ところがですよ。走り始めちゃうと違うんですね〜。ま、安全第一なことは変わらないので、コーナー進入とかは無理をせずに引いてましたが。
で、タイヤの空気圧!、前にも書きましたが予選の時より下げたわけです。そしたらですね、どのコーナーもびっくりするぐらいニュートラルなんですよ。気持ちが良いぐらいに。
そんなこんなでピットからはポジションだけを出してもらってて、11位だとか24位だとか、ほんとは何位なんだよ...って思いながら走ってて、最初のころは安全策でいつもより1段下のギアでコーナー回ったりしてたんだけど、途中からいつものように小さいコーナーは4速、それ以外は5速っていう走り方に変えてみたりして。
ヘルメット越しに聞こえるCRキャブの吸気音も心地よくて、なんだか乗れてきたなぁなんて思っててもタイムは伸びてなくて(笑)。「やっぱり筑波は楽しいなぁ」って走ってたら最終コーナーで2台がストップしてる。時間はスタートから25分が過ぎたころかな。セーフティカー(RX-8)がコースインした様です。しばらくはSC先導でパレードランになりました。
このころが各チームともドライバー交代の時間なはず.....。「でも以前のレースでSCが入ってるときはピットアウトできないはずだよな...」と思いながらピット出口の信号を見ると赤だし。ってことは、このままSCに付いて走っていれば順位は上がるはず。何周かするとピットにはたくさんの車が止まってる。「ほ〜ら、出られないでしょう..。ふふふふ、作戦成功だな。あとはSCがピットインしたときに自分も入ればロスが少ないな。できればもう1周してくれるといいなぁ」
などという姑息なことを思いながら作戦通りにSCと一緒にピットイン。エースドライバー鈴木さんと交代です。「足はニュートラルで、いつもの様に4速でコーナー回れます!」と鈴木さんに伝え、鈴木さんはピットアウトしていきました。鈴木さんが1周して帰ってきた時点で総合8位ぐらいで、鈴木さんは33秒台でラップを重ねて一時は総合5位、クラス2位の順位がサーキットモニタに表示されました。
(このころ、計時システムがパンク寸前でなんだか怪しいんですが...)
鈴木さんは順調に周回を重ね、終了予定の16時を迎えても....あれ、チェッカーがまだでない...。最終的に16時7分にチェッカーとなりました。
|