春のSLを追い掛けて 大井川、秩父編 2001.04.29
1976年7月に大井川鐵道でSLが営業運転を開始した。そのときはたった1両のSLだった。そして21世紀を迎えた今、8形式15両ものSLが日本各地で復活した。つまりSLを追って春を撮影するという、ちょっと前までは夢のようなことも可能になったのである。 そしてついに春が来た。今年の桜は綺麗である。サラリーマンの私にとっては日本全国を回るのは難しいものの、東京近郊ということで大井川、秩父そして磐西と春を追い掛けてみた。 まずは4月7日の大井川鐵道。昨年は桜の開花が遅く、家山の桜祭りの臨時SLは梅の中を走るようになったが今年は満開の桜を見ることができた。 |
朝の出庫に向け準備が始まる。(135mm) |
花見客の歓声を浴びながらSL列車は走り抜ける。(100mm) |
今年の桜の大井川撮影はKURIさん、植原さんとご一緒した。 大井川の撮影はまずは家山を中心で始める。家山は大井川鐵道沿線で最も有名な桜の名所。今年は地元テレビ局でも紹介したことから人手が多いらしい。9時半頃に家山に到着したがもう沿線は花見客が大勢出ており、否が応でも気分を盛り立てる。 桜は満開を過ぎ、散り始め。花見酒を飲むには絶好である。また今年の桜は花が密集しており、撮影にも好都合であった。 そんな中我々は家山行きの臨時列車までアングルを変えて撮影に興じたのであった。 |
沿線は警備のため社員の方が巡回中(100mm)。 |
桜をバックにC12が快走(100mm) |
家山の桜並木を大井川鐵道で第2の人生を歩む旧近鉄の車両が桜吹雪を浴びながら走り抜ける。(300mm) |
毎年恒例となった「さくら」ヘッドマーク付のC11。露出がちょっとアンダー気味だったのが残念。(300mm) |
花見客もSL列車をお出迎え(50mm)。 |
新緑が芽吹いた第一鉄橋を、珍しく金谷方向に正向きのC56が行く。(200mm) |
今年の桜の開花は早く、関東近県ではあっという間に咲いてしまった。大井川鐵道を訪問した1週間後、秩父鉄道に桜を求めて訪れたものの桜については残念ながらもう散ったあとであった。しかし、沿線にはそれ以外にも多くの春の花々が迎えてくれた。 今回の秩父訪問は4月15日に登軌輪倶楽部のドリーム若林さんとご一緒した。 8時半に寄居に到着し大麻生方面にロケハン。結局は武川の菜の花を1発目とした。 |
SL通過前のおまけ。おまけの方が順光で綺麗に写ったりします^_^;。でもこれも他ではもうみられない101系なんですよね。(100mm) |
本命のSL。思ったよりは煙を吐いて来ました。(100mm) |
久しぶりに行った樋口のお立ち台。陽射しが強く側面がつぶれ気味なのが残念。(135mm) |
この日は線路沿い以外も春の花が満開のため沿線は渋滞が各地で発生。しかし、なんとか国道以外の道を使いこのあと長瀞、浦山口と撮影をこなした。しかし、春の花がないのでここでは割愛した^_^;。 撮影後三峰口に行き、子供達で沸き返る駅をスナップ。最後に入換風景を収め、返しの撮影となった。 |
入換風景を17mmで流し撮影 |
山桜も斜面に咲く長瀞橋梁C58が渡る。(200mm) |
大勢の御同業が集まった波久礼の桜?SLはサービスの煙を出して走り抜けた。(50mm) |
このあと磐越西線へ春を求め撮影に出かけた。作品は左をクリック(^^) |