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 Lesson 3 採寸と切り出し

ステアリングの採寸
ステアリングの、外径とグリップ部の太さを測る。外径から外周を計算、30パイなら94センチ、36パイなら115センチぐらいになる。グリップ部は一番細いところを測る。ナルディクラッシクだと約9センチ。

型紙の製作と革の切り出し
型紙は、新聞紙で可。とはいっても新聞見開きでは100センチはとれないので繋ぐ必要がある。ちょっと大きめに作るのがベター。
その型紙にしたがって革を切り出す。切り出すときは、革の表面に傷の無いところを選ぶこと。OLD TIMER誌ではスポーク部も一枚で縫うという手順で枝出しをしていたけど、難しそうなのでパス。(笑)

ステアリングに巻いて微調整
切り出した革をステアリングに巻いて微調整をする。革は以外と伸びるのである。伸ばしながら巻き付け、円周長さとグリップ部を調整する。円周部はつなぎ部分の折り返しを考慮して2センチ程度長めにとる。
ここで、外周と内周の長さが違うということに気付いた人は正解。(笑)どう考えても内側の革が余るんですよ。1ヶ月悩みました。
また、伸ばすと幅が縮むし。伸ばしかげんも一考です。

この微調整が革巻きの全てと思っていいです。特にグリップ部の太さが正確に出せないと縫合部のステッチが乱れる。幅が太いとだぶついて、細いとうまく付き合わない。
ただ巻いただけのとき、内側が余っていても、この太さ(幅)だけきっちりカットできていれば、なんとかなりますから。

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