新聞などで出馬表を見ているとマルに外やマルに市とか書いてあるのを見たことありますか? あれは何の意味でしょう?それぞれの意味をまとめてみました。 ・マルに外(マルガイ)外国産のお馬さん。 外国で生まれて日本でデビューしたお馬さんのことです。 外国で生まれて外国で走っているお馬さんは、四角に外(カクガイ)です。 マルに混の印があるレースにはマル外のお馬さんも出場出来ます。 ・マルに市(マルイチ)市場公売馬。セリ市で売買されたお馬さん。 エリートなお馬さんなは、生産者の人との直接取引をするのに対して、 マルイチのお馬さんは庶民派と言ってもいいかな?カツラギエースはジャパンカップG1で優勝 したマルイチのお馬さん。 ・マルに父(マルチチ)父親が内国産場のお馬さん。メジロドーベルはメジロライアンの娘だから マルチチのお馬さんです。 ・マルに抽(マルチュウ)抽選馬。JRAはセリ市で安く落札したお馬さんを独自で調教して、 育てた後、抽選で当たった馬主さんに売却する制度を持っている。そうやって買い取られたお馬さんが マルチュウになる。オークスG1の優勝馬イソノルーブルはマルチュウのお馬さんだ。 アラブ系の抽選馬は、四角に抽(カクチュウ)です。 ・マルに地(マルジ) 地方競馬から中央競馬へ転入してきたお馬さん。ハイセーコーや オグリキャップは、とっても有名ですよね。今も地方競馬所属の馬は、四角に地(カクジ)。 騎手斤量のところにも印がついています。あれは、新人騎手の減量特典なのです。 新人騎手はベテランより技術が劣るのでハンディがもらえるわけです。 結構面倒な制約付きです。 数え年26歳以下の通算20勝以下の新人は3キロ減で印は▲、30勝以下は2キロ減で△印、 40勝以下は1キロ減で☆印です。 レースの時お馬さんは斤量といって重りを背負っています。定量戦とか、ハンデ戦とか、 レースの種類によっても重さは違います。牡馬と牝馬が一緒に走れば牝馬の方が斤量を 軽くしてもらえます。例えば斤量▲53キロと書いてあるのは、一般騎手なら56キロで 走るところを新人騎手(しかも彼は18歳で、なおかつ通算5勝しかしていない)なので 3キロ軽くしてもらって、53キロで走れるということです。 予想に使う◎◯▲△Хの印はだいたいわかりますよね。 ◎は本命、1番だと思うお馬さんに付けます。 ◯は対向、本命と互角に近いと思うお馬さんに付けます。 ▲は単穴、展開などによっては一発逆転、本命にも勝っちゃいそうなお馬さんに付けます。 △は連穴、連に絡みそうな(2着はあるかも知れない)お馬さんに付けます。 Хは穴馬、人気は無いが気になるお馬さんに付けます。 新聞によって印の意味も違ったりしますが、だいたいこんな感じですね。 |