代々木公園ドッグランで遊ぼう!

Report

2010-04-25

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【代々木公園ドッグランの開設は2007年4月28日】
代々木公園ドッグランは、サポータークラブ組織結成とその運営支援活動が継続されることを前提に2007年4月28日に代々木公園に開設されました。開設までには幾度もドッグラン開設準備説明会が開かれました。また園内のどこにドッグランを作るかの検討と議論が幾度となく行われました。そして、都心の公園では最大級の3500㎡の広さを誇るチップ採用のドッグランが誕生しました。地元の愛犬家や多くの公園利用者に注目されたオープンでした。開設当時、オープンから3日間で1600頭のご利用登録証が発行されるなど、このドッグランに対する愛犬家の関心度が非常に高い事も話題となりました。その後、ご利用者増加と登録証発行が増え続け、2008年6月15日で8900頭の登録証がご発行されました。

【世界のドッグランの歴史】
ドッグランは公園から誕生致しました。1990年アメリカ・ニューヨーク市では市内の公園内で犯罪が多発していました。そこで、ニューヨーク市や公園を利用する市民が防犯上の対策として、愛犬と同伴して公園を利用する事を薦めました。すると犯罪が減り始め、その後、一緒に公園を散歩してくれる愛犬に感謝する意味で、飼い主さんとの散策後に愛犬がノーリードで自由に遊べる施設を作る提案が起こり、マンハッタンのセントラルパークに世界で初めて犬専用のノーリードの施設が誕生しました。

【日本のドッグラン施設】
日本のドッグラン施設の発展は、観光施設やアミューズメント施設・宿泊施設の付帯サービス施設として1995年頃から全国各地に数多く誕生し始めました。ニューヨークやロンドンの様に大都市の中心部で生活に密着したドッグラン施設の誕生ではなく、郊外での遊休地や観光地施設などの付帯施設として発展して来たと言ってよいでしょう。人口密度の高い大都市でのドッグランは、2000年頃までは、都市の地価高騰や地域住民や環境問題上からなかなか開設が出来ませんでした。大都市内でドッグラン施設を作り、有料化した民間経営としての事業化も1998年頃から全国各地に誕生はしましたが、安定した事業収益が維持しにくい環境が続き、代表的な長期事業の成功事例が少ないのが現状です。

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そんな中で、最近注目を浴びているのが郊外の大型商業モールの開発プロジェクト施設におけるドッグランの併設事例の成功例です。大都市でのドッグラン用地確保難と管理維持費課題をショッピングモールのテナントに負担させた運営スタイルのドッグランです。残念ながら用地施設費の関係でまだ郊外地区に限られていますが、ドッグランの安定した民営事業化の一つのスタイルとして注目されています。

【日本の大型都市公園でのドッグラン誕生】
ニューヨークやロンドンの公園ドッグランの誕生と情報が日本でもインターネットを通じて話題になり、公園にドッグラン施設を設けようとの愛犬家の要望が各地で行政に陳情されました。しかし、その実現になると、色々な課題をかかえていたのが日本の都市公園におけるドッグラン事情でした。そんな中、2001年4月に東京都立駒沢オリンピック公園で公園を利用する愛犬家の有志が、ニューヨークの様なノーリードで遊べるドッグラン施設を園内に設けてもらう運動が始まりました。公園を利用する地元愛犬家の署名活動で6534人の署名をあつめ、ドッグラン施設要望書が都に提出され、幾度となく都の公園関係者及び地元住民の方々などに働きかける運動が続きました。

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その結果、2002年4月駒沢オリンピック公園にドッグランを作る会が正式の発足、行政や公園関係者に陳情活動後、2002年12月2日に「試行施設」として条件付きでのドッグラン施設を設ける事が認可され、その運営にはボランティア組織団体が運営支援活動を行うことが開設条件となりました。2004年12月2日に駒沢オリンピック公園と神代植物公園の2都立公園内にドッグランが誕生しました。日本における大型都市公園でのドッグラン誕生です。以降、ご利用者間トラブル防止対策や地元住民の方々への理解と運営支援活動を継続し、東京都は2003年12月2日に、この2つのドッグラン施設を都立公園正式施設として本運営を公認しました。それ以降、東京都はドッグラン場の運営をサポートするボランティア組織団体が結成されている事を前提に、城北中央公園・小金井公園・舎人公園・芦花公園などに相次いで都立公園ドッグラン施設を順次開設しました。代々木公園ドッグランは2006年にドッグランを作る会が結成され、施設要望の働きかけの活動後、2007年4月28日にオープンしました。

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【代々木公園ドッグランの誕生】
代々木公園ドッグラン場が誕生するまでの経緯です。2001年に原宿地区の愛犬家の有志が、代々木公園にドッグランを作りたいとの働きかけをしたのが代々木公園ドッグラン誕生のきっかけです。その後、有志の方々によってドッグラン施設の要望活動を行いましたが、行政側からの表立った動きはありませんでした。2005年5月に代々木公園愛犬家の有志が、駒沢オリンピック公園ドッグランのボランティアグループの誘いを受けてドッグラン運営の見学会を開催しました。同年、都が主催するドッグラン連絡会において代々木公園の地元愛犬家有志による設置要望が提出されました。2006年3月に代々木公園愛犬家の有志数名が、当時の公園管理事務所へドッグラン施設の陳情活動を行いましたが、まだ行政側の具体的な動きはありませんでした。2006年の10月、都立公園に新設のドッグランの開設検討会において都心の中心部にある代々木公園にドッグランを設ける意見要請が再び起こりました。その後、開設検討が都側で行われ、幾度の検討後、代々木公園にドッグランを作る会が結成され、ドッグラン候補地の検討協議が都の公園関係者で行われました。ドッグラン施設の候補地には、公園内のトイレ・売店・駐車場・公園管理事務所に近くて、夏期の強い日差しのシーズンでも樹木の陰で愛犬を日差しから守れるドッグラン用地として現在の場所が決定され、愛犬の足に優しいチップ採用が決定されました。同時に、開設に向けて園内の相当数の古木や風で折れた枝木がドッグランのチップ用として公園集積場に集められ、開所までに十分に足り得るチツプ作りの準備が始まりました。またドッグランの広さをどのくらいにするか?の検討もドッグランを作る会と公園側で意見交換会が幾度も検討され、代々木公園の緑の森を生かした3500㎡の大型面積を確保する事が決定しました。

また、ドッグラン用地に点在している樹木は伐採せず、そのままを生かした状態でドッランの柵を作る事が決まり、施設工事では必要最低限の樹木の3本のみが安全上の観点から伐採されることになりました。2007年3月に開設に必要なチップ量が園内のリサイクル活動で確保された事を確認し、ドッグランの開所日を2007年4月28日と決定されました。報道関係では都側から代々木公園ドッグラン開設のプレス発表されたのは開所の1ヶ月前でした。オープン当日には800名近い関係者とご入場者が集まり、盛大に開所式が行われました。2007年4月28日午前10時オープンしました。

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