意味とその場の状況を説明し、他人に対するモノの見方
とその時に自分がどのように考えれば良いかを教え、いつまでも不満たらたらのふくれ
っつらをしているのではなく「どうすればうまくいくか?」「失敗から得たものは何
か?」「この次はどうすればいいか?」と問いかけ、感情のコントロールをする役目の
人は生きている限り必要になる。
 今は、ほとんど毎日のようにかなりの時間をかけてこれをやっている。幼児期から発
達段階に合わせた対応をしてきたからといって、決して「おわり」はないし気も抜けな
い。早期発見・早期療育の意義は、まさに、思春期に入る前に完全に信頼関係ができて
いて、とことん話し合いをする体制を作れるということ。
 できるだけのことをやったとしても、発達障害そのものはいろいろな姿に形を変えて
残遺することは仕方がないが、本人が自分自身の特性をよく知ってそれを受け容れ、成
人するまでに自己コントロールができるようになってくれれば、私の役目は果たしたこ
とになる。それを、誰が引き継ぐか、果たして自活できるのか、その保証はない。
[2003年11月8日 22時55分26秒]

テーマ: 携帯電話を、パソコンの子機として使う。   
 携帯電話を持っているからといって、携帯電話を通じたネットワークを持てていると
か、常に人と繋がっていないと不安というわけではない。だいたい、私は個人的なこと
にはほとんど関心がない一匹オオカミ型(別名、孤立型AS)で、人は好きだが、かかわり
は極力避けるタイプ。家族と仕事関係者と病院の先生以外の、登録されていない番号か
らかかってきた電話には、絶対に出ない。
 普段は電源を切っているし、話すのは外出時に別行動になる子どもたちと連絡する時
だけ。メールは、仕事関係の指定受信のみ。着メロは、CD代わりに聴くために保存して
いるし、フジテレビで無料ダウンロードできる「へえ〜」の声は、子どもたちと遊ぶた
めに使っている。
 ホームページビルダーでiモードのページを作成できるので、試験的に作ってみた。こ
れは、名刺代わりに使う予定。そろそろ携帯電話サイズの小型パソコンが発売されるそ
うだけれど、そんな贅沢はできないので、この携帯電話をパソコンの子機として使って
いるわけだ。
 気になってパソコンの前にへばりついたり、いつまでも立ち上げておくのも不自由な
ので、持つことにしたまでのこと。
[2003年11月7日 9時46分47秒]

テーマ: 最近思うこと。   
 自閉症であるということは、日本人であるとか、アメリカ人であるとか、エチオピア
人であるとか、チベット人であるということと、それほど変わりはないのではないだろ
うか。
 人はとやかく、○○人というくくりで考えるものだが、○○人だから△△と言えるこ
とは、歴史的背景や遺伝や文化人類学的なことを除けば、それほど多くはない。文化的
な基盤とかモノの考え方にある程度の共通することがあったとしても、皆一様に同じで
はなく、好き嫌いや向き不向きもあれば、よその国の方が性に合っているという人もい
る。
 人は、○○人であることにアイデンティティを見出す。それが、自分の拠りどころに
なることもあれば、反発することもあれば、ほとんど意識しないで過ごすこともある。
しかし、生きる自信の基となるのは、○○人であるということではなく、どのような仕
事をしているか、どのような経緯で今に至っているか、今はどんな時期にあると位置づ
けられるか、どのようなポリシーを持っているか、どのように世の中を見ているか、ど
んな人と出会ってきたか、どのようにして成功をつかんだか、どのように逆境を乗り切
ってきたか、どのように自己管理してきたか、どのように人生を考えているか、人のた
めに何ができるか、etcということなのではないだろうか。

 というわけで、私は地道に私のお仕事をやっていきます。余計なことはしたくない
し、余計なかかわりも持ちたくありません。
[2003年11月6日 22時33分42秒]

テーマ: どこまでも、地球は地球。   
 TEACCHだろうと、ABAだろうと、Social Storyだろうと、典型的なやり方が通用する時
期は、ほんのわずかな期間。それはそうだ。すべての人はユニークで、状況は刻一刻と
変わり、全く同じということはないからだ。告知がスタートでしかないように、それは
導入でしかない。
 どれが一番と争うことも、「私は○○を極めた」と言うことも、とってもとっても虚
しいことだ。序言と結語のある講演会に行くと、分かったような気になるかもしれな
い。魔法の方法で行動が改善する幼児を見ていると、これで安心だと思うかもしれな
いけれど…。

 しかし、ここは、空間的にも時間的にも、どこまで行っても地球なのだ。指導する側
は、自分が関わった短期間の間に変化が見えさえすれば、それを成果として自慢できる
かもしれない。でも、本人は、どこまでも地球を生きていかなければならない。永遠
に、構造化し、応用行動分析し、ソーシャルストーリを書き続ける。
 たとえそれが、自力でできるレベルであろうと、支援してもらえる人を自分で探し出
せるレベルであろうと、自助できるレベルであろうと、誰かに依存しなければ生きてい
けないレベルであろうと、メニュー自体は変わらない。レベルが違えば、質的に違いが
あるだけ。どっちもたいへんで、レベルが高くなれば高くなったで、別の苦しみを背負
わなければならない。なのに、「自分でできるから大丈夫だ」とか「人がやってくれる
から楽だ」と言われてしまう。これに関しては、支援者だけでなく理解者が必要だ。
 ちょうど同じレベルで、ちょうどおなじ状況にいて、ちょうど同じ心境にいる人や、
その家族を探すのもたいへんなので、誰かの構造・誰かの行動分析・誰かのソーシャル
ストーリーがそのまま使えるというわけでもない。話の通じる相手に巡り会うのも難し
い。
 本当は、自閉症者がこの地球上に安心して生きていくためには、オリジナル三点セッ
トと、支援者と、理解者と、話し相手が必要なのだ。

 それなのに、つい最近まで、自分の身を護るための武器も持たず、自分には仲間がい
ることさえも知らないまま、一人一人がバラバラに、地球上をサバイバルしていたとい
うことになる。
 「仲間がいる」ことが分かったからといって、どうにもならない。「とりあえず、会
ってみるか」というところ。(まあ、だいたい「接点」は「点」のことが多いので、つか
ず離れずうまくやるためにも、ルールがいる。「仲間だから、会わせてやれば喜ぶだろ
う」なんて安易に考えることができるのは、やっぱり他人事だからなんだろうね。)
[2003年11月1日 18時9分45秒]

※本人以外の書き込みはできません。
テーマ



記事一覧に戻る